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from: 『Kazemaru』さん

2003年12月28日 10時19分43秒

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存在意義

ああ結局そういう話になるんだな、と・俺はもっと過去の話ではなく未来の話をしてほしかった・その為に参考なまでに天皇誕生の歴史を紹介したのが、ずるずると歴

ああ結局そういう話になるんだな、と・俺はもっと過去の話ではなく未来の話をしてほしかった・その為に参考なまでに天皇誕生の歴史を紹介したのが、ずるずると歴史の話になってしまった・天皇は物ではなく人である・歴史を残したいのなら時々の文化遺産や文化遺跡を残せばいい・なぜ血筋を現代まで残すのか・その意味は過去にあるのではなく現代にあるからだろう・現代に必要だから皇太子がいるのだろう・
その国の歴史を伝える役割を果たすのは天皇ではない!代々続く伝統や歴史や文化を伝えるのは子孫である我々国民の果たす役割である

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from: 滄海さん

2003年12月28日 21時40分22秒

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「Re:存在意義」
、皇室の意義についていろんなホームページの掲示板とか見ているとさ、あまり皇室の意義について思うことは「政治権力と宗教的権威とを分離することにより、絶妙なバランスを保つこと」ではないだろうかなぁ?
 まず、社会を成り立たせるには権威が必要。で、権威とは、要するに何が正しくて何が正しくないかを決める存在。つまり、規範を定めるもの。権威が否定されたら、その人間は、その社会はどうなるかというと、急性アノミー状態になる Anomie(アノミー)。日本では無規範と訳すけど、正確に訳すと無連帯。連帯のないことをアノミーという。フランスの社会学者デュルケムの発見。人間にとって連帯ほど重要なものはない。連帯がないと、たとえば三蔵法師がタクラマカン砂漠でさまよったような気持ちになる。誰でもいいから人に会いたいという気分になる。その結果、身体的にも精神的にも全く健全な人間が、どんな狂者よりもはるかに狂的に行動するようになる。そして時には自殺する。 で、急性アノミー(acute anomie)とは、権威の否定によって生じるアノミー。もっとも激烈なアノミーと言っていいんじゃないかな。そこに起きるのは全くの無秩序(アナーキー)。何が正しく、何が悪いのか分からなくなるのだから、それは当然の結果。ある人は暴力的になり、またある人は何をしていいのか分からなくなって無気力(アパシー)になる。ということは「皇室が、そのアノミーを収束するための権威である」ってことなのでは?でも、国民主権の下では国民に権威があるんじゃないと思うわけなんだけど、民主主義のもとでは法律の正統性(正当性ではないよ。)は国民が決めたと言う点にある。だから、「国民主権の下では国民に権威がある」は正しい。私が言っているのは倫理とか道徳とかのこと。倫理や道徳までも「国民が決めたから正しい。」だと、「なぜ殺人を犯してはならないのか?」という、殺人を犯した少年の質問に対する答えは「国民の多数決で決めたから。」になっちゃう。 おそらく、「俺はそんなの知らないよ。俺の預かり知らないところで勝手に決めたんじゃないか!俺はそんなのに拘束されないよ!」ってその少年は言うきがするな。 権威は宗教的権威じゃないと駄目だと思うよ。キリスト教社会ではキリスト教の「神」が権威になってるし。例えば、厳格な政教分離原則(国家の非宗教性、国家の宗教的中立性)を採用しているアメリカにあっても、大統領就任式のとき大統領は聖書に手を置いて宣誓をしている。(注)『人間には上位自我(スーパー・エゴ)が不可欠です。上位自我があってはじめて人間は本能をむき出しにせずに生きていく事ができるのです。そこで必要となってくるのが、権威。権威ある存在が上位自我になります。アメリカなどのキリスト教社会では、神が「権威ある存在」となります。イスラム社会でも同様。ところが、日本にはキリスト教社会などにおける「神」が存在しません。そこで、伊藤博文は天皇を権威ある存在として位置付け秩序形成原理としての機能を持たせたんでしょうね。』(注)  

 ただ、宗教的権威と政治権力が結びついたら、恐ろしいことになる危険性が高い。ナチスドイツがその例。第一次大戦後、ドイツの既存の権威はすべて否定された。その結果、ドイツは急性アノミー状態に陥ったわけだけど、そこに突如として現れたのがオーストリア人のヒトラー。彼はドイツの権威となった。権威と権力が結びついたわけ。その結果、どうなったかは言わずもがな。 「スーパーファシズム」であるマルクス・レーニン主義の人たちが天皇制を反対している理由がわかったよ。日本の既存の権威を破壊してスターリンのような人物に権威となってもらいたいってことなんだね。マルクス主義では個人崇拝をタブーとしているけど、実際はスターリンとかホー・チミンとか毛沢東とかカストロとかが権威ある存在として君臨していたからね。

「政治権力と宗教的権威とを分離することにより、絶妙なバランスを保つ」ってことはこういうことなのではないかな??
 日本においては、天皇陛下による、国外に対する外交、国内における慰問などの行為は、普通の政治家とは異なり、多大な利益を国民にもたらしている。 まず、外交では、日本の伝統を理解してもらい、日本人の中にはこれほど高貴な人がいるということを外国人にも知らしめることで、ひいては日本人全体に対する尊敬を引き起こすことができる。 災害地への慰問でも、政治家が行くとどうしても選挙目当てだと受け取られかねない。慰問を受け被害者は何か釈然としない気がする。でも天皇陛下や皇族方がいらっしゃると、心から感謝の気持ちを表すことができる。  そういや、阪神大震災のときもそうだったね。村山総理が来た時は「なんで、もっと早く自衛隊を派遣してくれなかったんだ!」とかの怒号が飛び交ったけど、天皇皇后両陛下が来られた時は、被災者の皆さん、すごく喜んでた。あの光景はすごく印象的だったよね? 

 以上が皇室の意義です。

 でもさー、今の皇室に「国民に規範を与える権威」が本当にあるのかな〜。戦前ならあったんだろうけど・・・ないのかもしれない。敗戦後、天皇は人間宣言した。だから今の天皇にはそういった権威があるのかどうか・・・特に若い人にはね。 アンケートとか見ると、皇室に親しみを感じている人は多いけど、「国民に規範を与える権威」なんてのはほとんど皆無じゃないかな? 昔、明治の頃、伊藤博文が天皇教を立憲主義(憲法に基づく政治)の機軸とした。ところが、天皇は、当初、少しも大多数の民衆の中には浸潤していなかった。人々は天皇と言う存在についてなにも知らなかったんだよ。しかし、その後、天皇教が民衆の中には浸潤するに至った。
それは、奇蹟が起きたんだ。
 奇蹟。それは何か。吉田松陰以前ほどではないにしろ、明治になっても、一般の日本人には、有史以来の「中国=世界そのもの」という意識が残っていた。そのような「世界そのもの」に、天皇の軍隊が日清戦争において勝利した。そこで、天皇のカリスマは沖天したんだ。その後、日露戦争において、また奇蹟が起きた。あの強国であるロシアに勝利した。奇蹟だ!  ということは、また現代において再び日清日露戦争のような奇蹟が起きたら、天皇が「国民に規範を与える権威」になれるってことなんだね。今「世界そのもの」と日本人に意識されているのは中国ではなく、アメリカだよね。しかし、アメリカは、「アメリカに軍事的な挑戦をできなくするように日本社会及び日本人を変える」ことに成功しているわけでだから・・・。

 前回のように戦争の勝利によってではない別の方法で奇蹟を起こせることが必要条件となるのかな? でも一度カリスマ性を失った宗教が再度復活することができるのかな?  ・・・・難しいかな。

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