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from: モトパシアさん
2012年01月09日 18時14分22秒
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ボルネオを川から奥地へ!
ボルネオ奥地での生活は、それがマレーシアでもインドネシアのカリマンタン側でも今では何処へ行ってもお金が重要になっています。そのため、お金を稼がないといけません。
もちろん自給自足で用は足りるのですが、外部からの食料品や塩、衣服又は少しの電気製品などなどに金銭は必要です。そのため換金産物が、とても重要視されます。
例えば、ツバメの巣、籐(ラタン)。{(注)移動プナン族は物々交換を基本としています。彼らの籐製品(ラタン)の敷物のつくりと模様デザインは時間と丁寧な手作業で優れていますから、取引相手の同じ奥地の民・クラビット族にも評判がいいです。}、沈香(ジンコウ)、砂金など。
それらを商売人が買い求めて奥地への船旅で行くのです。カリマンタン(インドネシア側)の場合、各河口付近の都市のブローカーが買い求めの船旅をします。
彼らのその買い求めてきた物をその都市の総ブローカーが買取って、ジャワ島のスラバヤやジャカルタ等の商売人に引き渡すようにしています。また、奥地で集めてきたものを、そのまま大きな商売人に売りさばいているブローカーもいます。
籐(ラタン)の出来は、各部族によって大いに良し悪しがあるそうです。先程も述べましたが、サラワク(マレーシア側)のプナン族のラタンの敷物の織りは非常に良く、芸術品の域ですが、やはり代々の生活の中で何を重視して受け継いでゆくかの姿勢かもしれません。
余談になりますが、実際彼らと交渉すると、(もちろん間にクラビット族を仲介にして)びっくりするような安価で買えます。ボルネオに通じている私でも信じられないくらい!
沈香はご存知ですか?今ではさらに高価になっていますが知らない方は、Yahooの検索でもすぐ分かります。たぶん分かると皆欲しくなると思いますが、以前は東南アジア全域で取れていましたが、今ではボルネオなどが最後の産地と言っても過言ではないでしょう。
砂金なんですが、ボルネオにはあるのですねえ!と言ってもどんな川でも、どんな川原の砂の中にもあると言うのではありません。あるところにはあるのです。この砂金採集は私の隠れ趣味なのです。自分で採集する砂金が嬉しくて楽しいのです。
話は戻りますが、こうして奥地への船旅の途中でそれら買い求めて奥地へ旅する人やそれらの品物を持ってくる人たちと知り合う事ができます。そして、色々な情報を教えてくれます。
そのことによって本当に知らなかった興味深い貴重な出来事を知り、私の知らない部分の彼らの生活を垣間見る事ができたのです。-
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