続き

　倉田君の運転でススキノを後にし、恵庭まで送って貰いました

　途中うとうとしてしまい、気が付いたら車は見知らぬ飲み屋街にいました

　倉田君いわく
「僕ぁ知らない街の飲み屋街をブラつくのが好きなんでね
　千歳の飲み屋街ってまだ来た事なかったんで、千歳まで足を延ばしてみたんですよ」

　メイン通りから一本奥の飲み屋街

　なんやら意外とたくさんの飲み屋や雑居ビルが軒を連ねています

　なんやら倉田君はワクワクしたようす

　自分は当初、投げ銭もあったとは言え、節約したかったので何か食べるなら「すき家」の一杯280円の牛丼にしようって倉田君に言っていたのですが

「じゃ自分、写真も売れたんで少し出すんでラーメンでも食べましょう」

と言われ、「和」という店に入りました

　店のオススメは醤油ラーメンだってんで、それを食べてみました

　背脂が浮いて、コッテリとして凄く美味かった

　そして、身銭まで切って自分を応援してくれる倉田君の気持ちに対し、いつまでも落ち込んでいられないと思いました