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マレーシア&ボルネオを楽しもう!

マレーシア&ボルネオを楽しもう!>掲示板

公開 メンバー数:57人

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  • from: モトパシアさん

    2005年12月30日 12時41分10秒

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    川と共に住むボルネオの民!


    皆さん、こんにちは!もうすぐ今年も終わり、新しい年を迎えますね。如何お過ごしですか。私自身は、また「来年こそは!」の言葉を引き連れて年を越します。もう使い過ぎて壊れる一歩手前の状態かもしれません。
    今日は少しボルネオの地名について、皆さんが「何だろう?」と思っていることをお話します。
    ボルネオの地図を開くと、本当に大きな島ですね。世界で三番目の大きさです。そして、北側にマレーシア・サラワク州、ブルネイ、マレーシア・サバ州。南にはインドネシアの東カリマンタン、中央カリマンタン、西カリマンタンがあります。大きな地図で見ると、この大きな島を蜘蛛の巣のように大小の川が行き巡っています。内陸の方を見ると村落の地名によく「long」ロング(実際にはロンと発音する)が付いているものが多いです。これは、川と川が合流する地点の日本語の「落合」を意味するボルネオ土着の諸民族ダヤク(Dayak・ダヤク。実際にはダヤッと発音する)の言葉です。これに相当するマレー語やインドネシア語は「クアラ」です。ボルネオの内陸部の至る所で、カリマンタンやサラワクであろうが使われています。ついでに付け加えて置きますが、カリマンタンのクタイ語を使う処は、この「ロング」を「ムアラ」と呼んでいます。
    内陸の民にとって川は唯一重要な交通網ですから、川と川の合流点に村が作られていったと思います。ボルネオの大きな地図を持っている人はよく御覧下さい。北ボルネオでも南のインドネシア・カリマンタンでも、河口からの川を見てください。ほとんどの川は源流域がボルネオ中央部の山脈の根元まで達しています。そして、枝葉のような川が主流に合流して下っています。逆に言えば、河口からボルネオの中央部の村落まで船で行くことが出来るのです。これは、自然探索の愛好者や異文化に興味を持つ旅行者にとって素晴らしい交通ルートになっています。
    大きな川には、定期船が通っています。サラワクのシブから奥地に行くラジャン川を上り下りするルートやミリからバラム川を行くルート。また何日も何日もかけて800kmの川を行く西カリマンタンのポンチアナックからカプアス川を行くルートや東カリマンタンのサマリンダからマハカム川を行くルートなどがあります。北ボルネオと比べ南のインドネシアカリマンタンは距離が長いです。
    東カリマンタンのサマリンダからのマハカム川を上り五百数十kmの中流域の終わり地点のロング・バグン辺りでも川幅が200mになったり150mになったり、それから奥域の少し激流地帯がありますが、そこを抜けるとサラワクとの国境近くでも川幅150m〜200mあるのです。このマカハム川の長さも正確には分かりませんが、800kmを越しています。
    この定期船は、料金が安いです。奥地の人々の生活に欠かせないものとなっています。ボルネオの民は川と共に生活しています。川を上手く利用しています。川の性質も知っています。そんな彼らの川を皆さん、訪ねてみて下さい。何処の部落で降りて、次の日にまた乗船して奥地へ行こうが、宿泊所がなくても困りません。誰かが泊めてくれますよ!間違いないです。

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  • from: モトパシアさん

    2005年12月23日 10時59分47秒

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    プナン族のペット?一度餌を与えた物


    何度かプナン族を紹介しました。これからも機会があれば続けて行きたいと思います。が何分、他にも書きたいことが沢山ありますので、尻切れトンボにならない様に願っています。
    ところで、プナン族に定住型と移動型があると言いましたね。そして移動型プナン族について話をさせて頂きました。定住型と何もかもが大きな違いがある移動型のプナン族の、その一端を今日は話させて頂きます。
    移動型プナン族は、採取狩猟民族と言いました。野山での植物からの採取や生き物を狩猟することにより生活を営んでいます。動物?彼らにとって素晴らしい御馳走です。ところが、時々彼らの移動居住には、ペット?がいるのです。時に応じて食べるため?いいえ、違います。絶対に食べないのです。
    時々サルを飼っているいるのを見ます。サル!私たちの感覚では絶対に食べないですね。そんな事を考えもしません。けれどプナン族にとって素晴らしいご馳走です。それをペットにしている。絶対に食べない!不思議ですね?答えを言いましょう!
    例の吹き筒の吹き矢でサルを捕らえますが、時々捕らえた親ザルに子ザルが抱かかえられている時があります。その子猿を生かしているのです。そして、そこには大事な法則と言うべき掟が暗黙の中に働いているのです。彼らプナン族の人たちは、一度でもその動物に対して食べ物を与えると、それはもう美味しそうな食物ではなく、ペット?でもなく大事な家族の一員なんです。大事な家族を食べませんよね!だからジャングルのサルは食物!ですが、飼っているサルは家族!の違いをわきまえているのです。
    ですから、定住して家畜を養う生活は、移動型プナン族には考えられない!もしくは受け容れられないことなのです。私たちの感覚で当てはめるのが正しいかどうか分かりませんが、自然からの恵みを施している十分な森がなくなる時、プナン族は、プナン族でなくなるのです。ボルネオの自然の恵みを一番認識しているプナン族の姿をまた紹介していきたいです。

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  • from: モトパシアさん

    2005年12月18日 12時31分56秒

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    ミサゴは左利き?右利き?旅と何の関係があるの?


    旅行をもっと楽しむには、どうしたら良いでしょうか?或いは、「人生をもっと楽しむためには?」と言ってもいいですね!
    私は、他の人から見て、「バカバカしいほど!」のこだわりを持った趣味を持っていることが、その答えの一つではないかと思います。
    私ごとですが、植物の蘭を趣味の一つにしています。もちろん栽培も楽しんでいますが、その生態や環境、分布域にもとても興味を持っています。また、同属同種であっても変異が予想されますので、変異の花にも一方ならぬ興味を持っています。「何々の開花時期が近づいた!」と思えば実際に訪ねて行き、野生での開花状態を見たくてたまらなくなります。本当に開花期にボルネオを訪れるのは、とても楽しみです。
    ところで、私は高知に住んでいます。高知にいる時は、定期的にすぐ近くの五台山(標高約160m)県立自然公園の山道を、上り下りのウォーキングで楽しんでいます。頂上付近の東側には、四国八十八ヶ所の33番札所の竹林寺(土佐の高知のはりまや橋で坊さんかんざし買うを見た!のよさこい節の坊さんの純真がいた所です)があり、その隣には、県立牧野植物園があります。またそこから少し離れた山頂西側には、展望台があります。私がウォーキングでよく行く終着点です。この展望台に、毎年定期的に10月前後のある期間に日本野鳥の会のメンバーが沢山来ます。私も昨年あたりから顔なじみになり、今年も時々参加しました。何に?南に渡っていく渡り鳥を観察するのです。
    私は、夕方の少しの時間ですが高知支部の会員達や県外からの会員の方々は朝早くから、ローテーションを組んで毎日来ています。この時期、鷹の仲間のサシバが、毎日数百羽この五台山や高知市の上空を渡っていく姿が見えます。それを双眼鏡や大型の望遠鏡で観察し、またカウントをしているのです。大きな渡りの群れを見つけると、大きな声で叫んだり、絶賛したりの賑わいです。同じ鷹の仲間のハチクマやノスリの渡りも確認されます。みんな南西の方向を目指して飛んで行く姿は、やはり感動です。
    夕方遅くなると、サシバの群れが渡りを止め上空を旋回し始めます。この旋回は、段々と縦の筒状になり、形から「鷹柱(タカバシラ)」と呼ばれています。が次の瞬間、それぞれのサシバが垂直に急降下で今夜のねぐらへまっしぐら!また、歓声が上がります。
    この五台山のすぐ西側眼下は太平洋から入り込んだ大きな浦戸湾が国分川に変わる地点にあります。川幅も広いです。私の家も側にあります。大型の鷹のミサゴがよく川面を泳ぐ大きな魚のボラを捕らえます。遥か上空から獲物を見つけ急降下で足から水面に突っ込みます。(トビと違うのは生きた魚を捕らえることです。)そして、上空へ舞い上がり遠くへ飛んで行きます。その事を野鳥の会のメンバーに話すと、また話題が湧き上がりました!と言うのは、ミサゴが獲物を捕まえて飛んで行く時、風圧が少しでも掛らない様に身体に対して少しでも鋭角に抱えるのです。そのため左足を前に出すのか?右足を前に出すのか?つまり左利きか?右利きか?の論議になったのです。第三者が見たら「どうって事がない!」ものですが、笑いと熱心さが話しに渦を巻き込みます。「こだわり」の人生を持っている人達にとってとても、とても大事な楽しいひと時です。
    一見「バカバカしい」と思われる趣味は、人生を楽しく過ごす重要な役割とお思いになりませんか!ところでどうですか?あなたもボルネオに「バカバカしい」程の「こだわり」を持ってみませんか?例えば、ボルネオだけの貝殻を集めるとか!サバ州やサラワク州の主な町を八十八ヶ所を選んで、長い年月を掛けて巡るとか!ボルネオのビーチや山を10ヶ所選び、自分だけの10名所を走破する等。
    知らない処をただ訪れて見るだけでなく、そこに何か求める「こだわり」の自分の引き出しを見つけてみませんか!楽しさが2倍!いいえ20倍大きくなることは間違いないと思います

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  • from: モトパシアさん

    2005年12月11日 22時13分43秒

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    これがワンダフル・ボルネオ、ロンパシア!


    ボルネオ・サバで、どうしても語らずにはいられない処があります。ボルネオ・サバの奥の遥かに奥、大自然の中の桃源郷、雲の上のワンダーランドと呼ぶべき処です。しかし、とても素敵な処なのにガイドブックも無い!サバの州都のコタキナバル(KK)では、ほとんど知られていない!今からそこを再び紹介したいと思います。
    そこは、「ロン・パ・シア」と呼ばれているところです。(概要や体験記は以前にも書いていますので、是非読んで下さい。)このロン・パシアはコタキナバルから南西へ300km以上も離れた山岳の奥地でインドネシア・カリマンタンの国境やサラワク州境と交わる地帯です。出入国管理事務所がある高原部落ですが、この事務所はほとんど連日暇で機能していません。(この事務所は普通の住居とあまり変わりなく地元の職員が家族で住んでいる。)サラワクの遥か、バ・クラランやバリオともトレイルで繋がっています。とても遠いですが歩いてもいける位置にロン・パシアがあります。どんな処でしょうか?大自然の中の里山といったところです。ジャングルトレッキングも幾つかのコースで楽しむ事が出来ます。川遊びやジャングルの中での川漁や釣りなど、大自然ならではの体験は数え切れません。他のサバのジャングル巡りや探索とどこが違うのでしょうか?ここは、管理された!整備された!保護された!保護区や国立公園とは違って何にもコントロールされていないボルネオネイチャーそのものです。
    長閑な高原部落の人達は、本当に親切で優しく心の純粋な人達です。接していて本当に心が癒されます。喜びや嬉しさを素直に表す姿は、こちらまで嬉しくなってしまいます。そして、その周囲の自然は、時間の移りが止まっているかのように、落ち着いています。夜ともなれば、地上のホタルと天空の満点の星がその冷たい空気に輝いています。静寂な闇が盛んに夜の散歩へと誘いに来ます。外の野道に出ると自分の足元を照らす懐中電灯しか灯りはありません。
    空の星を是非ご覧になりませんか!赤道近くの高原から見る夜空の美しさを!あなたは、生まれて初めて経験するかも知れない感動を持って見るかもしれません!ロン・パシアには、まだまだ沢山の素晴らしいものが待っています。
    ロン・パシアの人達は、自給自足をしています。もちろん外部から物資も運ばれてきますが、農業をし山菜採取をし狩をします。男達は、よく犬を連れてライフルを担ぎ鹿狩りにいきます。自然と共に暮らし、緩やかな時間の流れの中でで生活しています。あなたは、そんな暮らしの一コマをホームステイというかたちで過ごしてみたいと思いませんか?
    今度の2月と4月にサバの体験旅行での機会が待っています。この機会以外にツアーはありません。もちろん、皆さんの自力で自前の旅行で行く事も、とても困難だと声を大にして言う事が出来ます。何故ならKKにも他のサバでもガイドがいないからです。私達だけのオリジナルです。是非行ってみませんか?参加問い合わせが沢山来ています。まだ先の事と思われるかも知れませんが、今までの参加問い合わせの方が、全て参加を希望しますと80名を超します。しかし、予算の都合で全て受け入れる訳にはいきません。可能なら一人でも多くの方に、このロン・パシアへは訪れて欲しいです。そんなジレンマを感じながらこのロン・パシアの紹介を書きました。

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  • from: モトパシアさん

    2005年12月11日 17時31分19秒

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    プナン族の狩猟 !


    プナン族は、以前にも紹介しましたが、採取狩猟民族です。男達は、朝早くから狩猟に出かけます。方法は?「コラプット」と呼ばれる吹き矢を使います。
    この矢の先に毒が塗られていて、命中したらどんな動物でも死にます。この吹き矢を吹く吹き筒を作るのには、とても大変です。素材になる木は、「マングリース」や「ベリアン」と呼ばれる硬い材質のものです。直径は少なくとも1m以上で実際に必要なのは、木の中心部です。素材は、木が大きければ大きいほど、硬ければ硬いほど良いとされています。これを2週間もかけて中央に穴を開け、周囲を削いでいき、握り口の方が太く先端に行くほど細くなるように仕上げます。そしてヤスリがけをしますが「ウディムダン」と呼ばれる樹木の葉でします。この葉の裏には硬くて小さいトゲが無数に付いていてちょうど紙ヤスリの代わりになります。この筒に反りがある場合には、立ち木に数日間くくりつけ慎重に反りを直していきます。
    最後には、この吹き筒の先端に「パロー」と呼ばれる菱形の小刀を付けます。吹き筒は長ければ長いほど、正確で威力が増しますが、それだけ肺活量と支える腕力が要ります。だから、女性や子供は、全長1m未満を使います。
    吹き矢の先に塗る毒は、「タジャム」と呼ばれていて、ツル性植物のイポーの樹液から作られます。このイポーの幹の部分を削って細かく砕いて出て来た白い液を煮詰めて黒いタール状になると出来上がりです。イポーの樹液は、アンチアリンと呼ばれる成分が含まれており、心臓の働きを麻痺させる効果があります。プナン族もこの毒に対する解毒方法を知らないので、もし誤って刺してしまったら、その部分を素早く切り落とすしかないのです。だから、どこのラミンでも子供のての届かない高い所に置いています。
    矢は、狙う獲物によって使い分けがされています。鳥やイタチなどを狙う時は、「タハッ」と呼ばれる一本の真っ直ぐな矢です。大きなものは、「ブラッ」と呼ばれる矢で、刺さった後簡単に抜けないように先端に引掛り鍵が付けられています。矢の後ろには「プノ」と呼ばれる植物が吹き筒の太さに合せて風圧受けとして付けられています。この矢の先端部分に意図的5ミリおきに小刀で切り込みを入れています。なぜなら、矢が命中した動物が逃げる時、矢が折れやすくするためです。毒の塗られた矢の先が獲物の身体に確実に残すためです。
    プナンの男達は、吹き矢を二、三十本、竹筒に入れて腰にぶら下げて狩に行きます。狩は大変な体力と集中力を要します。一番重要な事は、自分の姿を相手に悟られないように見つけて近づく事です。狩ができるか出来ないかの術です。プナン族は、獲物が出没している場所をよく知っています。この場所にさしかかると足音を立てずに辺りを窺がいながらゆっくり歩きます。狩の達人が「目で見ようと思うとだめです。風の音、木が揺れる音を聞くことが大事です。耳をすませば獲物の方から、私はここにいますよと教えてくれます。」と語りました。

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  • from: モトパシアさん

    2005年12月11日 14時51分43秒

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    ガヤ・ストリートの名所を紹介!


    ボルネオ、コタキナバルは、ボルネオの最も活気に満ちた主要都市の一つです。昔はガンチサン村(Kampong Gantisan)と呼ばれていました。19世紀の終わりからイギリスの植民地拠点として発展してきました。(最初は目の前にある五つの島の中で一番大きな島ガヤ島に占領地が置かれていました。)そして、1899年に英国は、ブリティッシュ・ノース・ボルネオ・チャータード・カンパニーの副頭取のチャールズジェッセル公(Sir Charles Jessel)の名前に因んでこのガンチサン村を「ジェセルトン」(Jesselton)と命名しました。このジェッセルトンの綴りはマレー語式に発音すると、「ジュッセルトン」となります。
    さて、このジェセルトンの名残りが、このKKにはまだ沢山あります。ガヤストリートにも「ジェッセルトン・ホテル」があります。1954年に建てられました。KKで最も老舗のホテルです。創業初期に、このホテルに滞在した有名な方に、ロード・ロウィス・マウントバッテン夫人のレディー・デドウィナ(Lady Edwina,wife of Lord Louis Mountbatten)がいます。最近ではマレーシアを代表する特選ホテルとなっています。
    このガヤストリートには、まだ素敵な建物があります。ガヤストリート51番地にある「サバ・ツーリズム」の建物です。この建物は、1916年に建てられました。最初は印刷所、次に公庫事務所、会計事務所、町役場、地方事務所、弁護士事務所と転々と変わって使用されてきました。幸いな事に、第二次世界大戦の爆撃と戦火を逃れた数少ない建物の一つとなっています。
    1950年代から1986年9月まで郵便局として使用されてきましたが、1991年からサバ州政府観光局のビルとして復活して、現在、私達にも役立つツーリスト・インフォメーション・センターとして活躍しています。
    サンデーマーケットのストリートだけでなく、貴重な建物があるこの場所一度訪ねてみませんか!

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    2005年12月10日 13時44分33秒

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    サバ州・コタキナバルのサンデーマーケット


    ボルネオ・マレーシア、サバ州コタ・キナバルを訪ねたら是非行って貰いたい処があります。今日は私のお気に入りの「サンデーマーケット」をご紹介します。
    コタキナバルの事をマレーシアでは、KKと呼びます。(クアラルンプールはKLです。)呼び名が長いのでこう呼ばれています。このKKのメイン・ストリートの一つのガヤ・ストリートで毎週、名前の通り日曜日の朝から開かれています。この通りは、もともとボンド・ストリートと呼ばれていました。
    このストリートの建物は、1950年代と1960年代に再建されたもので、ショップハウス(住宅店舗)は、古くからの様式で1階が店舗、2階が住居になっています。最近、このストリートには、サバ州にある、どのストリートよりも沢山の法律事務所、銀行や金融機関が集まっています。そして、昼夜を問わず、沢山のレストランが店を開いています。
    しかし、日曜日となると、このストリートはサンデーマーケットのために通行止めになります。小額の場所代を払った商人達が屋台の店を開きますが、その件数が半端な数ではありません。4列の店の行列が長々と続いています。何が売られていますか?ありとあらゆる物です。日用雑貨、服、食料品、骨董品、果物、野菜、魚、、観葉植物、観賞魚、蘭、生花、子犬、小動物、インコや鳩などの愛玩鳥、蟹・ナマズ、籐などの細工物、本、玩具、お土産品、工芸品、自家製のお菓子やケーキ、テノン産のコーヒー、伝統の薬、ヘルスクリニックなどの健康診断、ツバメの巣、人生や生活相談などなど、まだまだ色んなものがあります。
    値段の交渉も楽しいです。言い値では買わない事!そして自分で思ったよりもまだ安い事を忘れずに!例えば、Tシャツ買う時を例に言いますと、一枚を安く値切った後、何枚かまとめ買いをするのでトータルでいくらにするか、再び交渉して値切ります。思いもかけない経済的な買い物が出来ますよ!
    ここで終わると、ただの並みのガイドです。ここから少し「通」としての穴場を紹介します。このサンデーマーケットの飛び地とも言える広場がありますが、外部から来た人達は、誰も気付かずにこの山岳民族が集まって出店している興味深い広場を見落として行ってしまいます。ガヤストリートは、南北に(やや西より)通っていますが、サンデーマーケットを西に抜けてしまったところで大きな通りに面します。そこをすぐ右に曲がり、ほんの少し歩くと右手に広場へ入る道があります。そこへ入っていけば、広場(普段は駐車場)を取り囲む様に、あるいは中央にも沢山の屋台やただテントを張っただけの店が並んでいます。色んな果物や野菜、薬草や蘭などの草花や生きた生物の食料品、山岳民族ならではの品物など沢山、とても安価に売られています。しかしかなり安くても、もう少し値段を値切って下さい。仕入れが掛っていないので、さらに値が下がります。しかし、皆さんの英語は通じませんよ。身振りで交渉して下さいね!私にとってこの広場は欲しいものがかなり詰まっている宝島です。お昼前には、店が疎らになっていますので早目に訪れて下さい。
    KKを訪れたなら是非訪ねたい場所の一つです!他の時間を割いてでも行くべき処だと思います!

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    2005年12月09日 20時54分04秒

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    オラン・ウル「プナン族の住居!」


    プナン族は、ボルネオ・サラワク州の奥地にいます。サバにはいません。
    冒頭から横道にそれますが、サバにいるオラン・ウル族は、今度、2月と4月にグループで訪れるサバの奥の果てにあるロン・パシアとそれから、その近くのロン・ミアオの部落にいます。そこには、サラワクのオラン・ウルのクラビット族がサバ最小民族として暮しています。サバに住むクラビット族のことを「ルン・ダエ族」と呼んでいます。
    プナン族は大昔にサバ州にいたかもしれません。もしいたとしてもいつからいなくなったのかは分かりません。現在いたとしても、彼らは全て定住する以外には、生活出来なくなっていたでしょう。なぜ?もうサバ州では、十数年前に原生林の伐採が終了います。もう切るところが無いのです。ある所と言えば、国立公園と保護区だと思って下さい。観光客がサバを訪れて、「ボルネオのジャングルは雄大で素晴らしい!」と感嘆の声を上げます。確かにそうですが、訪れている所は日本の需要(日本人)に食い荒らされたほんの僅かな残り物と言えば表現が悪すぎるでしょうか!
    ところで、サラワクのプナン族は、1637世帯、約1万人でこの中で移動型プナン族は、96世帯、388人と調査発表されています。しかし、定かではありません。広い熱帯ジャングルでしかも山岳地帯、動きまわっている民をどれくらい正確に調査できるでしょうか!
    さて、移動するプナン族の家はどうなっているでしょうか?
    彼らの家は「ラミン」と呼ばれて高床式の住居です。面白いのは生きている立ち木をそのまま柱にして組み立てられます。その柱に他の木材を籐蔓(トウヅル)を1センチメートル幅に裂いてひも代わりにしたものでくくり付けて骨組みを仕上げます。屋根はシュロヤシの葉で覆います。興味深いのは、一枚づつ木の小枝をクリップ代わりにして継ぎ重ねています。激しい雨が降っても雨漏りがありません。大人4人の作業で約1時間で出来上がります。想像出来ないでしょうが、大人6人が乗ってもビクともしません。本当に見た目より遥かに丈夫です。彼らは絶えず移動しますから、こんな簡単に作れて、しかも丈夫な住居を建てる術を受け継いで来たのでしょう。しかもかなり耐久性もあります。サラワク・バリオからタマ・アブ山脈を越えてロン・ルルラン部落までのロングトレッキングでのこと、途中のパ・チッ部落には定住プナン族が居住していましたが、そこで彼等と共にジャングルに入った時に古い移動プナン族住居跡を見ました。何年も前のものでしたが骨組みはしっかりと残っていました。素晴らしい知恵が住居からもうかがえますね。

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    2005年12月08日 00時20分03秒

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    ボルネオ奥地の民(オラン・ウル)の一つ、プナン族!


    オラン・ウル!日本語で「奥地の人」という意味です。高原部落・バリオについては以前お話しましたが、ここは、オラン・ウルの一つクラビット族が居住しています。また、カヤン族やクニャー族、プナン族も奥地にいます。どの部族もとても興味深く親交を深めて情報を取り入れていく中にとても学ぶべき事が沢山あることに気付かされます。
    がその特異中の特異、プナン(Penanですがプナンと発音します)族の未だ奥地に点在する移動する民「移動プナン族」を機会あるごとに紹介していきたいと思います。
    プナン族は太古の昔から森の中を移動しながら生活してきたボルネオでも異色の民族です。一ヶ所で住居を構えると、そこで狩猟をして、サゴヤシを採り、果物や山菜を採ります。めぼしい収穫がなくなるとまた別の場所に移動して住居を構えます。彼らは通常、血縁関係にある五世帯から八世帯、三十人ぐらいで一つの集団を作ります。そして、一つの場所に、二週間から一ヶ月間しか滞在しないと言われています。
    今現在は、定住型のプナン族が多いのですが、この移動型プナン族の生活を調べていく中に私達が、もっともっと学ばねばならないものや忘れていた、或いは失っていた大事なものを優しく教えてくれました。また自然と上手く付き合っていく知恵も沢山持っていました。
    これから少しづつお話ししていければと思っています。

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    2005年12月07日 15時55分59秒

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    ボルネオ島で新種の肉食動物を発見!での事。


    このニュースは、インターネット上でも先日報道されました。
    場所は、インドネシア・カリマンタンですが、発見の興味よりその生息場所が、油ヤシの大規模な栽培計画のために損われる事です。これが問題です。
    熱帯雨林の重要性は、今更説明の必要も無いでしょうが、そこに住む全ての生物が生きていくために絶対に必要なもの、財産です。
    最近の過去の歴史からも、東南アジアの木材(原木)の日本(ほとんどが日本向け)への搬出でフィリピンなど多くの熱帯雨林が壊滅状態になりました。ボルネオも同じです。北方材(家の柱や家具)と違い南洋材は主にコンパネなどの建築消耗材に使われます。だから1,2回使うとすぐ廃棄しますので、沢山の需要がある訳です。
    ボルネオでは、マングリースと呼ばれるフタバガキ科の樹木が切られています。基準は高さ25mを超えないと商品にならないので、択伐方式がとられていますが、問題なのは、他の樹木や植物に対して配慮がうかがえない。効率的に搬出するため、重機で目的以外の樹木をなぎ倒してしまい禿山にしてしまいます。
    問題は、木材需要だけではありません。マレー半島の上空から、或いはボルネオもそうですが、見渡すと延々と続く油ヤシのプランテーションです。熱帯雨林を根こそぎ切り払い、栽培面積を広げています。どうしてでしょうか?油ヤシは、果肉からパームオイル、実の種からパーム核オイルが取れます。マーガリン、インスタントラーメン等々の食品や石鹸、洗剤、化粧品等に広く利用されていますし、さらに用途が広がっています。採取後、すぐに処理しないと品質が落ちるので加工工場など大規模な処理施設を近くに建設しなければなりません。一ヶ所の工場で採算を取るには少なくても3千ヘクタールの敷地面積(東京都杉並区の面積と同じ)が必要だと言われています。
    このパームオイルですが、マレーシアは世界の半分近くを産出しています。しかも最消費国である日本の輸入のほとんどをマレーシアからに依存しています。どうですか?私たちは、木材といい、パームオイルといい、熱帯雨林を長い間食い荒らしてきた事になります。また、これから先もそう続けて行こうとしています。
    オラン・ウルの長老達は、言います。昔は川が綺麗だった!
    熱帯雨林はなぎ倒され、ヤシ畑では、土壌は益々豪雨で侵食されていくでしょう。生き生きとしたボルネオの熱帯雨林を残したい!守りたい!広げたい!は、私達だけの願いでしょうか!

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