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  • from: さくらんぼ娘さん

    2008年04月20日 12時12分25秒

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    「ハリ・ポタ」裁判終了 ローリング怒りの訴えも、裁判官は示談の勧め



    4月18日13時18分配信 VARIETY



     今月14日に始まった『ハリー・ポッター』事典の出版をめぐる裁判は17日(水)、著者J.K. ローリングの怒りの訴えとともに終了した。

    ファンの子供たちに囲まれる、ローリング

     この裁判は、ローリングと米ワーナー・ブラザースがハリポタのファンサイトを運営していたスティーブン・ヴァンダー・アークによるハリポタ事典の出版指し止めを要求し、出版社のRDRブックスを訴えていたもの(4月15日関連記事)。

     最終日の法廷に再度出廷したローリングは、もしRDRブックスの出版を認めてしまったら、これが事例となり、今後あらゆる人々が彼女の著書からの盗作で関連本を出版することになるだろう、と訴え「(この本の出版は)洪水を引き起こします。我々は、自分の本の権利を所有していることにならないのですか?」と、声を荒らげた。

     米連邦地方裁判所のロバート・パターソンJr.裁判官がローリングに、この事典のエンタテインメント的な価値について尋ねたところ、ローリングは「面白い部分はいくつかあるが、それも私が書いたものを集めたにすぎない」と回答した。

     ヴァンダー・アーク本人は、この事典は学術専門書ではなく、ハリ・ポタの1ファンとして、仲間に適度の案内をするのが目的だとしている。

     最終日の証人には、アメリカとイギリスの有名大学の教授らが喚問され、ヴァンダー・アークの事典の価値について議論された。

     これについてパターソン裁判官は、自身も1巻の前半を読んだことがあるが、登場人物の名前や関係性が非常に複雑で “魔法の世界”についていくのが困難であると認め、ヴァンダー・アークの意図するような事典は純粋に価値があるのではないかと主張した。教授の1人は、もしその事典がきちんとした形で作成された手引書であるならば価値があるだろうとコメントしている。

     判決はパターソン裁判官によって下されることになるが、法的な手続き上、数週間かかる見込み。パターソン裁判官は、この手の裁判は判決が出た後も、上告に継ぐ上告で長引く可能性が高く、関係者が消耗するであろう状況を、チャールズ・ディケンズの「荒涼館」のケースを例にとり、説明。その上で、裁判を止めて双方が示談に持ち込むのが最善ではないかと提言もしている。


    情報提供:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080418-00000002-vari-ent

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