親が子供をしかるのは怒りじゃなくて愛情です。
そこには赦すとか妥協とか沈静とかいう感情が入り込む余地はありません。
純粋に愛情があるから叱るだけの話であって、これは怒りじゃないでしょう。
ここでいう怒りは憎しみから生まれるほうの怒りでしょう？憎しみを持つにもエネルギーがいります。時間が経つにつれそのエネルギーが鎮静化していくのも、当たり前といえば当たり前の話です。
ただし記憶にはしっかり残っていますから、ある日何かのきっかけがあってフラッシュバックしたら、また怒りが沸き起こってくる可能性もあります。
赦すというのは、その再発する怒りを自分の中で抑えて表に出ないようにセーブすること。逆に絶対に赦さないなんていうのはそのエネルギーを持ち続けることで、どちらがラクかといえば、実は赦すほうが自分の気持ちでいえばはるかにラクだと思います。もちろんエネルギーを鎮静化する時間は必要ですけどね。