トレンガヌ州には、芸術品と呼べるほどの見事なバティックの産地です。バティックとは、ろうけつ染めの一種でシルクや木綿やサテンなどに花柄やマレーの伝統模様などを描いた生地のことです。シルクの上に手描きを施したバティックは、本当に魅了されます。
ところで、この地方の自然界にも素晴らしい芸術作品がその美しさを惜しげもなく放っているところがあります。その場にいてももちろんですが、少し離れて見るとあまりにも美景に感嘆します。
ウミガメの産卵地で有名なトレンガヌ州ですが、ここランタウ・アバン近くの海岸もそうです。この海岸線の美しさは東海岸でも指折りです。クアラ・トレンガヌの南にあります。
この海岸には、素朴な村（カンポン）もあり、のんびりとビーチを楽しめます。ドゥングンというカンポンには、毎週木曜日の夜に大きなナイトパサール（ナイトマーケット）が開かれています。観光客向けのホテルも数件ありますので、安心してビーチを訪れる事が出来るでしょう。