つづき

　瀬戸口さんと別れたオラは路上ライブするべく狸小路に

　でもその前に待ち合わせ

　相手は大阪から来た旅人シンガーの

　　　　　世歌君
　　　　　ようた

という若者

　所用で仙台に行くという倉田君から

｢面倒を見て欲しい旅人がいる｣

と連絡を受けておりやした

　彼は所持金3000円で青春18切符で列車を乗り継いで札幌に来て、路上ライブの投げ銭と自主制作ＣＤの売上で帰りの交通費を稼ぐ旅をしにきました

　夏の札幌にはそんな旅人がよく現れます


　しかし

　彼は歌声がハンパない

　当初はメシもろくに食えず、風呂にも入れずにタオルで身体を拭き、寝泊まりは大通公園(寝袋なし)

　しかし彼の歌声に惚れた通行人がメシを食わせてあげたり、弁当を差し入れしたり投げ銭をあげたりして、今は何とか凌げているとか

　オラと会う少し前にススキノで歌っていたら投げ銭に一万円貰い

｢これで帰れます〜｣

と喜んでいました


　人柄もかなりナイス

　人懐っこい笑顔もいい

　歌はかなり魂入ってますな〜

　ただオラと会った時は、北海道上陸時に風邪で喉がやられてしまい、それが尾を引いているとかであまり歌えないようでした

　ちなみにいろんな人に｢ウチに泊まりに来い｣と言われているらしいですが、それは丁重に断っているとか

　トラックの荷台なら屋根あるし、毛布もあるよ

とオラも誘ったんですがね

　そんなこんなで明るくなるまで、二人で路上したり語りあったりしました

　もちろん、メシも食わせてあげましたよ

　あとから彼のブログをみると酒も好きだとか

　カンビールも飲ませてあげれば良かったな〜

　もう数日札幌にいるらしいので見かけた方は投げ銭＆メシをよろしく哀愁
　（ ^ー゜）b

　オラもまた会う予定です

　歌声、ハンパないで〜！