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from: モトパシアさん
2012年07月13日 15時40分12秒
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一歩、一歩をかみしめるような旅をするようになりました!
マレーシアに最初に旅したのが、高校2年の夏休みでした。当時1米ドルがまだ日本円の360円の時代でした。父親を小学5年に事故死で亡くし、私の家は恵まれた家庭ではありませんでした。家業を母親が引き継ぎ私も学業の合い間に手伝いをして、時々アルバイト代金を貯めて、東南アジアの自然を直に観てみたい願いがありました。
しかし、当時の海外旅行は少年の稼ぎだけで行ける様なアマイものではありませんでした。高3年生になると受験勉強での大事な夏休みになるので高2の夏休みはタイムリミットです。苦しい中、母が足らない分を優しく補ってくれました。
せっかく援助してくれたのだから絶対に無駄にはしてはいけない思いでのタイからマレーシアのゆっくりした鉄道の旅を体験しました。シンガポールまで何度となく途中下車、そして、英語しか喋れない日本の少年の一人旅を多くの現地の人達が助けてくれました。温かいお持て成しの連続でした。不思議と悪い目的の人には会わなかったのです。
貧乏日本人の少年のかみしめるような旅を、誰もが心から応援したかったのでしょう。
それから月日が経ち、時代や乗り物も移り変わり、私の旅の姿も変わっていきました。一般の方々よりは頻繁に飛行機の移動の生活やパスポートの出し入れの多さです。旅先での体験は、それまでの経験の多さから当然のごときの見方になっていました。楽しく思う、或いは感動するの感覚は、依然としてありますが、どこか感覚的に粗雑な旅を繰り返していました。ですが、去年あたりから違ったのです。
旅先で「ここには今回で最後かも知れない!」「二度とこれないかも知れない!出来るだけ目の奥に焼き付けて置きたい。五感全てに取り留めておこう!」と思うようになりました。旅先で語らいだ人達とも二度とこんな時は帰ってこない思いで一日、一日を大事にかみしめています。
あの頃の少年での旅を今思い出したかのようにするようになりました。私の末期がもうそろそろ?こう書くと喜ぶ人が家族にいるかも知れませんが、イヤイヤそんなのではありません。体力や気力は昔以上?ですし、好奇心や向学心も昔以上です。少しだけ考える時間を増やしました。少しだけ物事を反省する時間を増やしました。その結果ほんの少しだけ学びました。
せっかく・・・するのだったら、しっかりかみしめるよう行動をしよう!「せっかく時間、金銭、或いは他の犠牲を払って旅するなら、大事にかみしめるようにその時間を過してみよう!」そのことは如何に時間を大切に使っているのか、如何に人生を愛しているのか、そして関わりを持つ人達の時間や人生を大事に思いやる表現の一つになるかも知れないと思っています。-
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タイ鉄道、
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