以前の私の旅日記を読んいて、また行きたくなりました。この旅日記の当時も含め何度もキナバル山へは行きましたが、また新たに、恋焦がれるほど行きたくなりました。
現在はCovid-19の嵐の中で、事実上海外渡航が困難な中です。その日が来るまで過去の旅を楽しんでいます。

随分前にキナバル山麓のクンダサンの貸し別荘に数日滞在したことがありました。
山麓と言っても標高が高く夜間になるとセーターを着たくなるほどの涼しさになり、居心地が良く、当時の行動記録や執筆がはかどるほどでしたが、夜ともなれば、近くのバンガローから各地から来ていて、昼間、山のトレイルなどで知り合いになった旅行者たちがワインや軽食を持参しての押しかけミニパーテイーの連夜でした。
そして、最後のお別れの日の日記でした。

以下に当時の記述を記載させて頂きます。

もう少しで言わずに帰るところでした！急いでこの部屋に戻ってきて別れの挨拶をしました。「また会いにくるよ！」ただそれだけの言葉だけでしたがどうしても言いたくて６ｋｍを車で走ったところで引返してきました。

わずか２泊３日の滞在でしたが、キナバル山国立公園での日程は本当に楽しいものでした。大自然との触れ合いだけでなく色々な方々との出会いや会話は本当に思いに残るものでした。「また、いつかここで会おうね！」の合言葉を何度となく交わし再会を誓い合ったのでした。
そして素敵な思いを胸に今朝ＫＫ（コタキナバル）に戻ろうとクンダサンを後にして途中、道路端の露天市に立ち寄ったところで、そこの店主が「なんて素敵で良いお客さんだ！また立ち寄って下さったら嬉しいよ！必ず歓迎しますよ！」。

私は、「口が上手いね。皆に言っている言葉だろう。」しかし、その店主から思いもしない言葉が返ってきました。「そうですよ！どなたにも言っています。ですが、いつも思いを込めて心から言っています。必ずそうなると信じています。」私は妙に気になった。

私は、心から思いを込めて真剣に再会の挨拶をしたのか？ありがとうやさよならを言ったのか？・・・挨拶のやり直しだ！それでここへ戻ってきたのでした。
「キナバル山そして皆さん！また会いに来るよ！」クンダサンの最高の場所にある貸し別荘の部屋から心を込めて言いました。

そうです。今現在の私の会いたくてたまらないものなんです。上記の当時の私に、その時の思い出に、会いたくて必ずキナバル山に行きたいです。元気で輝いていたかも知れない私を取り返しに行きます。