私は、５月の連休の頃、奥山深山を歩くのが楽しみです。なぜならこの頃、ここ四国高知では、奥山でシャクナゲの花が満開をむかえるころなのです。緑の中に囲まれたシャクナゲの花は本当に目を瞠るほど美しいです。ところが、そんな中ハっと息を呑む瞬間があります。あの素敵なアケボノツツジの群生に行き当たることがあるのです。シャクナゲよりもう少し淡いピンク色で、それは本当に美しい花木です。奥山深山に見事にお似合いの花です。
ところで、皆さんは、「インディアン・コーラル」或いは「コーラル・ビーン」という花をご存知ですか？学名は、「Erythrina glauca」ですが、この大きな木の花がボルネオに本当にお似合いの花なのです。道を歩いている時も、車で走っている時も目にすると、思わず立ち止まって眺めてしまう木なのです。それはドキっとするような見事な真っ赤な花で不思議な形の花です。
ボルネオの乾期の時、太陽が照りつける青空の下で咲き誇る姿は、本当に圧巻です。本当に「思わず立ち止まって眺めてしまう」のです。写真の好きな方でしたら、この被写体に向かって何度も何度もシャッターを押すでしょう。
私が初めてキナバル山へ行った時のことでした。途中でキナバル山の全容を目にした時、あまりにもの感動で、しばらく眺めていました。それからも、ボルネオでは、何度も何度も、「思わず眺めてしまう」ことが度々ありました。素晴らしい景色！動物の面白い光景！ボルネオでは沢山あるのです。
皆さんには、この「思わず立ち止まって眺めてしまう！」出来事が、最近ありましたか？答えは要りません！是非ともボルネオを訪れて、「思わず立ち止まる」、そんな出会いをして見ませんか！