他のサイトや集まり交流のサイトでボルネオ旅行の問い合わせを色々頂いてきました。よく頂く質問の中に、「時期はいつが良いのか？」の問い合わせがあります。答えるのは、「行ける時が最高のシーズンです。」と言います。皆さんよく雨季の中での行動を心配されるのですね。一般の旅行での行動には全く心配ないのです。
問い合わせでの私の意見ですが、私個人の思い入れを伝えています。だから是非参考のほんの一つにと考えて頂きたいと思います。
熱帯地方、特に雨林気候の生物（ここでは植物を取り上げて言いますが）は、雨季に生長して乾季に花を咲かします。目に見える生長が止まると花を咲かすシーズンを迎えます。だから極端に言えば、乾季は生長が止まっているのです。だから逆に言えば、雨季は自然豊かなボルネオの躍動真っ只中の時期です。それは見た目にも本当に魅力的に映ります。
しかし雨季だと言っても雨が一日中降るわけではありません。雨上がりの森林や山に留まらず、町や村或いはホテルの庭先の樹木や海の景色は本当に素敵ですよ！ひょっとしたらボルネオの素敵な贈り物かも知れません。
ペナンでもランカウィでもプーケット（タイ）でも他のベトナムやフィリピンとも違うのです。ボルネオ独特の彩りと動きがあります。
以前サラワク州・クチンでのウォーターフロントでスコールに遭い、小走りに近くの行き付けの骨董屋に駆け込みました。飲み物をご馳走になり時間つぶしの会話をしながら外の景色を眺めていると、本当に素晴らしい素敵な世界を見ていることに気付きました。クチン川の流れや対岸のコロニアルな建物、林立している熱帯樹木や草本類など等が普段目にしている筈なのに、初めて気付かされました。どの様に？「ここはやはり素敵なボルネオなんだな！」って！少しの間、時間を気にせずに楽しんでやろうと思いました。
ボルネオの各地へ行く度に、いつも思い知らしめられます。ボルネオは、本当に大きい、しかし人口は全く少ないです。東南アジアとしては信じられないくらい。都市や町や村は緑の中にあると言う感じで、ゆったりとして窮屈感は全くないです。ボルネオって、その自然は雄大で深いし、距離も長い。色々な景色に出会うし、色々な人たちにも会う。しかし一番感じるのは時間があまりにも緩やかで刻むのが遅いということです。本当に嬉しい事です！