いつもの荒川沿いで寝ていたら、中途半端な時間に寝入ったせいで、中途半端な時間に目覚めてしまいました
(´Д｀)

　なもんで、ナニゲに更新してみたり
f(^^;


　土曜夜に横浜での路上ライブの後、Yに連れられて屋台が立ち並ぶ一角へ

　屋台といっても、屋台を小さな小屋で囲った作りになってる店が川沿いに数店並んでる

　旧友と久しぶりに呑むなら、居酒屋よりも、こんなうらぶれた屋台で呑む方が、趣きがあって非常によろしい
　Yは一番空いてる店を選ぶ

　体格のよいおばちゃんが笑顔で迎える
http://j.pic.to/a2fzz

　まずは冷やのコップ酒

　久しぶりの酒、しかも普段はあまり飲まない日本酒

　たまに飲むと美味いね

「ウチのおでんは、ここらでは一番たい!」

　ちくわ　あつあげ　がんも　はんぺん　きんちゃくだいこん　こぶまき　しいたけ　たまご　しゅうまい　うぃんなー

　おばちゃんお任せで皿に盛る

　ちくわを箸で一気に口に

　　　あちぃあちぃ

　　　はふはふはふ

　　　なまら美味い!

　「うまかろ〜?ウチはもう50年やっとるばい、年季が違うったい!酒は新潟の菊水、ものが違うったい!」

　いやはや確かに

　美味いおでんに促され、酒もすすむ

　けど、一番のツマミはYとの語らい

　「お前自由でいいよな〜、俺なんか普通のおっさんだよ」

　いやいや、Yよ

　同じ場所で長く働いて、ちゃんと家も構えてるべ

　普通でいるって事が、実は一番大変だよ

　俺なんか、持ち家なんてしばらく無理だなぁ

　けど、好きな事させてもらってるって実感はあるけどね

　「俺もギター全然弾けなくなったよ。けど不思議なもんで、少し指が覚えてた」

　横浜なら知り合いとかに見られるから、東京あたりでこっそり路上ライブやったら?

　「バカ言うんでねぇべ〜」

　と笑うY

　「けど…、俺もお前と同じ立場なら多分やってる」

　一万も出せば、そこそこのギター買えるから、お前も買って練習して、二人でちゃんとやるべや
　リードギターやってたお前なら、すぐ思い出すべさ

　「んだなぁ…。おばちゃん、もう一杯」

　そこへ二人連れの若い男の子

　見るともなく、顔を見ると橋の上の離れた場所にしばらくいたお兄さん

　「あ〜、実はさっき、聞いてたんすよ!なんかカッコ良かったっす!」

　そうかい!?嬉しいね(笑)

　「俺、楽器とか出来ないっすからね〜。羨ましいっす」

　けどヒップホップとかやってそうだね

　「俺、ラップやってるんすよ!」

　ラップの事はよく判らないけど、ライムスターはいいよね(笑)

　「俺、ライムス聴いてラップ始めたんすよ!」

　じゃ、即興でラップ出来る?

　と、ギターを取りだし、Amでジャカジャカと一定のリズムを刻んでみる

　♪Hey yo!
　　ここは横浜
　　屋台のおでん屋
　　急なお前からの電話
　　＄￠￡％＃＆☆…♪

　即興でもちゃんと「韻」を踏んでる

　凄いねぇ!
　ラッパーのリズム感とか言葉の使い回しとか見習いたいねぇ

　「俺も生ギターの音に合わせてやったの初めてで、超嬉しいっす!」

　そんな感じでYも交え、音楽談義に花が咲く

　　　　酒も美味い
　　　おでんも美味い

　やがて

　「明日も仕事だから…」

　とYの言葉

　今度は是非、お前のねぇちゃんに会いに亀戸につれてってな
(Yの姉は、あのポプコンの北海道大会で最優秀歌唱賞を二度取った実力者)

　「おー!んだな!」

　そう笑うとYは手を振って、駅の人混みに紛れていった