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from: モトパシアさん
2010年12月18日 14時33分08秒
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ボルネオで見る空!
旅に出て、フッと気付く時があります。普段見慣れた物でも、旅先で見ると少し違った様に見えたり、違った印象に思えたりって事がありませんか?同行している家族や仲間の顔が印象さえ違ったように思える時があります。それは、その時の貴方の心が開けていて心の目で御覧になったからです。
でも今日、私がお話をさせて頂くのは、そんな心の目に加えて正真正銘の物理的な目で見ても違う素晴らしいボルネオの空です。
ボルネオ・サバ州の空は、本当に広いです。何処までも青く澄んでいる時もあれば、白い雲を浮かべたり、積乱雲(雷雲)の群れを散りばめたり、ある時は雨雲で覆ったりの地の果てまで続く広い空を持っています。
日本のように高い建物がなく広い平原や海、大地や高原をもっているボルネオだから見えるのです。
そこで、もう少し突っ込んだ説明をしてみましょう!ボルネオ付近の地球の回る速度は、時速1660km以上で動いています。(日本の北海道辺りですとその半分のスピードですが、地球が球体で地軸を中心に回っている関係からこうなります。)ですから、太陽の動きや星空の動きが、肉眼でも分かるのです。
コタキナバルの美しい夕日は、今では世界的に有名になりましたが、よく見ているとすごいドラマです。大きな太陽が遥か遠くの海上に差し掛かったかと思うと、その太陽からの光を受けている全てのものを真っ赤に照らしながら、見る見るうちに沈んでいきます。海に直接沈む姿は、沈んだ後もしばらく残る感動です。どうかボルネオは時速1600km以上で動いている事を憶えていて下さい。
夜の空についても話してみます。サバの奥地のロン・パシアでの星空を語った時がありました。「空にこんなに星があるなんて!」の言葉では表現できませんでした。以前、インドネシア・東カリマンタンの奥地へ行った時、夜マハカム川の渓谷の下から夜空を見上げた時のことです。渓谷の両岸の高い絶壁に挟まれた夜空は、川幅と同じくらいの狭さですが、それが輝くばかりの星で埋まっていました。星で散りばめたと言う表現よりも、星で張り詰めたと言う表現が正しいかも知れません。本当に感動でした。
しかしこのサバ州の奥地ロンパシアでの夜空は、その星の多さと共に広いのです。東の山々の尾根から西の山々まで、北の山々の尾根から南の山々の尾根まで遥かに続く星達の大パノラマなんです。「すごい! 素晴らしい! ウワァー!」、皆さんでしたらどんな表現をなさるでしょうか?
空気が本当にきれいだからロンパシアの昼間の空も忘れられないものです。ジャングルの谷間や木漏れ日の間から見た空、村の中央広場(以前草原の空港跡)で見上げた空、静寂に戻ろうとしている夕日もとても素敵です。
ボルネオは何処へ行ってもボルネオの空があります。「当たり前の事だ!」と瞬間つい口に出た方が居られるでしょう!マヌカン島で見る空は、そこの潮騒の音と吹く風が演出してくれます。キナバル山麓から見た空は、鳥や獣達の鳴く声や太古の木立の騒ぐ音響があります。ラハ・ダトゥの町からの空はどうでしょうか?遥か遠くに続く空は、セレベス海の水平上線で交わります。しかし、眺めている自分の周りには、ここの独特の環境での位置に居ます。魚市場や他のパサール(市場)での人々の雑踏や、数え切れない程の家が建ち並ぶ海上集落の迷路のように続く板張り道を踏む音が演出してくれるでしょう!
今私の楽しみの一つはサバ州を訪ね歩くことです。しかし、もっと楽しみや願いがあります。誰かがボルネオへ行って良かった!サバやサラワクは素敵だった!また、行きたい!そんな声を聞く事です。
さあ、それぞれのボルネオの素敵なもの訪ねませんか!ついでにその時々に空も見てみませんか!-
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タイ鉄道、
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from: モトパシアさん
2010年12月10日 13時30分09秒
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ハロー、今日の日!グッバイ、今日の日よ!(シブアン島で)
ハロー、今日の日!そして、グッバイ、今日の日よ!
毎日の同じような出来事が、当たり前に思っていたことが、そして同じ時の流れが、どうして旅先では特別のように感じるのだろう。旅先の何もかもが、何の障害物もなしに目や心に直接飛び込んでくる。
実におもしろい!本当に不思議だ!
見た事もないものを見る時は、もちろんそうですが、ほんのわずかな事やちょっとした体験でも喜んだり、楽しんだり、感動したりする。旅は素敵だ!
全てが貴重な大切な出来事になるように、自分でも知らず知らずのうちに演出してしまう。
その最たるものが、別れの時だろう!誰もが、ヒーローやヒローインでいられる。
誰もが知っているのだろう! あそこでいた自分が、あの景観が、今までいたあの時間が決して戻って来ない最後のものだ!と。
またこれから先、何かの縁で会う事もあるかも知れない人や知り合いになれた方、或いは友達になった方に対しても、あの時間、あの瞬間の共有した体感は二度と戻って来ない。
決して戻る事の出来ないひと時を感じる時、人は惜しむかのように感じ取ろうとする。
それがとても大事な事だ!自分はこれからも生きていこうと思う証だ!と思う。
旅の終わりは最高のドラマだ。その別れが船からだとさらに素晴らしい。
シーンと共にドラマのクライマックスだ!それを味わい知った者には、また味わいたくて旅をしたくなる。旅はいいものだ。本当に感動ものだ!
この写真も別れのシーンです。二度と戻って来ない島での滞在を、感動の時間を早くも懐かしみ声にならない声で、泣きながら「ありがとう!また、いつか帰って来るからね!本当にありがとう!」約束出来る筈もない言葉を叫んでいる。それでも良いのだろうね。
今、楽しい旅が終わろうとしている。この旅は終わりだが、旅の主役はまだまだ続けるつもりだ。時が流れ、時が過ぎていく。いつか思い出し、目に見えない力が働いて再び戻ってくるまで!旅の主役は、降りないでおこう!-
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