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from: モトパシアさん
2006年02月27日 00時22分27秒
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でも、ワンダーランドが見えます!
辺り一帯が暗闇の中、澄んだ空気の夜空を見上げ、満天の星を眺める感動は、本当に不思議の国にいる気分になります。ロンパシアでのことです。
私は、ここに住んでいるイサクと言うWWFの職員に言いました、「ロンパシアは、まるでワンダーランド(不思議の国)ですね!」。イサクが答えて言いました、「ここは、ワンダーランドではありません。でもワンダーランドが見えます。」。確かにそうなんです。ここでは沢山の不思議が見えるんです!
私がよく言う、『完全な光』の持ち主の生き物もここでは、その飛び交う多さに「ファンタジーの世界」を見せてくれます。ここロンパシアはホタルの王国でもあるのです。川や渓谷が多く、日本みたいに農薬や環境破壊のないロンパシアは、ホタルにとって当然ドリームランドでもあるのです。
私が、ホタルのことをなぜ『完全な光』の持ち主と呼んだか分かりますか?皆さんは、明かりをつけたままにした電球に触れた事がありますか?経験あるならそれがとても熱くなっていることをご存知でしょう。電球が熱くなるのは、エネルギーが逃げているからです。標準的な電球は、光になるエネルギーはわずか10%で、残りの90%は熱となって逃げてゆきます。それに比べ小さなホタルは、100%近い効率で発光します。ホタルが熱として逃がすエネルギーはごくわずかなため、ホタルの出す光は『完全な光』と呼ばれてきました。その仕組みを簡単に説明しますと、ホタルの腹部にあるルシフェリンと呼ばれる有機物質に、気管を通して取り入れられた酸素と混ざり合うと、化学反応が起き、淡い黄色から赤みがかった緑色の光が生じるのです。それに、ホタルの発光する細胞には、尿酸の結晶があり、ホタルの腹部から生じる光を外に反射するのを助けています。この光を用いて、交尾の相手を引き付けているのです。種類によって、発光パターンもリズムも違います。ホタルは本当に不思議な生き物ですね!
ロンパシアやボルネオに生息する動物や鳥は、常時食しているもの意外に、時々意外なものを食べます。どうしてか分かりますか?彼らは、自分の体内にいる寄生虫や回虫を駆除しているのです。自分でよく知っているんですね、何で自分を治療出来るかを!幾つかの研究グループが様々の野生動物の血液を検査したところ、自然の生息地にいるものの多くは、おりの中であれば死んでしまう事の多い深刻なウイルスや細菌の感染が起きても、生き残っていたことが分かりました。何か今の私達が、直面している問題にも参考になると思いませんか?また、森林そのものも治癒と関係していることも分かってきています。
ボルネオには不思議がいっぱいあります。世界最大の熱帯雨林と世界最大の多種多様な動植物を抱えているボルネオは、ある面で私達人類の救世主とも宝島とも呼べます。動植物の多種多様性では、2位のニューギニアを遥かに凌駕しています。ボルネオは世界一のワンダーランドです。そして、現実に目で見える『不思議の国』です。
皆さん!ワンダーランドの一端が少し見えて来ませんか?そして、もっと見たいと、もっと見に行きたいと思いませんか!私は喜んで是非にとお誘いします!-
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