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from: 耳丸さん
2006/09/11 23:39:37
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季節の変わり目ですから……。ヘンな奴も出てきます
こんにちは、耳丸ですが、今回、以下の駄文は長いし、鬱だしで、どうぞ黙殺、読みとばしてくださいませ。目を通してもオモシロイものでは絶対ないです。
本当はこうした駄文はこういうパブリック・スペースではなく、日記帳にでもぢめぢめ書き留めとくべきなのですが、をいらのよぉな三欠く野郎には、世間様のそんな高尚な理屈は通用しないぜ、というわけ(?)で書いちゃいます。
皆様どうもスミマセン。<(_ _)>
……気が付けば今日はアノ9月11日で、アレからちょうど5周年ということもあってかTVやら何やらで特集が組まれていた。
アメリカは、と言うよりもアノ時と同一人物の現大統領は、相も変わらずテロとの戦争を継続するとぶちあげていて、ヴェトナムを経験して以降の国民感情とは軌を一にしない――挫折を知らず、上へ上へとポジションを上げてきた人間には、だからこそわからない、見えないこともあるんだなと再認識させられた。(私が正しい。だから今、私はこの位置にいる。なのに、何故みんなは正しい私に賛同しないのか?)
で、
ここでひとつ設問。
『テロは犯罪か?』
個人的な答えは『No』。
いろいろ考えてみたのだけれど、それで自分なりに出した答えは『テロリストも、またテロのターゲットと同じく人間なのだ。(だからテロを実行する)』というものだった。
これはアノ9・11の時点から、信念にも似て自分の中で寸毫も揺るがず、変わらぬ答えとしてあるらしい。
ためしに事件直後に書いた日記をひっくりかえしてみる。
(略)あらためて、とうとうここまできたか、という感がつよい。
――ナポレオンによって国民軍という軍隊組織(←戦争を騎士や傭兵にゆだねてしまうのではなく、『国民皆兵政策』のもと、徴兵制によって国民を集め、兵となす)が創設され、第一次世界大戦で総力戦(←すべての国民、その国民が生み出せるなにもかもを投じなければ戦えない戦争)というものの実相を知り、そこに戦略攻撃という概念(←敵国の兵士(=戦闘員)だけでなく、国民(=非戦闘員)をも殺傷することによって敵国の継戦能力を奪う。代表選手はICBM)が加わるにおよんで、戦場(前線)と銃後(内地)という概念は事実上崩壊した。
しかし、そこまでしなければ勝利をおさめられない戦争などといったものは、結局、従来、戦争がそうであったはずの――勝利することによって、更なる富を獲得、収奪するという目的を達成不可能なものとした。(勝ってもボロボロ、敗けてもボロボロ。第二次世界大戦に勝利した側が、敗戦国である日本やドイツから、一体なにを得たというのだろう?)
その上、技術の進歩によって、時代がくだるにつれ、戦争はその開始から終結までの時間・展開が異常にはやいものとなっている。(核戦争は『分』のオーダーで決着がつくだろう。電子(情報)戦だったら『秒』の単位か……)
したがって、国家間の闘争に普段からそなえ、自国民を庇護しようとする国家政府は、必然的に(なんら生産には寄与しない)巨大な軍隊組織を平時においても維持・運営、存続させなければならない。
21世紀の戦争は、低強度紛争――LIC(Low-Intensity Conflict)となる、とされる予想は、だから、ここが判断の根拠となる。
大規模な国家間の正面きった闘争には、もはや、かつてのように、それがもたらすだろうと期待されたようなウマみはまったくない。
だから――
米ソ二大超大国による、いわゆる冷戦構造が、ソ連邦の崩壊によって終わりを告げた時、これで世界は平和になるとかぬかした大馬鹿者がいたが、むしろ事実はその逆なのだ。
ソ連邦は決して悪を体現する国家ではなかった。
日本が所属している陣営とは違う陣営の旗頭だったというだけだ。
冷戦時代は、逆に平和な時代だったのだ。
現に、ソ連邦がなくなり、それに伴って対抗上、東側(=ソ連邦側)陣営に抗する様々な国や組織を支援していたアメリカもそこから手をひいて、結果、二大超大国によるコントロールを失った中小の国家、反政府組織は、独自の闘争を開始している。
これは、冷戦終結以後に発生した地域紛争の発生件数をみれば一目瞭然だ。
そして――
いい/わるい、といった価値判断ではなく――テロリズムとは、弱者が必然的にとらざるを得ない戦術である。
いみじくもパキスタン人のある記者が言ったとおり、『敵とするには、アメリカはあまりに強大で、まともに戦争をしかけることはできない。テロは弱者にとって唯一の武器だ』というのは、おそらくアメリカを筆頭として、挑むにはあまりに強大な相手を有する者に共通の認識だろう。
つまり、強者の側から日常的に――それも、もしかすると強者の側は、みずからが誰かを踏みつけにしているのだと、気づきもしないままに踏みつけにされ、簒奪される側にとって、テロとは唯一、現状を打開するための方策なのだ。
だから、(某)首相のように、『テロをゆるすことはできない』と口で言うのは簡単なのだが、それは自分が強者の側に身を置いていると、みずから認めることでもある。
つまりは、みずからもテロの対象となりうる――決して他人事ではないのだと言っているのに等しいのだ。(ヨーロッパの、たとえば(某)首相は、おそらく覚悟しているだろう。が、しかし、日本の政治家たちに、そこまでの自覚はあるだろうか?)
対テロの戦いにおいて、正義だとか悪だとか言っても、それは、テロの標的にされる側とテロ攻撃を仕掛ける側――互いの立場がちがうと言っているだけなのであって、実効的な意味はない。
なぜなら――
羊が、同じ群れに属する羊を殺したならば、それは犯罪だが、外からやってきた狼が羊を殺すのは犯罪だろうか?
羊は、それを犯罪と言うだろうが、異なる価値観をもつ狼の言い分は違うだろう。
――テロリストをかばうわけではない。
しかし、かように価値観のちがう者同士――両者の間に、まともな意志の疎通、コミュニケーションが成立しうる、と考える方がどうかしている。
残虐?
卑劣?
犯罪?
民主主義に対する挑戦?
くだらない。
――それらは、皆、強者の側の意見であり、感想だ。
常に、その強者によって踏みつけにされてきた側には、おのずと別の意見があるに違いない。
確かに、
犠牲となった人たちは気の毒だ。
しかし、普通の戦争でだって一般市民に被害者はでる。
だから、
テロリストを犯罪者として裁く?
……改心?
どうして、そこまで傲慢になれるのだ?
テロリストたちは、自分たちの方こそが正しいのだと思っている。そして一面、それは事実でさえある。(たとえば、わたしたちがお昼に食べるハンバーガー一個――それをつくるために要するエネルギーは、世界平均で言うと、約三〇〇〇人分の食料調達を可能とするものだ。言いかえれば先進諸国の国民一人の生活は、第三世界に生をうけた二九九九人もの人間の犠牲――飢え、貧困、疫病、明日なき絶望の上に成り立っているのだとも言える)
であるならば、一体、彼らがなにを改心する必要があるだろう?
今回のアメリカでの一件についても、カタカナ言葉でテロと言うと、なにか犯罪のようなニュアンスでとらえてしまうだろうから、だから、これは低強度紛争――かたちを変えた戦争(のヴァリエーション)なのだと考えた方がよい。
いみじくも、一方の当事者であるアメリカの(某)大統領は、『これは戦争だ』と言った。
――その通り。
これは戦争だ。
そして、
戦争に正しいも間違っているもない。
互いの立場の違いがあるだけだ。
自分が正しいから戦うのではない。
自分が享受している今の権益(生命・生活・財産)をまもるために戦うのだ。
アメリカの大好きな『正義のための戦争』などないし、イスラムの唱える『聖戦』もない。
持つ者と持たざる者――その両者の、富の再配分をめぐる戦いだ。
これが、おそらくはこれから多発するのだろう21世紀の戦争なのだ。
なんとも、やりきれない。
もっとも――
これは、従来の戦争もその通りなのだが……。
――上記は、今は無きHPの日記につけていた一文で、今の自分の目から見ると、やはり興奮ぎみで、『蒼いな』と、なんだか仮面と真っ赤な軍服をつけたジ○ン軍の軍人さんみたいなセリフを当時の自分に言ってしまいそうになるけれど、でも、これまた、やっぱり、当時の自分の考え方は今でも変わっていないのだと悟らされる。
テロは、テロリストもターゲットも、お互いがおなじ人間だから、
おなじ人間なのに貧富の差があまりにもあるが故におきてしまう。
――戦争が、過去より常に富の再配分をめぐっておきてきたのと同じこと。
だから、貧乏人をこの世からなくしてしまいさえすれば、こんな争いはそうは起きなくなるだろう。
だから、宗教が真実、他者への寛容や慈悲を旨とするものであれば、今こそがその出番なのではないかと思うし、
資源枯渇のみではなく、環境問題が話題となって久しい今こそ、限界のある地球という閉鎖系からの脱却を科学は主導できるのではないか? と、これまた青っぽく夢みたりするのだけれど、
いずれにしても、だらだらと公共の場をこんなお目汚しをしてしまって申し訳ありませんでした。<(_ _)>-
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コメント: 全1件
from: さくらさん
2006/09/12 19:37:59
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「Re:季節の変わり目ですから……。ヘンな奴も出てきます」
はい 何でも書いてくださいな〜〓
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