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マレーシア&ボルネオを楽しもう!

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  • from: モトパシアさん

    2021年02月13日 19時10分46秒

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    サンダカンでの出来事・優しい気持ちで、思い出も連れて帰ろう!

    最近、キャンプや山歩きが多くの方々に人気が出て支持され、ポピュラーになってきていますね。でもその行動や写真を撮る時の心構えが気になると同時に、またまた以前に私が書いた30年前の体験を思い出しました。本当に爽やかな思い出となったサンダカンでの出来事を再度リピートして載せました。是非お読み下さい。

    「今度また会おうね!いつかまた会えるといいね!その時を楽しみに待っています。」これらの言葉を旅先で何回言ってきたか!

    サンダカンでの事、空港からタクシーで、中心街から少し離れた小高い丘の上にある5星のホテルに着き、フロントで手続きを済ませ部屋に荷物をそこそこにして、早速友人達とセピロック・オランウータン保護区へ行く事にしました。レンターカーが手配出来なかったのでタクシーをチャーターする事にしました。

    私達が乗ったこのタクシーの運転手は、本当に真面目で人の良い男でした。セピロックの敷地内での見学や散策も終わり、帰りに蘭を栽培している所を二ヶ所見学しホテルに戻りました。もう夜だったのでフロントで美味しい料理店を尋ねたところ、朝鮮料理のレストランが一押しというのでメモし貰いそして予約もお願いして、ドアボーイにタクシーを呼んで貰いました。
    この呼び方が面白いのです。ドアボーイが小高い丘にあるホテル正面の入り口から下界に向けて指笛を鳴らすと、タクシーが猛烈な勢いで上がって、正面のロータリを回り玄関前に停車しました。このタクシーの運転手は、この日チャーターして先ほど下りたタクシーの男でした。本当に偶然?その後の体験を話していきますが、これくらいの事ではまだ序の口です。
    朝鮮料理店の食事は今まで食べた体験の中でトップクラスの内容でした。そして、帰りのタクシーを電話して貰いましたが、やって来たタクシーが、またあの運ちゃんでした。何だかこの町では彼のタクシーしかないのかな?の思いでした。

    次の日、朝食後ダウンタウンの郵便局とマレーシア航空の事務所への用事ついでにあちこち町を散策しようと思い、町までのタクシーをドアボーイに呼んで貰いましたが、そこで上って来たのがまた例の彼のタクシーでした。私達は唖然としました。そして少し気味が悪くなりました。けれどタクシーに乗りホテルからの坂道を下りながら擦れ違いに見たホテルの客を待つ沢山のタクシーの並びを見た時、この組み合わせが本当に偶然中の偶然だと分かりました。

    運転手(名前を言ってくれましたが忘れました)が話しかけてきました。「昨日のセピロックは楽しかったですか?」「足跡は付けてきましたか?」最初の質問はOKでしたが、二つ目の意味が分かりません。昨日から感じていましたが彼はあまり英語が得意じゃありません。それに語彙もかなり少ないです。私は心の中で考えました。「足跡?うん、確かに保護区敷地内のトレイルには、ぬかるみもありきっちり足跡を付けてきたのだが!」
    そうしている中でタクシーが郵便局前に着いたので降りることにしました。運転手が帰りの時間を尋ねてきましたが何時になるか分からないので、帰りのタクシーは必要ない事を言って別れました。

    そして次の日、コタキナバル(KK)へ戻るためホテルから空港へ。例の如くまたドアボーイに下界に向けてタクシーを呼んでもらいました。その間、友人達に冗談交じりに、「また、例の運ちゃんだったりして!」と言って笑っていたら、上がって来たタクシーは正真正銘、例の運転手でした。私達は、異口同音に「俺達!サンダカンへ彼に会うために来たのか」。本当に大笑いしてしまいました。

    空港までは距離があるため、車の中で少し落ち着く時間がありました。そこで、私は昨日のこの運転手の質問について尋ねました。「昨日のあなたの質問で足跡について言っていましたが、何か意味があるんですか?」しかし、彼は何か言いたかったのですが上手く言えません。ようやくゆっくり話し始めました。驚いた事に、日本語で語りました「旅先に置いてくるのはたった一つ足跡だけでいい!想い出と共にゴミも連れて帰ろう!」 これを2回ゆっくり繰り返し言って、ニッコリ笑ってくれました。うれしい!うれしい!お土産の言葉でした。私は、感動して言いました。「また今度サンダカンへ来たら会いましょうね!」 この約束は未だ果たしていませんが、この彼の言葉の貴重な意味は実行しています。

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