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from: モトパシアさん
2006年01月17日 19時36分04秒
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目に見えているものと違った何かがある!
もう随分前にインドネシア・東カリマンタンのサマリンダから許可書をもらってマハカム川を定期船で遡った時、一等船室で乗客に英国人のJ君夫妻と知り合った。ボルネオを旅して各地を周っているという。専門は動物で旅行記も出版する予定で幾つかの奥地を調査旅行中だとか。奥さんは、テレビや映画の撮影のスタッフをしていて大道具、小道具、セット撮影などの手伝いをしていたとか。それで、彼等の言葉は、「世の中、目に見えるものや見せられているものがある。しかし、ほとんどが本当はもっと違ったものだと思う!だから本当を見たい!」確かにそうだと思った。テレビや映画のセット撮影では、画面の中で雰囲気だけ、自然探索ものでも上手く繋いでアレンジしている。これで見ている側は、本物だと思わさせられている。だから、本当が見たい!が旅人となった理由だと言いました。
私は、よく「ボルネオの奥地は宝石があります。沢山ころがっています。拾いに行きませんか!」と言います。この2月、4月に行くサバの最奥地ロン・パシアもそんな輝くような桃源郷のような処です。そのロン・パシアから続くすぐ近くのサラワク、ロン・スマドやその先のバ・クララン。バ・クラランからすぐ近く国境越えのカリマンタンのクラヤン高原やバ・クラランからサラワク内のトレイルを辿った先のバリオ高原など、奥地を連なる各高原は、訪れた旅人を素敵に優しくもてなしてくれる処です。
しかし、いつか変わっていくかも知れません。ご存知だと思いますが、大自然のタイトルを付けた観光地では、現代風にアレンジしたり、本当はありもしないのに伝統料理や伝統民族舞踊といって観光客にサービスしたりしているところもあります。持て成された客は、それがそのまま伝統だと思い込んで楽しい思い出の1ページに加えるでしょう。それも確かに楽しい事です。「あなたに私が楽しむ旅をとやかく言われることはない!」と言われるでしょうか?確かにその通りです。
しかし、私の思いを話させて下さい。「私はボルネオ奥地の人々の真実の生活に触れた事を本当に幸せに思っています。彼らの生活を通して自然と共存する様々な知恵や知識を教えてくれました。隣人や友への思いやりはその最たるものでした。これから先、年月が経っていく中で彼らの生活習慣や様式が過去へのものとなっていくかもしれません。けれど、そうなる前の彼らと知り得た事は、大きな財産だと思っています。優しい心、家族を守る勇気や責任、隣人に対するもてなしや愛、どれも私達が一番学ばなければならないものだと思いませんか?」
私は、一人でも多くの方々にボルネオ奥地に足を運んで頂きたいと思っています。奥地には豪華な料理はありません。ましてや豪華な宿泊施設もありません。しかし、宝石のような美しい心ともてなし、輝くばかりの自然が待っています。誰かが言いました。「自然も人達も、生活も、今まで知らなかったものを知るという事は、いつも何かを教えてくれます!」「未知なるもの知ろうとしたら、未知なるものは溢れんばかりに教えてくれます!」旅する事、特にボルネオを旅する事は、多くを学ぶような気がします。本当にどこよりも多くを教えてくれるような気がします。-
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