辺り一帯が暗闇の中、澄んだ空気の夜空を見上げ、満天の星を眺める感動は、本当に不思議の国にいる気分になります。ロンパシアでのことです。
私は、ここに住んでいるイサクと言うWWFの職員に言いました、「ロンパシアは、まるでワンダーランド（不思議の国）ですね！」。イサクが答えて言いました、「ここは、ワンダーランドではありません。でもワンダーランドが見えます。」。確かにそうなんです。ここでは沢山の不思議が見えるんです！
私がよく言う、『完全な光』の持ち主の生き物もここでは、その飛び交う多さに「ファンタジーの世界」を見せてくれます。ここロンパシアはホタルの王国でもあるのです。川や渓谷が多く、日本みたいに農薬や環境破壊のないロンパシアは、ホタルにとって当然ドリームランドでもあるのです。
私が、ホタルのことをなぜ『完全な光』の持ち主と呼んだか分かりますか？皆さんは、明かりをつけたままにした電球に触れた事がありますか？経験あるならそれがとても熱くなっていることをご存知でしょう。電球が熱くなるのは、エネルギーが逃げているからです。標準的な電球は、光になるエネルギーはわずか１０％で、残りの９０％は熱となって逃げてゆきます。それに比べ小さなホタルは、１００％近い効率で発光します。ホタルが熱として逃がすエネルギーはごくわずかなため、ホタルの出す光は『完全な光』と呼ばれてきました。その仕組みを簡単に説明しますと、ホタルの腹部にあるルシフェリンと呼ばれる有機物質に、気管を通して取り入れられた酸素と混ざり合うと、化学反応が起き、淡い黄色から赤みがかった緑色の光が生じるのです。それに、ホタルの発光する細胞には、尿酸の結晶があり、ホタルの腹部から生じる光を外に反射するのを助けています。この光を用いて、交尾の相手を引き付けているのです。種類によって、発光パターンもリズムも違います。ホタルは本当に不思議な生き物ですね！
ロンパシアやボルネオに生息する動物や鳥は、常時食しているもの意外に、時々意外なものを食べます。どうしてか分かりますか？彼らは、自分の体内にいる寄生虫や回虫を駆除しているのです。自分でよく知っているんですね、何で自分を治療出来るかを！幾つかの研究グループが様々の野生動物の血液を検査したところ、自然の生息地にいるものの多くは、おりの中であれば死んでしまう事の多い深刻なウイルスや細菌の感染が起きても、生き残っていたことが分かりました。何か今の私達が、直面している問題にも参考になると思いませんか？また、森林そのものも治癒と関係していることも分かってきています。
ボルネオには不思議がいっぱいあります。世界最大の熱帯雨林と世界最大の多種多様な動植物を抱えているボルネオは、ある面で私達人類の救世主とも宝島とも呼べます。動植物の多種多様性では、２位のニューギニアを遥かに凌駕しています。ボルネオは世界一のワンダーランドです。そして、現実に目で見える『不思議の国』です。
皆さん！ワンダーランドの一端が少し見えて来ませんか？そして、もっと見たいと、もっと見に行きたいと思いませんか！私は喜んで是非にとお誘いします！

「Re:Re:ボルネオ・ワンダーランド・住んで旅する！」

こんにちは！投稿有難うございます！モトパシアです。
「モトパシアさんは、旅行者向けの施設を計画され作る仕事してるんですか？」このお尋ねにどのように答えたらいいか？・・仕事（本業）は別にあります。日本とマレーシア（ペナン）を行き交いしています。その中でどうしてもボルネオと関わりを持ち続けたいと思ってボルネオも行き交いしています。本来はマレー半島の方での行動です。以前からあちこちに素敵なホテルを持ちたい、不可能と思える叶わない大きな夢がありましたが、ボルネオの原生林の現状を目の当りに見て、何とか役立ちたい思いと願いを持ち、直接的、間接的に役立つ施設やホテルや雇用の場所などを作っていきたいと思っています。皆さんが気軽に出入りや滞在が出来る施設にならなければと思います。
多くの日本人にボルネオを知って貰い、或いは可能なら楽しみな旅行で、レジャーやビジネスで訪れて頂き、ボルネオと色々なかたちで関わりを持って頂き、ボルネオを身近に感じて、そして大事にしていきたい気持ちになって頂けたら、現地の方々や環境を中心に考えたボルネオの豊かな自然と生活が守り続けられると思います。
この様な思いを沢山の人達と共有し合いながら頑張っていきたいと切望しています。これからもよろしくお願いします！
今は、本業以上に大事なものだと思っています。

「Re:ボルネオ・ワンダーランド・住んで旅する！」
ボルネオって言うと、今は可愛らしいオランウータンを思い浮かべますよ＾＾
モトパシアさんは、旅行者向けの施設を計画され作る仕事してるんですか？
日本を離れ、海外で生活することを考えたことがあります。
きっと、永住するには大変だったりするんだろうけど・・・
でも、一度は行って見たい場所ですね

私達日本人の方に、「ボルネオでず〜っと生活したい！！」と言ったら、ほとんどの方は、「正気か？そんな一年中暑いところで、しかも治安や衛生面や生活のインフラは心配ないのか？」というでしょう。皆さんはどう思われますか？私の答えは、もうお分かりですね。大まかですが全てに置いて大丈夫です。
一度でもボルネオを訪れた方は、ボルネオの魅力の一端をお分かりだと思いますし、多くの方は、その魅力に取り付かれて何度でも訪れたくなる「ボルネオ病」という不治の病に一生取り付かれるようになります。地球は私達の素晴らしい住みかです。何処を旅してもその魅力を満喫出来るものです。けれど、住むと旅で訪れるとは、少し違ってくる事は事実です。
しかし、ボルネオは、住めば住むほど永遠に住みたくなるのです。特に私達日本人や欧米人にとっては！ボルネオのサバ、サラワク、ブルネイや東、中央、西カリマンタンなど、何処も素敵なところです。特にサバは九州ほどの小さな面積ですが、多種多様な魅力的な変化のあるところです。「どうか、サバに住んでください！素晴らしいところだから是非生活して下さい！」と招待したいですが、ほとんどの方は『出来ない！』ですね。「じゃ〜旅行で来て下さい！ほんの少しでも良いから遊びに来て下さい』は可能ですね。
ボルネオは、次から次へと自然の驚異を見せてくれます。色鮮やかな夕焼け、どんなイルミネーションでも負けそうな夜空、多種多様な動植物、まばゆいばかりの海や海岸などです。溢れんばかりの自然の魅力を楽しめます。私達日本人には、それらの自然も素晴らしい魅力ですが、まだあります。
私達日本人は、自然の素晴らしさに感動するのもさることながら、ボルネオでは自分達と異なる文化の人々と知り合うことが旅の醍醐味であると言えます。私とボルネオを旅した仲間の一人は、こう言いました、「私は、ボルネオの人々に対する消極的な見方が間違っていたことが分かりました。この旅行は異文化の人々を理解し、大事な友好関係を培うのに役立ちました。この旅行から得た教訓は、ものが必ずしも人を幸福にするわけではない、という事です。現地での人々や一緒の仲間との関係、友情を楽しみ、新しい友を作る喜びの方がどんなにか重要である事が分かってきました。・・・」・・本当に嬉しい言葉でした。・・・ボルネオの魅力は、『自然と人々』だと心から証言します！
近い将来、皆さんがほんのちょっぴり、或いは短期に、中期に、長期にボルネオでの滞在が出来る施設を作る計画をすすめています。生活をしたい方や少しの短い旅の寛ぐ処として、色んなかたちでボルネオと関わりを持って頂ける目的です。ボルネオを身近なものと思って頂き、好きになって、ボルネオを大事にしていきたい気持ちの日本人や多くの人達が沢山出来るまで頑張り続けたいです！

もう一枚です。いつかは是非訪ねて下さい！

マブール島の素敵な海上リゾートを載せて置きます。
御覧下さい！

この前、セレベス海のダイブリゾートに触れましたが、少しの時間ですがマブールについて紹介して置きます。
マブール島もとても美しい島です。シパダン島よりボルネオ本島の岬町・センポルナ寄りです。シパダン島は深海からの６００ｍにそびえ立つ山の頂上に出来た島なら、マブール島は、ボルネオ本島から遥か沖に広がった珊瑚礁の上の出来た島です。シパダンと違ってここは島の西と東にそれぞれ人の住む村があります。欧米でも知られているフィリピン・ミンダナオ島、スル諸島からサバを行き交う漂海民族・バジャウ族が定住している島です。
白い砂浜に囲まれた楕円形の小さな島で、ボルネオ本島からのリーフ岩礁の端にあり、海底は２５ｍ〜３０ｍの深さにまで傾斜のあるリーフに囲まれています。ここは、島からほんの少し沖の海上に素敵なリゾートが二つあります。一つは、シパダン・ウォーター・ビレッジともう一つはシパダン・マブールリゾートです。海上に作られた木造の、南海の楽園にマッチした施設です。昼も夜も快適な場所です。部屋の下は、珊瑚礁の海です。夜は、部屋から空の見ると、それは美しい星空です。けれどここのメインは、海の中です。海洋生物の多さは、世界中に知られていて、観察できない種類をリストアップするほうが容易です。シパダン島と共にどうしても一度は訪れて見たい島です。幾つか写真を貼ってみます。どうか御覧下さい（私のgaiaxのＨＰを御覧になって下さい！http://kinabalu-hi.hp.gaiax.com）！

「ますます行きたい島々」
モトパシアさん、写真ありがとう＾＾
人生一度きり！！行きたい場所には行ってみるのが一番ですね。
シバダン島の写真には圧倒されちゃいます。
それでは、旅行代金貯めて行くぞぉ〜

一連の体験旅行が４月までありますが、その後出来たら日本が梅雨の頃、コタキナバルからタワウまで、車でミニ旅行をしたいと思っています。具体的な案は出来ていませんが、コタキナバル＞キナバル山＞サンダカン＞セピロックオランウータン＞ラハダトゥ＞ダナムバレー＞タワウのドライブ珍道中でしょうか！数泊の面白い旅ですね。国道はとても良いです。
写真はタワウの一部分でタワウ・ウォーターフロントです。遠くに海上部落（都市）も見えますね！

タワウは国境の町です。大正時代からの日本人墓地があり町の中には、日本の名残りがあります。サンダカンにある部分似ていますが大きな、広い町です。サバ州３大都市の一つです。
ここからインドネシアの各都市や島へ定期船が賑わっています。日本人に親切な人々が多く、在住の中国系のマレーシア人は皆、「私は今でも日本人だと思っている」と言って喜んでもてなしてくれました。
写真はタワウの一部分です。