善悪ほど時代や、人間に左右されるものはないだろう。例えば、ｱﾒﾘｶ（つーかﾌﾞｯｼｭ）から見ればｲﾗｸ戦争は善だが、被害を被ったｲﾗｸ人からすればそれは、悪に他ならない訳で 。所で、俺はここの人々にとって善なのか悪なのか･･･？

わかりました｡わかった上で結論言います｡近代化は正しい｡理由:人間の進化=道具の進化だから｡火を使った時から人間の体内は弱くなってるんです｡そのかわり脳がある｡人間が弱くなって滅びるならそれも運命｡そりゃこんだけ増えたら弱いDNAのが多いのは当たり前｡寒さから身を守る体毛がない時点で人間が自然界で道具なしで生き残る可能性は0%です｡弱くなるのが人間の進化なら受け入れるしかない｡無理矢理逆行する必要はありません｡

また、過度の潔癖が喘息やｱﾄﾋﾟｰ、花粉症という現代病を引き起こしている・
【第4章】でも主張した・
「過度な医療が身体に備わる免疫力を低下させ、医療依存に拍車をかけている」と・

人間がｻｲﾎﾞｰｸﾞなら、快適を追求しても文句は云わないよ・これ程まで環境の機械化が進んでも、あくまで人間は自然の産物なんだ・だから、自然に身を任せる事が人間の末永い繁栄にとって最善だと思う・ほんの少しの不快感を我慢するだけでいい・その分、身体は強くなってくれる・

我々の未来の子孫の為に・

我々が強くならねば！

否定論1〜4では精神の衰弱化を主張したが、身体の衰弱化も少し述べておきたい・

外で遊ぶ子供が減っている・今や冷暖房は家庭はおろか教室にも完備されている時代である・幼少の頃から人工的に温度一定に保たれた環境に育つと、僅かな気温の変化ですぐ体調を崩す身体になってしまう・そして体調が崩れるのを防ぐ為にさらに温度を一定に保とうとする・こうして物質依存に拍車がかかり身体が衰弱していくのである・
最近では加湿、除湿、ﾏｲﾅｽｲｵﾝという快適主義の機能も発達しているのでこれらも上記と同様な物質依存の対象になっていくだろう・

文明が発達していなかった時代・部屋を掃除するにも雑巾がけ、洗濯するにも手洗い・食事ひとつ作るにも、風呂を沸かすにも、外出するにも、暑さ、寒さに耐えるのもそれこそ生活習慣そのものが修行であり、生きる活力であった・これが本来の『生きる』ということである・

さて、便利快適現代に生きる人間は
『生きる』実感というものを抱いて生きているのだろうか？
便利、快適、に身を怠けて、暑いは異常、寒いは異常、疲れるは異常、苦しいは異常・
生きていて当然と思っていないか？

生命はｻｰﾋﾞｽだと思っていないか？

私的な一例
ｽﾄｰｶｰ、好奇心による傷害と殺人、いじめ、援助交際…等々・
これらの事象は現代人の心身の弱さを露呈している・
では、何故、近代化が心身を弱体化させるのか・近代化との因果関係は一体何なのか・

それはやはり近代化による便利さ、快適さに尽きるだろう・
例えば修行僧、ｽﾎﾟｰﾂ等では精神力、根性を養う為に物凄くﾊｰﾄﾞな修行や練習をする・精神力を鍛えるには何より苦痛、苦行が一番である・精神力とは即ち「我慢する力、苦痛を乗り越える力」であり、自制心を備える力である！

近代化による合理主義社会と重度の物質依存化がその絶対条件の欠如を引き起こしている・
公的な一例を挙げると
薬害ｴｲｽﾞ問題、足尾銅山、水俣病事件、臨界事故隠蔽、子供を叱れない教師、わいせつ教師、警察不祥事…等々挙げたらｷﾘがない・本来、義務を果たして初めて権利（利益）を得る筈が、義務を果たさずに利益を優先したが為に起きた出来事である・

私的な一例
子供を育てる器量も覚悟も責任も持たない人間が私的な理由で子を産む・子を叱れない親・ﾍﾟｯﾄ感覚、ｻｰﾋﾞｽ感覚で可愛がる・その末路は親が子を殺し、子が親を殺す時代に・

私は世間を批判する時にもよく『利益主義』という言葉を使う・

利益主義とは何か

利益とは金だけとは限らない・身の安全、名誉、欲求等、いわば私欲の事を私は利益と呼ぶ・
また利益主義とは利益を得る事だけとは限らない・利益を守ろうとする事・利益を隠す事・

ここまでは人間として生物として当たり前の本能と云えるだろう・問題はここからだ・
利益を得る、もしくは望むことを「権利」とすれば、そこには必ず「責任」と「義務」を果たさなければならない・これは倫理として秩序として絶対不可欠な条件である・

私は「絶対に正しい」というものは、それこそ絶対に存在しないと思っております。
それは、「絶対」という概念が全ての人（物）に共通するということであり、また善悪の判断等の様々な尺度は人やその時代によって違うからです。
それに、今まで論理的に正しいとされてきたことが、時代の流れによって間違いとされ、さらに正しいといわれるものが提唱される、ということは歴史が証明する周知の事実です。
よって、「絶対に正しい」ものが存在しなければ「絶対に正しくない」というものも存在しないのです。

ですから、大切なのは、「俺は正しいのだからおまえは間違っている（正しくない）」と相手を責めるのではなく、自分が正しいと思っていること『だけ』が正しいのではないのだということを自分も知り、相手にも知ってもらうことではないのでしょうか？
もちろん、私のこんな考えが理想論であり、実際にやろうとすればものすごい労力と時間が必要なのは解っています。

さて、このような私の考え方は論理的に正しくないのでしょうか？
それとも感情的に受け入れられませんでしょうか？

自分にだってそんな資格はない、でもブッちぃーにはある、それはブッちぃー=自分ではなく、ｻｰｸﾙﾌﾟﾚｲﾔｰの住人で自分の代弁者だからだ