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from: モトパシアさん
2012年09月07日 10時35分04秒
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メコン川で唯一の滝
東南アジア一の大河メコンは、本当に長いです。チベット高原からミャンマーとラオスの国境沿いを下り、あのゴールデントライアングルでタイに当り、ラオス国内へ入りまたタイとラオスの国境を長く下り、そして、またラオス南部をまたいでカンボジアを潤してベトナムで南シナ海に注ぐ約四千四百kmの長さです。
そんなメコン川で唯一最大の難関であるのがコーンにある滝です。ここはラオスとカンボジアとの国境にあります。この滝を挟んで北側がラオス南はカンボジアでその目印となる滝なのです。ところが高さがわずか15mほどしかなく幅が広いだけの迫力不足の滝です。
しかし、北側のラオスでのメコン川はとても雄大でしかも沢山の支流に分かれています。幅の広いところでは20kmで大小4千も島があります。その最大のコーン島は、南北20km東西8kmもあります。その滝の下流のカンボジア側でメコンはまた元の川幅になって一本の大きな流れになっていきます。このコーンの滝があるためにカンボジアが水浸しにならないようになっているのだとラオスは言います。
もう一つ言っておかなければならない事があります。下流のカンボジアのクラチエが有名なのですが、そのクラチエでも本当に稀な目撃となっている希少動物がこの滝の北側ラオス・コーンにいるのです。それは、川イルカです。もちろんクラチエとは別の仲間です。200kmも離れていますし滝でさえぎられています。本当に不思議な生態ですね。数が少なくなっているといいます。これからもっともっと調査研究して大事に守っていきたい川イルカを皆さんにも是非記憶に留めていて欲しいと思います。
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