先日の答えはモニターです。
モニターすなわちオオトカゲです。世界中でオオトカゲは４０種いますが属名varanus（バラヌス属）と言います。オオトカゲと言っても２ｍ以上になるものは５，６種しかなく最も有名なものはコモドオオトカゲ（varanus komodoensis バラヌス・コモドエンシス）は３ｍを超える最大のオオトカゲです。しかし、平均すると１ｍ前後のものが多く、最小のものは全長２０ｃｍ程のショートテールモニター（チビオオトカゲ・varanus brevicauda)です。東南アジア、アフリカ、オーストラリアの砂漠から森林に生息し、半水生から樹上性のもの、地上性のものと生活様式は多様です。
マレーシアやボルネオでよく見かける写真のオオトカゲはミズオオトカゲ（varanus salvator）で東南アジア地域で広範囲に見られます。英名ではサルバトール・モニターと呼ばれ一般趣味家の間で人気があります。かなりの広範囲に生息しますからそれぞれに地域変異が見られます。最大で２．５ｍにもなりますが、私も以前飼育していましたが、１．５ｍくらいまでしか飼育下では大きくなりませんでした。
各地で見かけますが、決して人に危害を加えたりしません。見かけと違って大人しく臆病です。嫌いな人が多いのは残念ですが、機会があればよく観察して下さい。可愛いものですよ！
東南アジアのビーチではよく遭遇しますが、根が大人しいので、お互い無視して泳ぎを楽しんで下さいね。

マレーシアの旅に慣れていると他の地域へ行くと本当に困ってしまいます。なぜか？極端に言えば目的を一つに絞らなくてはならないからです。海か山か観光地か？田舎か都市か？ところがマレーシアはそれが短期の日程でも可能なのです。もちろん内容の濃さは別にしてですが、マレーシアの素晴らしい楽しみの醍醐味は満喫出来ます。いいところですよ！マレー半島やボルネオ島は！
近くまた欲張りの旅のスポットをボルネオに当ててみようと思っています。海と山と平地の田舎と山奥の田舎を詰め込んでみたいです。自然観察はもちろんですが、オラン・ウル（奥地の民族）の昔からの技や工芸にも触れたい！一緒にジャングル・トレッキングをしながら食材も学びたい！あれやこれや考えると、仕事も頑張らないと！とやる気も出ます。
今はこの日程を１週間から８，９日の間にどう押し込むかが問題です。写真はサピ島からコタキナバルを眺めたところです。海水浴をしながら音楽を聞き、本を読んで楽しみました。島もトレッキングしましたが、ある生き物が海岸に沢山いました。ランカウィでもそうした姿は良く見かけましたが、楽しいものです。一般の方は嫌がりますね！しかし大人しいものですよ！何でしょうか？

先週台湾の台南に行ってきました。毎年の「台湾国際蘭展」を台南で開催していますが、台南での開催だと思って台南市に行ってホテル取りましたが台南市から遠い、遠い！タクシーで往復2千元（物価やタクシー代が安い台湾で日本円約7千円）でした。次の日は台南駅から電車で嘉義（チャーイー）に向けて戻る途中の新営（シンイン）駅で降りタクシーで烏樹林（ウースーリン）の会場までにしました。どちらにしても片道1時間の行程でした。大きな会場に毎日沢山の人々の入場で東京ドームでの蘭展を凌駕しそうなくらいの海外から、また地元台湾からの熱心な参観者ばかりでした。
台湾での蘭を愛培するマニアや一般趣味家の熱意はすごいの一言です。かなりの蘭分野で世界をリードしています。ところでマレーシアでの愛培家の熱意が最近あまり伝わって来ないのは少し寂しい思いがします。特にペナンでは。少し自分にも責任がある思いで反省しています。また以前のように頑張らないと！と少し燃えながら帰国した次第です。
マレーシアでは蘭は特別のものではありません。本当に沢山の花木の仲間の一つです。多くの原種の自生地がありますのでもちろん人々を魅了する種類を見つける事が出来ます。しかし交配親として海外に提供する側ばかりでした。これからは蘭の先進国を目指して戴きたいです。
美しい国、美しい地域を抱えるマレーシアで世界中の人々を魅了させる大自然の動物、植物、景色。そんなマレーシアにはやはり蘭の花が一番似合うと多くの人々に思われ続けて戴きたいです。
写真はペナンのバトゥーフェリンギの浜辺です。遠くにモンキービーチの半島が見えますね。ご覧になっているあなたも多分モーターボートで行った事のある方かも！野性蘭も身近に眺められますよ！

「コウモリと蘭」
> ところで鍾乳洞探索には何か特別な思いが御ありでしょうか？

いいえ、特に思い入れがあってのことではありません。
タマン・ヌガラ内のこの洞窟（グア・トリンガ）はあまり訪れる人も無く、背負っているザックをはずして這って進まなくては通れない箇所もあり、面白かったです。
この洞窟にはその名の通りコウモリがいっぱい棲んでおり、またそれを捕まえる蛇もいるそうです。飛んでいるところを捕まえるらしいですが、暗い中でいったいどうやるのでしょうね。

> この３月１０日から１５日まで台湾の台南での国際蘭展に出かけます。東京ドームでの蘭展も素敵でしたがまた台南も素晴らしいと思います。掘り出し物を探してこようと思います。（笑い）

「東京ドームでの蘭展」すっかり恒例となりましたね。
父が蘭を好きだったので（庭に温室を作ったほどです）、私も東京ドームに見に行った事があります。
蘭と言えば、キナバル山の登山道の脇に数珠なりに咲いているのを（ネックレス・オーキッドというのですか）見たことがあり、さすがボルネオだと思いました。

KKから車を飛ばしてクロッカー山脈を越えて内陸部タンブナンからケニンガウまで真っ直ぐな道をドライブしました。最高の良い天気でした。やはり田舎が良いですね。カンポン（田舎）が良い！田舎のレストランで食べ、田舎の市場で買い物をする。普通のことが特別の何か言い知れぬ懐かしさを覚えました。
写真はほんの一部分です。ケニンガウのマーケットは結構広いですよ！

「Re:私も川魚につつかれました」
面白い経験でしたね！私にとっては長時間海水に浸っていたので表皮がふやけて、丁度垢すりを魚たちがやってくれたみたいです。心身ともに最高の癒しになりましたよ。ところで鍾乳洞探索には何か特別な思いが御ありでしょうか？コウモリとか植物と或いはケイヴィング自体を楽しんでいるのでしょうか。いずれにしても興味深いですね。
この３月１０日から１５日まで台湾の台南での国際蘭展に出かけます。東京ドームでの蘭展も素敵でしたがまた台南も素晴らしいと思います。掘り出し物を探してこようと思います。（笑い）

「私も川魚につつかれました」
モトバシアさん、ご無沙汰しています。
私の場合海ではなくタマン・ヌガラの川でしたが、小魚達につつかれたことがあります。
あれって、掃除に来てくれたのでしょうか？
確かにグア・トリンガ（コウモリの洞窟）を這いずり回って汚れていたんですけど（笑）。
気持ちよかったですが、脚のある場所をつつかれた時痛みを感じたので見てみると、すりむいて怪我をした場所でした。

サピ島は魚の観察にはとても良いところです。色々な魚が簡単に観察出来ます。初心者にもお勧めします。しかも、しかもですよ！パンくずでも与えたなら、身体の周りに数千匹といっても過言でないほどすり寄ってきます。また、小さい魚（めだかサイズ）は餌がなくても身体の垢（あか・角質層）を求めて体を掃除に来てくれます。その感触の良いこと！とても言葉で表現できません。
写真は小型のおいしそうな魚です！これはパンくずだけのおねだりでした。

サピ島での泳ぎを終えシャワー室から降りてきて遊歩道を１０mばかり歩くとガヤ島を望む素敵な場所を見つけました。ほんと！美しい光景です！皆さんもそう感じませんか？

ツゥンク・アブドゥル・ラーマン公園の５つの島で一番大きな島です。したがって原生林が多く島を覆っています。ジャングルウォーキングも他の島と異なりこの島でしか見られない動植物もあり自然観察者にとって楽しみな島となります。
島の北側は海水浴に絶好の素晴らしく美しいビーチもあります。写真はサピ島へ行く途中からのガヤ島の西北部を望んだところです。