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  • from: ふみやさん

    2001年08月30日 23時30分33秒

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    ぼくが知っている2,3の事柄

    だいぶ前になりますが、アリゾナ州とフロリダ州から日本に来た女子大生のおかしな失敗談を紹介します。

    2月頃の話です。
    先ず、お断りを。以下長文です。

    彼女たちには初めての日本の冬です。
    でも、2月になると大学が入試などのため、在学生には一番暇な時期です。
    彼女たちはどこか暖かいところへ行こうと考えました。
    故郷アリゾナのフェニックスもフロリダのマイアミも寒さには縁がありません。
    日中のポカポカした日に、この二人はヒッチハイクで西に向かいました。
    背中のザックには一応野宿できるような装備が入っていました。
    親切なトラック・ドライバーは二人を静岡まで連れていってくれました。

    二人とも貧乏学生でしたから、ホテルや旅館に泊まるお金がありません。
    海岸で野宿することに決め、寝袋を出して横になりました。
    海岸のないアリゾナ州出身の学生が聞きました。
    「海辺は風が強くて少し寒くない?」
    海岸に行けば常夏のフロリダ出身の学生が答えました。
    「風向きが変われば暖かくなるわよ」

    夜が更けてくると、気温がどんどん下がってきました。
    二人はガタガタ震えながら「寒い。寒い」と暖かいところをさがしてあるきます。
    でも、あたりは真っ暗。寄せては返す波が心細さをいっそうつのらせます。
    とうとう、二人は海岸から離れて、風よけとなるものを見つけました。
    野菜農家の低いビニールハウス(Solar House)に横です。

    二人はそこに身を横たえて寒さを凌ごうとしました。
    風は来ませんでしたが、日本の冬の夜空の外気では凍えそうでした。
    二人はどちらかともなく、横になったまま抱き合い、お互いに暖をとります。
    それでも、寒くて眠ることはできません。
    ようやく長い冬の夜が明けようと空が白み始めたとき、二人はとびおきて道路に向かって走りだしました。

    この二人がそのままヒッチハイクで東京に帰ったのは言うまでもありません。
    そしてそれぞれのホームステイ先で、このおそろしい体験談を、Host Family に話しました。
    「わたしたちは、本当に運が悪かった」と真顔で言いました。

    この話をアリゾナ出身の学生から聞いたのがぼくです。
    その後、彼女はしばらくすると、日本人青年と結婚しました。
    彼らは、彼女の故郷フェニックスでカソリック式で、次いで花婿の故郷、甲府で神前で二度結婚式を挙げました。
    この両方の結婚式に招待されたのも、ぼくと妻だけでした。

    こういう人たちがたくさんいるアメリカという国が自国の標準を世界標準と押し付けていいのだろうか」と思う反面、
    これだけ多様な人々が暮らす国の標準だから、世界標準になりうるのか」とも思いました。

    みなさん、どう思います?

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