今年の福島の夏はいつもの夏より気候以上に熱い。
なぜなら、夏の高校野球、福島県代表の聖光学院がベスト１６入りしたからである。

しかも、ただベスト１６に入ったから盛り上がっているのではなく、これまで１０年間夏の甲子園の勝利が遠ざかっていた点、
３回戦進出が２１年ぶりという点、あまり威張れることではないが、久しぶりに自分もドキドキするくらい緊張したくらいだ。

さすがに開幕当初は１０年連続初戦敗退にならないでくれと思っていたが、１回戦でも球児たちが楽しんでいて、
県大会から失敗のないバント攻勢でそれを感じない試合運びで突破したときは嬉しかった。
２回戦も１回戦同様に投打がかみ合って楽しませてくれたし、３回戦も頑張ったが、最後の最後にサヨナラというあっけない幕切れで終わって言葉を失いかけた。
少なくとも、ちょっと大げさかもしれないが、２１年生きている中で５本の指に入るくらいの出来事には間違いないだろう。

いずれにしても、来年も福島県勢の活躍には期待したいところだ。最後に福島県の高校球児に告ぐ！！「来年は全国制覇だ！！」