「サイドウエイ」か「ナショナルトレジャー」を見たかったのですが、時間的な都合から「アビエイター」を観てきました・・・・
見終わった後、どうしても同じ伝記映画「レイ」と見比べてしまいました。個人的にデカプリオは生理的に好きになれず、どうしても青年のイメージがあって演技力が「レイ」のジェイミー・フォックスに負けてるなぁと感じつつの２時間４８分の長い映画でした。

大作の影に隠れた感のある良作を見てました。
『二人にクギづけ』
出演はマット・デイモン、グレッグ・ギニア、シェール、メリル・ストリープ
監督・製作は『メリーに首ったけ』のファレリー兄弟

はっきりいいって何が何でもスクリーンで見なきゃという作品ではないが・・・
しかしタブーなテーマをコメディにしちゃうのがなんともすごい！

腰の部分でつながっているシャム双生児の兄と弟。
ナンパで俳優志望の兄と、
実直で地味な弟が繰りひろげる
ドタバタでなんともキュンとくるハートウォーミングストーリー。

身的障害のことをコメディにするなんて・・・という声もあるようだが
この作品で障害のことを茶化したり、
差別の対象にしたりしているとは思えない。
そんなことをいったらヘレン・ケラーも野口英世も作品化できない。

そんなことよりこんな小作品の出演者をみてちょうだい。
名優たちの抱腹絶倒のコメディ！！これを楽しまなきゃソンですよ！
劇場で接する機会はもう難しいと思いますが
DVD等でリリースされたら是非ご覧になってみてください。
おすすめですよ！

アルゴのよく行く劇場(主に池袋周辺)では、サイドウェイ上映は19日からでした。昨日14日池袋のチケットぴあで前売りチケ買いに行きましたが、取り扱ってないと言われました。ショック!!

で上映中のシャークテイルのチケット買い観に行ったら日本語吹替えしかやっておらず、仕方なしに見ましたが、ちょっと笑えなかったですね。特にＭＣハマーの踊りのところなんかは・・・・(ウィルスミスやアンジェリー、ジャックブラック、デニーロの声が聞きたかったなぁ)

昨日は何をやってもダメでした。

麻布十番にカリフォルニアワインガーデン（ＣＷＧ）という
ブラッスリーというかワインバーというかがあります。
ここは映画サイドウェイに連動した企画をやってて
映画チケットの半券を持ってくと
劇中で主人公達がめぐったカリフォルニアはサンタバーバラ産の
ピノノアール種のワイン4種のテイスティングが\2500でたのしめます。
もちろんやって参りました.。
劇中の人物達が美味そうに飲んでいたワインをいただくというのは
また格別でございました。

やはりアカデミー賞脚色賞はじめ
主要5部門ノミネートが利いたのか館内はほぼ満席。

映画自体はダメ中年がワイナリーを巡る旅行の中で
人生と恋とワインを探す旅にでる・・・

私と同世代のダメなおっさんがすったもんだしてるせいか
かなり泣けちゃう所も・・・

この映画のもう一つの主役は・・・
ワインというのはどなたもがおっしることでしょうからわたくしは・・・
ずばり音楽！と申し上げたい！
実に趣味の良いＪＡＺＺが全編に小気味いいテンポを与えている。
エンドロールでサントラの演奏を手がけたＪＡＺＺＭＥＮの
パーソネルも流れるのでご覧の際はお見逃しの無いように！
私は前の席の人が帰ろうと立ち上がってもぞもぞしてて
見逃しました！残念！

いよいよ『サイドウェイ』行ってきます。
実は私・・・・
根っからのワイン好きでございまして
この作品のことを知ったとき
『俺のための映画か？』と思ったくらい・・・
しかも聞けばダメ中年が主人公だというし・・・
映画鑑賞後、どこぞかのワインバーにでもお邪魔して
劇中で登場するピノ種のワインでもいただこうかと
画策しております。

レイ、オペラ座の怪人、運命を分けたザイル、の三本を見てまいりました。

レイのジェイミー・フォックスは確かに素晴らしい。
もし、カットインで本物のレイチャールズの画像を挿入されても
おそらく見分けがつかないくらいよく似ている。
単に似ているだけでなくレイ・チャールズの『ノリ』とか『雰囲気』が」
よく出ていたと思う。
スターの光と影、それはスターが強く輝けば輝くほど
影は深く、濃くスターの人生にコントラストを落とす・・・
ドラッグ、金、女・・・
私達の知らなかった若く、ダーティーなレイ・チャールズ、
大変興味深く鑑賞できました。

オペラ座の怪人はミュージカル映画だとも知らず
まったく予備知識無しで拝見しました。
壮大なスケールとおなじみの、あのメロディで観るものを圧倒します。
・・・があまりに綺麗に作ろうとしたのか
ファントムの狂気と一途な愛情が行ったり来たりするうちに
狂人としてのファントムが目覚めていくという部分の描写が
甘くなっているような気がしました。

運命を分けたザイル、面白かったのは
客層にいかにも登山関係者という風貌の方が多かったこと。
鑑賞中におそらくその方々から
鼻をすする、というより押し殺した嗚咽が劇場のあちこちから・・・・。
登山関係者の方々のハートにはかなりグッとくるようです。
・・・つまり実話をベースにしたこの作品、原作に忠実にあらんとしたためか
山に登らない人間にとってはピンと来ない側面が・・・。
むろん、恐ろしいほどに美しい山は充分に魅力的に
スクリーンにえがきだされているのですが・・・。

タイプの違う映画三本一気見、とっても堪能できおもしろかったです。