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from: 倶楽姐さん
2012年09月07日 04時34分35秒
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ターラントまでの大移動
あまりご存知ない方のために書いておくと、
イタリア長靴の爪先、親指の爪のちょっと上あたりにトロペーアがあり、
土踏まずが終わって踵になる辺りにターラントがあります。
長靴全体から見たらたいした距離ではないのですが、
長靴の履き口のミラノから、すねの真ん中辺りのローマまでは、
距離はあっても高速列車1本で3時間半で移動できちゃうのに、
このトロペーア〜ターラントの移動は、それはそれは大変なことなのです。
事前に調べた段階で、こりゃ大変とかなり覚悟したその全貌は、
トロペーア7:49〜ラメツィア・テルメ9:00
ラメツィア・テルメ9:30〜(ここのみIC)〜パオラ10:07
パオラ10:43〜カスティリオーネ・コゼンツァーノ10:57
カスティリオーネ・コゼンツァーノ11:51〜シバリ12:42
シバリ14:05〜メタポント15:15
メタポント15:30〜(ここのみTrenitaliaのバス)〜ターラント16:40
なんと乗り換え5回、列車5種+最後はバスというもの。
乗っている時間の合計はたいしたことはないのに、
待ち時間がけっこうあって、スタートからゴールまで
順調に行っても8時間51分もかかるのです。
順調に行くなどと言うことははなから考えられないイタリア。
でもまあなんとかなるかもね、と早起きし、
部屋で朝食を済ませ、弁当(パニーノ)を作り、
前日からお願いしていたタクシーに乗り、ちゃんと予定の列車に乗りました。
レジョナーレ(ローカルの普通列車)とは言え、冷房も効き、車内もまあまあきれいで、
ああイタリアの列車もこの15年ほどできれいになったものだと思いながら
定刻にラメツィアテルメ着。
次のICも定刻に来て、パオラにも定刻で到着。
ここまでは、カラーブリアの海沿いを走り、どこも海が本当に美しくて、
どこにでも1〜2週間ぐうたら滞在したいと思いました。
ところがです。
私たちの乗る列車の来るはずのホームに、
とっくに出発していなければいけない列車の表示が。
見てください。
この時計、珍しく合っています。
8:55発が、10:15過ぎてもまだ到着せず、100分遅れの表示。
この列車ミラノから夜行で延々とシチリアのシラクーザまで行く列車です。
ただでさえすっごい時間がかかるのに、100分って・・・
出発案内のテレビモニターを見れば、案の定、私たちの乗る列車も20分遅れの表示。
その先のカスティリオーネ・コゼンツァーノで50分以上待ち時間があるので、
20分遅れぐらいはどうということもなしですが。
100分遅れの列車は110分遅れぐらいで2番線を出て行き、
やっと私たちの列車の表示がホームに出たと思うと・・・
遅れの表示が25分に変わっています!
これだよ・・・
そのうち列車が来てもいいのに、と思う頃、30分、35分、40分…と5分ずつ増えていきます。
遅れのお知らせとCi scusiamo per il disaggioのお詫びのアナウンスも何も無く…
あれがあったらあったで、あまりに機械的で腹が立つわけではありますが。
途中待ちくたびれて、昨日の感じの悪かったレストランで
食べ切れなくて袋に入れてきた揚げ物2個とピッツァ生地で作ったような細切り薄パンをおやつとして食べました。
イタリアでの移動は、こういうちょっとした持ち帰り品が本当にお役立ち。
結局、50分以上遅れて列車は到着し、
53分遅れの11:50に出発。ああ、次の列車には乗り遅れだわ(乗り継ぎの列車は11:51発)。
列車は長い長いトンネルを通り、
途中トンネルの中ですれ違う列車の待ち合わせをしてまた遅れ、シバリに着いたのが12:02。
ところが、ホームの反対側のだいぶ先に列車がいて、
降りた人たちがたくさんそれに向かって走っています。
とりあえず、私たちもスーツケースを転がして走り、シバリ行き?と訊いたらそうでした。
乗り込んで、座り、やれやれと思った途端に発車。12:03。
この列車も11分遅れで発車したわけですが、ずるずると遅れを加速し、
28分遅れでシバリ到着。
ここに着いたときは、ほっとしました。
もう乗り継ぎの心配がなくなり、あと1つバスに乗ればいいのですもの。
30分遅れで着いても、まだ1時間近く時間があるので、バールで冷たい飲み物でも飲んで
弁当を食べようと思っていたのに、なんと駅バールはお休み。
駅前には何にもないので、近くに偵察に行ったら、
歩いて2分ぐらいの交通量が多い道沿いにバールがありました。
なんと!生ビールがあります!!迷わずそれを注文。
や、やすい。中グラス2つで5エウロ(1杯250円)。
外の、パラソル付きのテーブルで、お弁当を食べながら気持ちよーく飲みました。プハッ!
その後のバスはほぼ定刻で出発し、ほぼ定刻に目的にターラントに到着。
途中で気を揉みましたが、とりあえず予定通りに辿り着けてバンザーイ
皆様、南イタリア旅行のプランを立てるときは、
けして西から東へとか、その逆のプランを考えてはいけません。
南北方向はけっこうスムーズに繋がりますが、
東西は、よいルートがありません。
次に行くときはカラーブリアならカラーブリアだけ、
プーリアならプーリアだけに行くことにします。
コメント: 全4件
from: ザヴィエルさん
2012年09月09日 09時18分18秒
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「:ターラントまでの大移動」
ぐら姉さん
> タクシーチャーターと言う選択もありでしょうが、
> こんな移動にチャレンジしてみたくもあったというのが本音です。
そのM的気持ち分かります(笑)タクシーチャーター人には勧めますが自分では面倒な方を選びます、苦労した事の方が後に成ってよく憶えていて楽しいですよね、もしかしたらイタリアの本当の楽しみ方は「おいおい今度はそう来たか」的な事を乗り越えるのが本物かも。
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from: ぐら姐さん
2012年09月09日 08時16分46秒
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「Re:Re:ターラントまでの大移動」
ザヴィエルさん、
> やっぱりねーイタリアで一番位移動しにくそうなルートと思ったのは当たりましたね、待ち時間と列車の少なさよりも遅れると何時くるか分からないのでその場を離れられないし変更多いし神経つかいます、たまに早く出発する事も有りますし。
> タクシーチャーターの方が3時間半位で良かったのでは、料金は田舎のは個人営業で交渉しだいな感じですし半日チャーターでそんなにしなさそうですが。
はい。覚悟はしていたので、想定外というわけではないのですが、
それでもやはり大移動でした。
タクシーチャーターと言う選択もありでしょうが、
こんな移動にチャレンジしてみたくもあったというのが本音です。
> そのホテルの向かいにこのオヤジのやってるグリル屋が有ってそこでトロペアーナのサラダを食べました。この店まだあったかな?
ありましたよ!
ぶっといサルシッチャを縦半分に切って焼いて、それをパンに挟んで売ってもいました。
かなりそそられたのですが、昼は毎日部屋ご飯だったので、一度も食べずじまいでした。
今度(多分来年)行ったら食べてみようと思います。
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from: ザヴィエルさん
2012年09月08日 22時02分46秒
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「Re:ターラントまでの大移動」
ぐら姉さん
やっぱりねーイタリアで一番位移動しにくそうなルートと思ったのは当たりましたね、待ち時間と列車の少なさよりも遅れると何時くるか分からないのでその場を離れられないし変更多いし神経つかいます、たまに早く出発する事も有りますし。
タクシーチャーターの方が3時間半位で良かったのでは、料金は田舎のは個人営業で交渉しだいな感じですし半日チャーターでそんなにしなさそうですが。
マリーナピッコロの端のホテルのプライベートビーチ?の高いパラソル&チェアー
そのホテルの向かいにこのオヤジのやってるグリル屋が有ってそこでトロペアーナのサラダを食べました。この店まだあったかな?
トロペーア編で聞きたい事が有ったんですがタイミングのがしたもので後追いで質問してもいいですか?
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ぐら姐、
from: ぐら姐さん
2012年09月09日 10時45分58秒
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「Re::ターラントまでの大移動」
ザヴィエルさん、
> そのM的気持ち分かります(笑)タクシーチャーター人には勧めますが自分では面倒な方を選びます、苦労した事の方が後に成ってよく憶えていて楽しいですよね、もしかしたらイタリアの本当の楽しみ方は「おいおい今度はそう来たか」的な事を乗り越えるのが本物かも。
分かっていただけて嬉しいです。
そういうの、結構あります。
振り返ってみて、記憶に残っているのは、理不尽な困難に出会って、
でも何故か結果オーライになって楽しかった!ということだったりするんですもの。
> 出た!プーリア名物の前菜地獄、、、ぐら姉さんはどって事無いでしょうが小食の私は食い倒れます、でも全部好みだ、見た目が悪いもの程旨い、、、、伊勢エビ安いのかな?おぉセミエビも。
おおぉぉぉ・・・と心の中で歓喜の叫びを発するんです、私。
このぐらいなら絶対に食べきれる自信があるので。
そして、おそらく隠し切れない笑みが浮かんできているのです。
プーリア大好き!と今回も思いました。(この次も次もそうでした)
3日ぐらいキッチン付きの宿に滞在して、
イセエビやらセミエビやらを買って調理して食べてみたいです。
(でもこのまちの値段と作る手間を考えたら、店で食べた方がいいか)
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