サンスポ　ニュースより


ブラ砲は６番！虎将、クリーンアップ変えん　阪神・真弓明信監督（５５）が２４日、ロッテ戦が降雨ノーゲームとなった甲子園で、虎入りが決定的なブラゼルの起用法ついて言及した。基本は一塁だが、外野も視野。借金６からの巻き返しへ。Ｂ砲が６番に控える形で、低迷する打線の活性化を図る。

　これが反攻への“号砲”となるか－。四回一死、金本へ１球目が投じられた直後、甲子園に爆発のような轟音がとどろいた。球審が、大慌てて試合をストップ。思わず苦笑いの真弓監督は、ノーゲームが決定すると「やりたかったけれどな」と、ベンチを引き上げた。

　「（前日の快勝で）いい感じだったけどね」

　仕切り直して、２５日から本拠地でロッテ、西武と４連戦。そしてその最中に、浮上へのカギを握る待望の大砲が緊急補強される。

　元西武のブラゼルが２７日に来日する。即正式契約を済ませ、南球団社長は「正式には決まっていないが、後は段取りだけ。身分照会は週明け。出場？　６月の頭くらいやろ」と説明。就労ビザが取得でき次第となるが、「早ければ早いほどいい」。田中の先発が予想される６月２日の楽天戦（Ｋスタ宮城）にも、タテジマデビューとなる。

　貧打線の起爆を期待されるＢ砲。米独立リーグでのプレーを、シーツ駐米スカウトが視察している。西武時代と今季の映像をチェックしたという真弓監督は「どのくらいの調子か見てみないと」と話したが、西武で主に４番を務めた大砲の即クリーンアップ入りは「今のところ考えていない」と明言し、６番が濃厚だ。

　さらに守備面。一塁が本職だが「外野もできるか、聞いてみるわ」と右翼の可能性も模索。この日の試合前練習では、関本が自主的に二塁ノックを受けたが、ブラゼルが外野も可なら、桜井、林、平野、藤本を含めた起用のバリエーションは広がるわけだ。

　「（主軸は）３人でしっかり固めてもらうのが、一番チームとして安心できる」。鳥谷、金本、新井に軸をガッチリ託す。その後ろで助っ人砲が脅威となれば理想。昨年６月に月間ＭＶＰに輝いたブラゼル。“ミスター・ジューン”を加え、打線爆発で６月反攻！！　といきたいところだ。

2009年5月25日　03時23分　サンスポ



『ジューン・ブラいいど！！』

ってデイリーの紙面を飾ってくれればね…