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  • from: 海彦さん

    2005年11月29日 11時56分43秒

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    「Re:憲法改正論」
    標題、恐縮して訂正致します。
    ご指摘、ありがとう存じました。

    >警察力は強制力や制圧力である、と云うならそれはもう立派な戦力ですよ・

    そうですね。御貴殿が仰ることもよく理解できます。
    ただ、拙者は戦力というものは国内法では規制できない概念だと思うのです。
    いや、いったん行使されれば、それは規制するどころか最大限に発揮されなければならないものです。
    それが戦力、即ち戦争遂行能力としての力ではないでしょうか。

    >犯罪者側から見れば自分に向けられたその力は明らかに攻撃力ですよ・
    1972年の浅間山荘事件…のように犯罪者が集団として存在するなら、警察はあからさまにその圧倒的な武力を攻撃力や戦力として使用しますよ・

    あれは攻撃力や戦力だったでしょうか?
    警察は自らの武力を法によって規制、制約されていました。
    武力をあからさまな殺傷力として用いることは許されず、あくまで強制、制圧を旨としてその力を限定的に行使していたでしょう。

    >海彦殿は、自衛力だろうと防衛力だろうと日本がその“力”を保持すること自体に異論はないんですね?

    もちろん、その“力”=戦力の保持にまったく異論はありません。
    拙者が言いたいのは、「その“力”(戦力)」は「自衛力だろうと防衛力だろうと」と呼ばれた瞬間に消極的な力に転化するということです。
    したがって、

    >俺が思うに、自衛力も防衛力も、いち戦力に変わりはなく、その“使い方”によってその力の名前が変わっているようにしか思えないのですが・

    とのお考えには賛同でません。
    「使い方”によってその力の名前が変わっている」のではなく、「その力の呼び方によって使い方が決まる」と考えるからです。
    例えば、戦力は先制攻撃力にもなり得ますが、自衛力はや防衛力は決して先制攻撃力にはなりえないのではありませんか?

    >『命よりも大切なものは無い』と云いますが、それは“誰の命”についてでしょうか?

    命のなかで誰の命が一番大切でしょうか?
    戦前までの我が国では国民の命であり、家族の命であったでしょう。
    少なくとも建前としては、自己の命の順位は最後尾でありました。
    現在は個人主義の風靡する世の中ですから、一番大切なのは自分の命なのではないでしょうか?

    >降伏という選択肢はその犯罪行為を許すということになります・
    そしてそれを許すということは、誰かがそれを“取り締まるまで”延々とその行為が許され、被害者を生み続けることになります・

    『(自分の)命よりも大切なものは無い』のですから、命のためには降伏する、犯罪行為を許し、被害を諦受し続けるということになりましょう。
    そして、自らが自らを助けないかぎり、誰もそれを取り締まってはくれますまい。

    >そうならないためにも、他国と協力してでも断固その犯罪行為と戦うべきだと俺は考えます・それが治安のないこの世界で共通の平和を維持するための最善の方法だと考えています・

    そのためには、「命よりも大切なものが有る」と世界観を転換し、自らを自らが助けるしかないのではありませんか?
    他国と協力するのはその後のことでしょう。
    「命よりも大切なものが有る」とする国々が、「命よりも大切なものは無い」とする国と真剣に協力するはずがないだろうからです。

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  • from: こうちんさん

    2005年11月29日 03時52分49秒

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    「Re:Re:憲法改正論」
    警察は事件が起きたに動くとは限らないですよ。
    海外の来賓がある時には警察は動員されているではありませんか。
    首相や天皇家が訪問する時も警察は沢山動きます。
    警察の仕事は一般市民に対しては法律を押し付けるだけで、助けてまではしてくれません。
    何故ならば、事件が起きてから動くわけでしょう。
    彼らの主たる仕事は要人を護ることですよ。
    誤解無いように。
    だから、批判の対象になるのです。

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  • from: 『Kazemaru』さん

    2005年11月28日 17時23分51秒

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    「Re:憲法改正論」
    レス文が長くなってきたので、議論の明朗化と根本的な意見の違いを追及するために論点を絞ります・


    警察力は強制力や制圧力である、と云うならそれはもう立派な戦力ですよ・
    犯罪者側から見れば自分に向けられたその力は明らかに攻撃力ですよ・
    たとえばわかりやすい例に、1972年の浅間山荘事件を挙げてみましょう・
    あの事件のように犯罪者が集団として存在するなら、警察はあからさまにその圧倒的な武力を攻撃力や戦力として使用しますよ・
    そしてその戦力の保持は認められていますよ・


    俺は
    『俺達が議論すべきなのはその"使い方"じゃないのか!?』
    と云いました・
    以下、海彦殿の意見を読んでいるとどうも、力の保持云々ではなく、その力の“使い方”を論じているように思える・
    一応確認のために聞くが、海彦殿は、自衛力だろうと防衛力だろうと日本がその“力”を保持すること自体に異論はないんですね?
    話はそれからです・

    俺が思うに、自衛力も防衛力も、いち戦力に変わりはなく、その“使い方”によってその力の名前が変わっているようにしか思えないのですが・


    それともうひとつ・
    『命よりも大切なものは無い』と云いますが、それは“誰の命”についてでしょうか?
    たとえば、突然大量の敵軍が攻めてきました・そして罪のない国民を無差別に殺しています・
    この場合、誰の命を最優先に考えるべきですか?
    加害者である敵軍の命? それとも罪のない国民の命?
    敵軍の命を優先するなら、罪のない国民の命を見捨てることになります・
    罪のない国民の命を優先するなら、敵軍の命を討つこともよしとなります・
    どちらか一方の命しか救えないという状況に陥ったら、どちらの命を大切にすべきですか?
    そしてもしこれが自国とは関係のない所で起きたとしたら、どちらの味方に付くべきですか?

    この場合、降伏という選択肢はその犯罪行為を許すということになります・
    そしてそれを許すということは、誰かがそれを“取り締まるまで”延々とその行為が許され、被害者を生み続けることになります・

    そうならないためにも、他国と協力してでも断固その犯罪行為と戦うべきだと俺は考えます・
    それが治安のないこの世界で共通の平和を維持するための最善の方法だと考えています・



    追伸:
    (標題変えてください)

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  • from: 海彦さん

    2005年11月28日 11時16分21秒

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    「Re:Kazemaru様 (Ⅱ)」
    >一方、国際社会には世界の治安を守る組織は存在しない・
    つまり他国から攻撃されようと侵略されようと、そこに治安はないのだから自分以外の誰かが取り締まってくれる保証などどこにもないのだ・拉致問題や竹島問題、北方領土問題などがいい例である・一体どうすれば防げた?誰が取り締まってくれた?
    ならば己の身の安全は己自身の力で護る以外に術はあるまい・

    そう、国家関係の場合「ならば己の身の安全は己自身の力で護る以外に術はあるまい」とのご主張は正しいと存じます。

    >警察力って何ですか? 自衛力って何ですか?
    警官の持っている拳銃も手錠も、自衛隊の持っている戦車もパトリオットミサイルも、全部ひっくるめて治安や安全を守るために戦うための戦力でしょう?
    戦力とは何か? そんなの議論するまでもない・
    戦力とは攻撃力であり強制力である・

    そのお考えも誤りではないでしょうが、いまいちピンとこない。
    警察力は「戦力」でしょうか?
    強制力や制圧力ではありますが、戦力としての攻撃力とは言えないのでは。
    警察には法という絶対な後ろ盾があり、あからさまにその圧倒的な武力を攻撃力や戦力として使うまでもないと考えるからです。

    他方、国防の任に当たる軍の軍事力は文字どおり戦力でなければならないでしょう。この場合の戦力とは防衛力だけを意味するのではありません。
    攻撃力をも含むものです。いや、戦力を防衛力と攻撃力に分けること自体がナンセンスではないでしょうか。

    >戦力とは人の命を救う(護る)ためのものではござらん。
    人を殺して自分を活かそうとするのが戦力でござろう。そして、そうするからには殺されてもよいとする覚悟が戦力を戦力とするのでござる。

    と申しましたが、「人を殺して自分を活かそうとする」や「そうするからには殺されてもよい」は、即ち「命よりも大切なものが有る」という信念に根拠付けられて始めて可能になる覚悟でしょう。
    そして、この「命よりも大切なものが有る」との信念こそが「戦争と平和の母胎」であり、「進歩と発展の原動力」でもあると考えるのです。

    世界の国々が例外なく、軍事力を自衛や攻撃に分けずに渾然一体の戦力として具備強化するのは、「命よりも大切なものが有る」との強固な信念を持って自国の進歩と発展を目指しているからではないでしょうか。

    翻って、我が国の軍事力は防衛力として厳しく限定されています。
    それは、世界各国とは反対に、この世に「命よりも大切なものは無い」との信念を持っているからでしょう。したがって、命を賭けてまで守るべきものは人命以外には有り得ない事になります。竹島問題、北方領土問題などがいい例でありましょう。


    その考え方から導かれるのは、攻撃されないかぎり反撃しないという態度であり、反撃するとしても、より以上の再反撃を受ける恐れがあればその反撃もしないという態度です。よって、圧倒的な力で勝てる場合(警察)は戦うが、負ける恐れのある場合(自衛隊)は戦わずに降伏するということです。

    この国家の考え方を個々人に引き戻して適用すると、負ける恐れのある場合とは死ぬ恐れのある場合となりますから、「自分の命」を賭けてまでは誰も戦わないということになりましょう。拉致問題がそのよい例です。
    「警察力の延長線上にある自衛力」と申し上げた意味がお分かり頂けたでしょうか。

    >[戦力を持つ=暴走する]という日本人特有の馬鹿みたいな思い込み(すり込み)は一刻も早く捨て去るべきだよ!

    拙者は、[戦力を持つ=恐ろしい]という臆病が日本人特有の精神状態なのではないかと思います。
    そして、この病は「命よりも大切なものが有る」という真理に覚醒できるまでは決して治らないのではないかとも思います。

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  • from: 海彦さん

    2005年11月28日 11時12分29秒

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    「Kazemaru様」
    >でも過去のことは忘れよう・
    お互い紳士的な態度で考え合おう・

    との、優しく寛い態度に感激しております。
    こちらこそ、改めてよろしくお願い申し上げます。

    > 法律に違反した行為を取り締まるのが警察なら、それは本当の意味で市民の安全を守る組織とは云えないよ・
    なぜなら被害者が出るのを未然に防ぐ術を持たないからだ・

    なるほど、オーナー殿の仰ることは尤もですが、そもそも警察は未然に犯罪被害者がでないようにするための組織ではないでしょう。
    警察は社会機構の一部ですから、組織成立上の理念から言えば、社会を形成している人間の倫理道徳性を信頼した上に成り立っている組織であることになります。個々人が他者の人間性を信じられなければ、そもそも社会を形成すること自体が不可能でしょう。

    さて、理念上は一人一人の社会人を信頼した上に成り立つ警察ですが、その信頼の基盤である人間性や社会性の規範を踏み躙る人間もなかには出てきます。
    そうした規範を破った人間を法に基づいて取り締まるのが警察です。
    犯罪の取り締まりをつうじて社会の治安、即ち市民の安全を守ることが警察の第一義の使命になりましょう。

    警察は「市民を守るのであって個人を守るものではない」という認識が重要ではないでしょうか。
    この場合の市民とは、倫理道徳や法律を守って社会を構成する人間であり、個人とは自分のことしか考えず規範や法律を守ろうとしない反社会的な人間のことです。
    したがって、基本的に市民は自らの安全を自らで守る必要はないことになります。なぜなら、市民は自らを律することで他者に害を及ぼさないからです。他方、市民にならない個人は、個人で有ろうとして市民を排し害するゆえに自分を自分で守らなければならなくなります。

    >“不条理”があるとするならそれは、身の安全は警察が護ってくれると過信している市民の意識と、犯罪が起こってからしか動けない警察との間にあるギャップの差が不条理さを感じさせるのだろう・

    市民が警察に不条理を感じるのは、市民が市民であるのに反社会的な個人から害されることです。それは市民が市民でいるために作り出した警察組織が、市民にはなろうとしない個人(犯罪者)を厳しく徹底して取り締まらないところから表れるものでしょう。

    >ならば己の身の安全は己自身の力で護る以外に術はあるまい・

    とのお考えは、市民と個人の違いを明確に区別しない態度ではないかと思われますが、拙者の考え過ぎでありましょうか?

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  • from: ミクロさん

    2005年11月27日 01時17分58秒

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    「Re:憲法改正論」
    国家と国民との関係を考えれば足りなくて結構


    国家が完璧すぎれば国民の自由は国家に奪われますよ。

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  • from: ミクロさん

    2005年11月27日 01時15分52秒

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    「Re:憲法改正論」
    別に、人を殺すほどの攻撃から人を守る為に相手を殺せるほどの戦力はいらないと思うがね。


    それと護るとは力である!
    を戦力(殺し)だけで語るのはいかがなものかと…

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  • from: 『Kazemaru』さん

    2005年11月25日 06時02分23秒

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    「Re:Re:憲法改正論」
    海彦殿
    前回の君には非常にガッカリさせられたよ・
    君が自分の考えをしっかり持っている人間だったから余計にね・
    でも過去のことは忘れよう・
    お互い紳士的な態度で考え合おう・


    さて、警察の件についてだが、俺自身はそのシステムを批判するつもりは毛頭ない・
    批判したくてもそれがどうにかできるものでもないことは重々わかっている・
    そういう意味でそこに“不条理”があるとするならそれは、身の安全は警察が護ってくれると過信している市民の意識と、犯罪が起こってからしか動けない警察との間にあるギャップの差が不条理さを感じさせるのだろう・
    海彦殿・ 法律に違反した行為を取り締まるのが警察なら、それは本当の意味で市民の安全を守る組織とは云えないよ・
    なぜなら被害者が出るのを未然に防ぐ術を持たないからだ・
    『安全を守る』とはどういう意味だか分かるかい?
    警察が守っているのは市民の“安全”ではなく、集団内における“治安”である・
    ならば己の身の安全は己自身の力で護る以外に術はあるまい・

    一方、国際社会には世界の治安を守る組織は存在しない・
    つまり他国から攻撃されようと侵略されようと、そこに治安はないのだから自分以外の誰かが取り締まってくれる保証などどこにもないのだ・拉致問題や竹島問題、北方領土問題などがいい例である・一体どうすれば防げた?誰が取り締まってくれた?
    世界はまだまだ“やったもん勝ち”の世界である・
    ならば己の身の安全は己自身の力で護る以外に術はあるまい・


    次に「戦力」について

    >「人を救う(護る)使命を果たすために人を殺せるのが戦力」との認識は少しくピントがずれているのではござらんか?

    俺は『人を救う(護る)使命を果たすには戦力が必要』と云いたいのであって、戦力をそんなふうに定義した覚えはないよ・
    警察力って何ですか? 自衛力って何ですか?
    できれば具体的に教えて欲しい・
    警官の持っている拳銃も手錠も、自衛隊の持っている戦車もパトリオットミサイルも、全部ひっくるめて治安や安全を守るために戦うための戦力でしょう?
    戦力とは何か? そんなの議論するまでもない・
    戦力とは攻撃力であり強制力である・
    だが使い方次第では正義にも悪にもなる・
    俺達が議論すべきなのはその“使い方”じゃないのか!?
    警察が市民を護る為にそれが必要なように、国もまた国民を護る為にそれが必要なのだ! なぜなら他国はそれを既に持っているのだから・

    [戦力を持つ=暴走する]という日本人特有の馬鹿みたいな思い込み(すり込み)は一刻も早く捨て去るべきだよ!

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  • from: まささん

    2005年11月21日 22時46分50秒

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    「Re:憲法改正論」
    憲法第9条については、自民党の草案はダメですね。
    本質的な議論をするならば、まず第9条の第1項について再考すべきでしょう。
    第1項には「国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は」「永久にこれを放棄する。」とあります。
    いくら第2項を変えて戦力を保持できるようにしても、これでは武力の行使は出来ないですよね。
    現行憲法は筋が通っています。なぜなら、武力の行使は認めない→だから当然武力の保持も認めない、という論理の組み立てになっているからです。
    おなじ第9条の第2項だけを変えて、行使の出来ない武力の保持を認めるというのは、明らかに論理矛盾ですね。

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  • from: いおんさん

    2005年11月21日 22時10分22秒

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    「Re:憲法改正論」
    昨日初めて知ったこと。『憲法改正は今までしたことがなかった。』
    へぇ〜(゚∀゚) 9条でなくても大事ですね。

    アメリカ軍にも頼らず自衛隊の武力にも頼らない国防ってないのかな?

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