ペナンを行き交いするものにとってこの「東洋の真珠・ペナン」はとても気だるい響きの言葉です。確かに美しい自然もあり景色もきれいですが、これらはここマレーシアでは当たり前のことです！
しかし、やはりここペナンが「東洋の真珠」だと改めて納得するところがあります。それがペナン・ヒルの頂上から見た夜景です。下界の都市ジョージタウンはもちろんですが対岸のマレー半島のバタワースの町の灯かりまでが煌めく夜景はまさに「東洋の真珠」だとうなってしまいます。
ペナン名物のケーブルカーで標高約７００ｍのペナン・ヒルの頂上へ登ると本当に素晴らしい眺めができます。日中の晴れた日はマレー半島の遠くの緑まで眺められます。北東のクダ州（ケダ州）を眺めると標高１２００ｍ余りのグヌン・ジェライの尖った山が見られますがその姿は南海の神秘を感じさせてくれます。本当に素晴らしい景色です。
ところで、このペナン・ヒルは蘭のマニアならご存知かも知れませんが、蘭のパフィオペディラム・バーバータム（Paphiopedilum.barbatum)の自生地です。私達がよくパフィオ・バーバタムのペナンタイプと呼ぶものの故郷なのです。他にも様々な野生の蘭が生息しています。動植物にとってペナンは東洋の真珠でいられるかこれからの私達の見守りにかかっています。
都会があり自然があり海があり山があるペナン。それに西部には里山や田舎もあるんですよ。ペナンがいつまでも真の意味での東洋の真珠を続けられますように！