「クワイエットルームにようこそ」昨日見てきました。
笑えるコメディタッチのお気軽映画かと思いきや、かなりリアリティあふれるストーリーでした。ヒロイン役の内田有紀は私生活の離婚という逆境を乗り越えて、かなり気合の入った演技だったのではないでしょうか？すこしアイドルが入った演技もあったけどね。それよりも脇役の恋人役・宮藤官九朗、ナース役・りょう、コモノ役・妻夫木聡達の演技がなかなかハマッテました。強力な助っ人陣です。フラガールの蒼井優さんはちょっと控えめだったのが残念。内田有紀のジンマシンがでるシーンはゾンビ映画を彷彿させますね。後半は、ヒロインの過去や真実が次々と暴かれて本人もそれを受け止めていくけど、やはりリアル！最後に閉鎖病棟の患者達からのサインやメールアドレスなんかを退院後ゴミ箱に捨てちゃいますけどその気持ちが痛いほどわかります。隔離された別世界から脱出して現実社会へと復帰するには過去の忌まわしい出来事は心の中で受け止めて消化して、忘れてしまう事が得策だと思います。内田有紀のこれからの行く末をダブらせていくかのようなラストでした。