ーこのサークルについてー

2003年9月 世の中の物事について討論する場としてこのサークルを作りました。

日々のニュースや諸問題について、皆さんはどんな考えをお持ちでしょうか？
『ひとりひとりの意見や主張は尊重しましょう』
ひと昔前に比べてそんな風潮が根付いた昨今、私たちは普段の生活において意見を交わす機会、いや、意見と意見を激しくぶつけ合って討論する機会が、一体どれだけあるでしょうか？
『考え方は皆それぞれ十人十色』
あなたは自分のその考え方に、その意見にどれだけ自信を持てていますか？
自分の考え方や意見と違うものに対峙したとき、「それは違う！」と自信をもって反論することができますか？
『”考える”という行為は自分の頭の中で自問自答を繰り返すこと、自分の中でもうひとりの自分と討論し、答えを導き出すこと』
考えるとは何か。私はそう定義しています。
そうやって導き出した答えも所詮は井の中の蛙です。
今度は自分以外の人間に対してその意見をぶつけ、反論し反論され、そうやって最終的に導き出された答えを、自信に満ちた揺るぎない自らの意見とするのです。
討論に勝ち負けはありません。
他者の反論に覆されなかった場合はそれが間違いではなかったことを意味します。
他者の反論に覆された場合、それは自身の考え方の更新と成長を意味するのです。

考え方は皆それぞれ十人十色？
ひとりひとりの意見や主張は尊重しましょう？
それはすなわち思考停止。利己主義・エゴイズムに陥ることを意味します。
反論にさらされたことのない意見や主張に一体どれだけの価値があるというのか。


討論をするということは、自らの意見を成長させるということです。
討論をするということは、より正しい答えに辿り着くために必要な絶好の行為なのです。

どうか
反論することをおそれないでください。
反論されることをおそれないでください。