ボルネオ・サバに来て誰もが一度は必ず聞かれる質問が、「キナバル山公園には行きましたか？」です。キナバル山！そうです、ボルネオ島を代表するどころか、東南アジア一の高山（標高４０９５ｍ）で動植物の多様性も世界一の山です。この山だけに生息する固有種も多く、世界的にもとても重要な世界自然遺産の山です。
コタキナバルからトァランの近くを通り東海岸のセレベス海の各都市へ走る物流の動脈の国道がありますが、この国道がキナバル山公園入り口のすぐ側を通っているため意外と簡単に行けます。ですからキナバル山公園本部区域（標高１５００ｍぐらい）へは、コタキナバルから約３時間で行けます。近づくにつれその見事な威風堂々とした姿に何度となく圧倒されたり、感動したりのドライブです。姿や周囲の景色も徐々に変え、キナバルの変容を堪能出来るでしょう。
ところが、コタキナバルの北にコタ・ブルという町がありますが、ここからキナバル山へ行く”コタ・ブルーラナウ”ハイウェイが整備されましたが、この道を走るとキナバル山のまた違った姿を楽しむ事が出来ます。実に長閑で優雅な姿を目にします。それでいてやはり迫力を感じます。
どうか写真からその感触を少しでも感じ取っていただけたら嬉しいです。キナバル山の右側の小さな山は、「アナ・キナバル」と呼ばれ「キナバルの子供」という意味があります。その間の谷をキアウ谷と呼ばれ、カダダン・ドゥスン族が住むキアウ村があります。川は、「カダマイアン川」と呼ばれボルネオでは珍しい美しい清流となっています。
一度、コタ・ブルの山岳民族が集まって開かれるとても大きな独特の「サンデーマーケット」を訪れた後にキナバル山に行かれてみては如何ですか！

このマイガ島を含め、センポルナ・アイランズ公園には８つの島、ボドガヤ島、ボヘイ・ドゥラング島、トウタガン島、スバンガット島、スラカン島、シブアン島、アンタブアン島があります。そこに住む人々は、漁業の合間に陸上で耕作をしたり、またナマコや海草を養殖して生計を立てています。収入が少ないながらもしっかりと生活を営んでいます。しかし、そこに住むかなりの人々は、国籍が無いのも事実です。
この国籍の無い事は、かなりの問題も引きずっています。子供の教育、政府からの援助など私達日本人では到底経験しない事があります。しかし、彼らは、一番の団らんの家族と共に暮らせる喜びを真剣に味わっています。　夕暮れと共にその漁から家族のもとへ！美しく懐かしく、人情味のある光景です！

マイガ島の東海岸です。この島には約２００人の人々が生活しています。しかも、二つの部族が住み分けています。この東海岸には、スルー族で、離れた西海岸は、海バジャウ族（漂海民族）です。
マイガ島は、センポルナからボートで普通に走って９０分です。
この島を訪ねて来る時に絶対に忘れてならないものが一つあります。それはゴーグルです。後は忘れてもどうにかなります。なぜならここは楽園ですから！

センポルナ・アイランズパークのマイガ島での浜辺で遊ぶ少年達です。手に持っているのはスターフィッシュ（ヒトデ）です。

彼らは左後ろに見えるココナッツヤシが茂る部落の子供達です。いい表情だ！

後ろの島がボドガヤ島です。

センポルナは、サバの東海岸にある小さな町でコタキナバルから車で約８時間の処にあります。また、タワウからコタキナバルよりに２時間の処にあります。センポルナは風光明媚な町です。海好きな方に是非訪れて頂きたい町のひとつです。

クチンを流れるサラワク川は、郊外へ行くとまるで違った顔を見せる。ボルネオ・サラワクは本当に空気がきれいだから、夕日や朝日が美しい！郊外のサラワク川を背景の夕暮れ時を見てみませんか！

この景色からあなたの心を動かすものが感じられられますか？

感動を覚える素敵な景色や自然を、今度は私たちが引き継いで、それをまた残して行きたいですね！

写真の中の遠くを御覧下さい！スコール（夕立）が分かりますか?昼間の暑い大気が日暮れとともに冷やされて雨雲（積乱雲）が出来るのです。この作用には緑豊かな大地と山岳が関係しているのです。

街のヘソと呼ばれている場所が、このウォーターフロントの突き当たりにある市場です。生鮮食料品を売っている活気溢れる場所です。

あなたにとって見たこともない魚や野菜などなどは、必見かもしれません。

ここクチンのサンデーマーケットもコタキナバル顔負けの規模と量で地元の生活を垣間見る機会になります。

世界的に有名な、サラワク博物館や自然豊かな幾つかの国立公園、オランウータンの施設など見るべき場所が溢れているクチンですが、北部のサントゥボンやダマイビーチは是非にとお勧めします！

ウォーターフロントの市場よりには骨董品の店が多く並んでいます。私の楽しみな場所です。また同時に土産物も置いています。私は、骨董品はここの店ではなく、ここの店の店主の自宅を訪れます。いいものは自宅のそれは沢山の保管所に置いています。買うならば地元の有志と同行して自宅が私の鉄則ですが、一般の旅行者には無理ですね！だから店で買う時はあまり高くないものをお勧めします！

ウォーターフロントの東は、トゥンク・アブドゥル・ラーマン通り沿いにヒルトン、ホリディ・インなどのホテルが並び、ツーリスト・エリアになっています。この周辺は繁華街になっていて多くの人々がいつも賑わっています。

川沿いのオープン・エアーのシーフードレストラン街は地元の人々がよく通っています。是非お勧めの場所です。

ホテル・ホリディー・インから市場までのサラワク川の南岸にクチン・ウォーターフロントがあります。ここのサラワク川は普段は本当に緩やかに流れています。この流れの中を行き交うのがサンパン（小船）です。是非クチンへ来たらこのサンパンに乗って北岸のマルゲリータ砦に渡って見て下さい。違った世界から南岸の新たな景色を楽しむ事が出来ます。

皆さんは、サラワクという地域を聞いた事がありますか？ボルネオ島の北部のボルネオ・マレーシアの３分の２を占める広い地域です。そしてそのサラワク州の州都がクチンです。

このクチンは、私が最も好きな都市の一つです。この街は、１８００年代半ばにイギリス人・ブルックが王（ラジャ）として王国を建て東南アジアとしては珍しい白人の王国がしばらく続いた街です。今でも街の所々に王国時代に建てられたコロニアル建築が残り歴史を感じさせてくれます。

街の真ん中をサラワク川がゆったりと流れ、北岸と南岸を渡し舟が数多く行き交う。北岸にはコロニアル建造物が多く建っている。マルゲリータ砦は本当にその姿が絵になる。

クチンは本当に美しい街です。大きな町だが、せま苦しく感じられない。広い平野に高い建物がなく緑の中に街があるという感じです。だから空がとても広く感じます。遠く真北に突き出たシパン半島にあるサントゥボン山の素晴らしい姿が丸見えです。

ところで、クチンは、たまたまマレー語で「猫」という意味と一緒です。だから、街のあちらこちらに猫のオブジェが見られ、街の北部に猫博物館があったり、猫祭りも開催されます。

街の中央のサラワク川のほとり、ホリディ・インやヒルトン前からのウォーターフロントを散歩してみませんか！これぞクチン！これぞボルネオの街！を感じます！夕暮れともなればメルヘンチックとロマンチックを感じさせてくれる長〜いウォーターフロント・ロードです。