皆さん、今晩は！
人生の中で、『もし〜がなかったら！」という事は、有り得ない出来事かも知れませんが、あえてここで言わして頂きます。もし私がボルネオと出会わなかったならとても素敵な贈り物をこの手に受け取る事が出来ずに人生を過ごしていたでしょう。
私達が、生活をしていて気付く事さえないものが沢山あります。何でしょうか？道端の草花！街路樹や公園で飛び交う鳥！青い空や白い雲！。「何を言っているんだ！そんなの見ていて知っているよ！」ってほとんどの方は言うかも知れません。けれど足を止めてじ〜っと眺めた事があるでしょうか？限られた時間の中、忙しい毎日、それらに関心を示し心や思いに大事なひと時を与えてあげた事が、最近ありますか？
以前、一時期の私はそうでした。生活が忙しく、仕事！仕事！の中心の毎日。旅行してもスポーツを楽しんでも、飲食事の楽しい行事に参加しても、思いの半分は仕事を考え続けていました。美しい景色を見た時、私なりに美しく見えました。が視覚だけのものだったと思います。感動とか或いは心に達するような思いまではありませんでした。
それがボルネオでの体験からすっかり変ってしまったのです。今の私の思いは、「もし鳥がいなかったとしたら、世界はどんなにか違っていたでしょう。鳥のさえずり、歌声、変化に富んだ色彩や飛び方。これらは皆、生物の素晴らしい多様性の一面を表わしていると思いませんか！」に変ってきました。実際、私達は、じっとその声に耳を傾け、その様子を観察する事がどれほどあるでしょうか？都会に住んでいれば、その騒がしい騒音に囲まれた生活の中、近くにいる鳥に気付く事さえないかも知れません。田舎に住んでいても、鳥がいるのが当たり前と思いがちの生活かもしれません。
夜空の星を眺めた事がありますか？眺めてもあまり見えないかも知れません。けれどボルネオと友達になると、度々美しい夜空を眺めたくてたまらなくなります。自分達の上には、こんなにも美しいものが輝いているんだ！と思いますよ!海や島や水生動物も同じ事が言えます。
旅する先で！そうです、旅する事によって気付かなかった大事なものに出会う事があるのです。気付かされる事があるのです。
人それぞれ社会や生活の中で責任があります。私も色々と責任を果たさなければならない立場でもあります。簡単に「旅に出ようか！」といつも言ってられない事も承知です。だからこそ、色々調整して、必要以上に努力して旅に出る時、心が開けるのです。普通以上の感覚で物事を捉えようとするのです。
自分の顔を鏡に映す時！辛そうな顔をそこに見る時、会いたくなるのです！ボルネオ奥地の友のそれぞれの笑顔に！その瞬間心が和らぎ、「また行こう！旅に出ようか！」といつも一人つぶやいています！皆さん、頑張って！努力して！勇気を出して！旅に出ませんか！！その先にあるものは、まだ気付いていない贈り物が待ってますよ！