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  • from: 窓の雪さん

    2010年10月02日 17時50分15秒

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    十三人の刺客

    まあまあでした。

    面白かったのは最初の物語のストーリーを盛り上げるところ。
    稲垣吾郎の悪人ぶりはなかなかでした。
    帰り際に他のお客さんが言っていた「稲垣吾郎が嫌いになりそう」というのは褒め言葉でしょうね。

    肝心の戦闘シーンで面白かったのは最初と最後。
    最初は村の中の大仕掛けを使ってゲリラ戦を仕掛けるのが痛快でした。
    途中は、「斬って斬って斬りまくれ!」という宣伝文句の通り、
    「ただ斬っているだけ」でした。

    激しい戦いではあったけれど、せっかく13人いるのに、キャラによる戦い方の差が無い。
    一番目立っていたのは唯一サムライでなかった男。
    ノリはターミネーター。
    他は、剣術の達人が強そうだったのと、
    槍使いが槍を使っていたくらい。
    他は全然キャラが立っていない。
    役所や松方は表情や動きといった演技力で存在感を出していました。

    そもそも、日本刀での戦いではそれほど長時間、たくさんの人数を相手に戦えないはず。刀は重いし、何人か切れば歯こぼれするし、13人対200にんはそもそも無理。
    最初の仕掛けで130人に減ったようだけど、それでも無理。
    その無理を納得させるだけの技を見せるべきだったでしょう。

    役者は頑張っているんだけど、監督の力不足と感じました。

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