劇場で見逃してしまったのでDVDを購入(ｱﾝ･ﾋﾞｮﾝｷﾞ監督なので)しました。その昔、多分8年前位に韓国映画の特集上映の一本｢女校怪談 囁く廊下｣を観て以来この国のﾎﾗｰ映画のﾌｧﾝになってしまいました。Jﾎﾗｰも嫌いではありませんが、やはり見慣れた顔の役者ばかりが出ているのでｲﾏｲﾁ入れません。韓流ﾎﾗｰが凄いのは、卓越した映像のｾﾝｽとｽﾄｰﾘｨﾃﾘﾝｸﾞ、そして美少女、美女によって映画が成立しているからです。しかも韓流ﾌﾞｰﾑにあっても初めて見る様な役者が出てくるとﾎﾝﾄに怖い。更に日本に相似した異国と言う微妙な差異が何か突き離された様で怖い。でも何よりも映画として良く出来ています。本当に今の韓国映画のﾚﾍﾞﾙは高いと思います。
さてこの「こっくりさん」ですが閉ざされた村にあって、伝説となっている過去の惨劇を元に少女たちが呪いの儀式を行った事から時空を超えた怨念が現在に復活すると言う物語です。ｱﾝ･ﾋﾞｮﾝｷﾞ監督は「ﾎﾞｲｽ」「友引忌」でもそうでしたが、音響効果が半端で無く素晴らしい。心臓に決して良いとは言えないｼｮｯｸが劇中何度も襲ってきました。多分これを大音量の劇場で観ていたら最後まで観てられたかどうか全く自信の無い私です。臆病者のホラー好き（ｽﾌﾟﾗｯﾀｰﾎﾗｰは大嫌いです）には困ってしまいます。昨夜もﾗｼﾞｵを点けっ放しにして眠りに就きました。