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from: モトパシアさん
2007年07月16日 15時22分43秒
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川の生活・ボルネオの奥地で①
ボルネオの色々な川を遡って源流域を訪れる旅はとても楽しく、新たな発見の連続です。それがその途中での過程からでも面白いものに出会ったり、興味深い情報を聞いたりします。例えばこんな体験がありました。
インドネシア・カリマンタンでの事、定期船から降りて、ロングボート乗り換えて奥の部落へ遡っていくと川岸にいくつものボートがじっと何かを待ち伏せしているように待機しています。こんな場面に何回か出会います。話を聞くとワイルドピッグ(イノシシ)の群れが川を渡る時期なので、川の中を泳ぐのを待って捕えると言います。このイノシシ狩りは、ムシン・ブラナン(泳ぎの季節)と言って一ヶ月間、一年に二回あるそうです。
毎年渡る場所も渡る方向も一定で変わらず、ほとんどの場合、川幅の広い真っ直ぐな川を渡っています。イノシシはよく知っているのですね。曲がりくねった川幅の狭い処は流れが速く困難だという事を。そして、そのことを部落の男たちも知っている。そのイノシシの群れがちょうど川の中央に差し掛かった時、待ち構えていた各ボートがいっせいにエンジンを吹かし群れに突進します。見事槍で突いて仕留めるのです。その日、男たちは、他の仕事を放り出して猟を楽しむのです。後先になりましたが、そのイノシシはヒゲイノシシと言ってボルネオだけに生息します。
ボルネオの奥地へ行く時は、お土産を持っていくのが鉄則です。宿泊や何かの足代わりになるボートやその他諸々にお金だけでなく、このお土産がものを言うのです。お菓子や布、様々な道具や入れ物。一番はタバコなのですが、私自身吸わないし、主義上吸わせたくないので持って行きません。
ボルネオ島全体には、本当に鍾乳洞が多いです。石灰岩の地層が多いためです。それはボルネオ中央の各河川の源流域も同じことです。そのため奥地の人々の換金産物の一つのツバメの巣も採れるのです。ですからそれらを買い取り商売をしているブローカーにも会うことがあります。
その話について次ページで話します!-
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