サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。
-
from: モトパシアさん
2005年12月07日 15時55分59秒
icon
ボルネオ島で新種の肉食動物を発見!での事。
このニュースは、インターネット上でも先日報道されました。
場所は、インドネシア・カリマンタンですが、発見の興味よりその生息場所が、油ヤシの大規模な栽培計画のために損われる事です。これが問題です。
熱帯雨林の重要性は、今更説明の必要も無いでしょうが、そこに住む全ての生物が生きていくために絶対に必要なもの、財産です。
最近の過去の歴史からも、東南アジアの木材(原木)の日本(ほとんどが日本向け)への搬出でフィリピンなど多くの熱帯雨林が壊滅状態になりました。ボルネオも同じです。北方材(家の柱や家具)と違い南洋材は主にコンパネなどの建築消耗材に使われます。だから1,2回使うとすぐ廃棄しますので、沢山の需要がある訳です。
ボルネオでは、マングリースと呼ばれるフタバガキ科の樹木が切られています。基準は高さ25mを超えないと商品にならないので、択伐方式がとられていますが、問題なのは、他の樹木や植物に対して配慮がうかがえない。効率的に搬出するため、重機で目的以外の樹木をなぎ倒してしまい禿山にしてしまいます。
問題は、木材需要だけではありません。マレー半島の上空から、或いはボルネオもそうですが、見渡すと延々と続く油ヤシのプランテーションです。熱帯雨林を根こそぎ切り払い、栽培面積を広げています。どうしてでしょうか?油ヤシは、果肉からパームオイル、実の種からパーム核オイルが取れます。マーガリン、インスタントラーメン等々の食品や石鹸、洗剤、化粧品等に広く利用されていますし、さらに用途が広がっています。採取後、すぐに処理しないと品質が落ちるので加工工場など大規模な処理施設を近くに建設しなければなりません。一ヶ所の工場で採算を取るには少なくても3千ヘクタールの敷地面積(東京都杉並区の面積と同じ)が必要だと言われています。
このパームオイルですが、マレーシアは世界の半分近くを産出しています。しかも最消費国である日本の輸入のほとんどをマレーシアからに依存しています。どうですか?私たちは、木材といい、パームオイルといい、熱帯雨林を長い間食い荒らしてきた事になります。また、これから先もそう続けて行こうとしています。
オラン・ウルの長老達は、言います。昔は川が綺麗だった!
熱帯雨林はなぎ倒され、ヤシ畑では、土壌は益々豪雨で侵食されていくでしょう。生き生きとしたボルネオの熱帯雨林を残したい!守りたい!広げたい!は、私達だけの願いでしょうか!-
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。 - 0
-
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。 - 0
icon拍手者リスト
-
コメント: 全0件