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from: モトパシアさん
2005年12月23日 10時59分47秒
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プナン族のペット?一度餌を与えた物
何度かプナン族を紹介しました。これからも機会があれば続けて行きたいと思います。が何分、他にも書きたいことが沢山ありますので、尻切れトンボにならない様に願っています。
ところで、プナン族に定住型と移動型があると言いましたね。そして移動型プナン族について話をさせて頂きました。定住型と何もかもが大きな違いがある移動型のプナン族の、その一端を今日は話させて頂きます。
移動型プナン族は、採取狩猟民族と言いました。野山での植物からの採取や生き物を狩猟することにより生活を営んでいます。動物?彼らにとって素晴らしい御馳走です。ところが、時々彼らの移動居住には、ペット?がいるのです。時に応じて食べるため?いいえ、違います。絶対に食べないのです。
時々サルを飼っているいるのを見ます。サル!私たちの感覚では絶対に食べないですね。そんな事を考えもしません。けれどプナン族にとって素晴らしいご馳走です。それをペットにしている。絶対に食べない!不思議ですね?答えを言いましょう!
例の吹き筒の吹き矢でサルを捕らえますが、時々捕らえた親ザルに子ザルが抱かかえられている時があります。その子猿を生かしているのです。そして、そこには大事な法則と言うべき掟が暗黙の中に働いているのです。彼らプナン族の人たちは、一度でもその動物に対して食べ物を与えると、それはもう美味しそうな食物ではなく、ペット?でもなく大事な家族の一員なんです。大事な家族を食べませんよね!だからジャングルのサルは食物!ですが、飼っているサルは家族!の違いをわきまえているのです。
ですから、定住して家畜を養う生活は、移動型プナン族には考えられない!もしくは受け容れられないことなのです。私たちの感覚で当てはめるのが正しいかどうか分かりませんが、自然からの恵みを施している十分な森がなくなる時、プナン族は、プナン族でなくなるのです。ボルネオの自然の恵みを一番認識しているプナン族の姿をまた紹介していきたいです。-
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