「Re:そろそろ意見言います。」
「正義と悪の定義」とはなかなか興味深い問題だな、と思っていたのに結局またメディアの話に戻るのか・

ではあき氏の理論の矛盾点をいくつか指摘する・


①君は[多数派＝正義・少数派＝悪]と端的に結論付けているが、ならば君のメディアに対するその意見は多数派なのか？
そうでなければ君の意見は正しくないことになる・
君がどんなに大声で「信用できるメディアなんかいらない」と叫んだところでこの国ではメディアを信用してる人間の方が圧倒的多数なんよ・
だから新聞や週刊誌がこんなに売れてるんよ（読売新聞の発行部数は世界一）・
少数派＝悪なら君の意見はどうやら悪ということになるのだが・


②
>ところでその判断基準となる情報源は、一つに統制されることによってよくコントロールされます。

まずは6/3[真実とはなにか] の書き込みをもう一度読んでほしい・
俺は現在のメディアが同一方向で競うという情報の統一性を批判している・
そう、つまり俺とあき氏は「情報はひとつに統制されるべきではない」という意見では一致しているのだ・
だが、結論の出し方がお互い全く違う・
そこでひとつ聞きたい・
「信用できるメディアなんかいらない」とは、一体誰に向かって云っているのか？
信用を得ようとしているメディア？メディアを信用している消費者？
それともそれは漠然とした単なる君の理想像でしかないのか？

ちなみに俺はメディアを信用しきっている消費者に対して云っている・
「メディアが流す情報を安易に信じるな！」「メディアを疑え！」と・
ファシズム化を防ぐには情報を疑うことが必要である・


③そもそも君は日々変化していく海外情勢や国内情勢などの情報をどこで得ている？なにを信じている？
あ〜そうか、君はたしか「自分で探しなさい」と教わったんだっけ・
要するにこの世に情報なんて必要ないと・
自分が教わった事こそが正義であると多数派であるこの情報化社会にその正義を通そうとしているのか・
だいたい情報のない国で一体どうやってまともな政治家を選べるというのか・
どうやって未来の政治家が育つというのか・
“情報封鎖”
この思想そのものが既にファシズムである・




ちなみに「正義と悪の定義」についてだが、俺もきんめ氏と同様、単純に数の理論で分けられるものではないと考えている・