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from: モトパシアさん
2011年12月26日 19時58分19秒
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クラビット族の国のバリオ 5
写真は私が撮ったものではありません。(特に断りを言って置きます!)バリオパイナップルを写してくれと頼んだのですが、作者はパインよりも持って戴いたクラビ
写真は私が撮ったものではありません。(特に断りを言って置きます!)バリオパイナップルを写してくれと頼んだのですが、作者はパインよりも持って戴いたクラビットのレディーにファインダーを合わせて主役のパインは頭だけ(笑)
前回はキングコブラなどの話で驚かせましたが、通常ではめったに会いません。況して人の行き交うトレイルでは見つけたくても見つけられないものです。
獣も音をや声を出さずに風下に自分たちがたまたまいたとしても昼間は難しいです。只言える事は、ヤマヒルにはトレイルといえども林の中では要注意です。
私は、時々トレイルから離れて道無きのジャングルへ入ります。理由は通常では会えないものや見つからないものを探すためです。樹木や森林相でだいたい何があるのか分ります。そんな森林帯を見つけるとワクワクします。
その話は置いといて、今日はバリオの特産物を紹介します。バリオの産物ではバリオ米を先ごろ紹介しましたが、バリオでもう一つ忘れてならない食べ物があります。それがまたとても美味しいのです。
「パイナップルなんか、どこでもあるじゃないか!」と思われるでしょう。ボルネオ、マレー半島、インドネシアやタイなど世界中で食べれます。しかし、どっこい!バリオのパイナップルはその美味しさではNO.1間違いないです。パイナップル的な甘さが抜群です。
このバリオのパイナップルは、品種的な改良での美味しさでなく、ここの環境特有での産物です。土質や昼夜の温度差など、色々な環境要素を並べ立てたらきりがありません。ともかくバリオへ来たら必ずパイナップルを食べる事です。
何々を見てから死ね!とか何々を見ずして語るなかれ!とか言いますが、バリオのパイナップルを食せずしてバリオを離れてはならずです。-
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from: モトパシアさん
2011年12月29日 12時30分57秒
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「Re:Re:クラビット族の国のバリオ5」shima様、コメントをありがとうございます。嬉しいですね、セレベスは私の好きなところです。民族的のも、文化
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from: モトパシアさん
2011年12月25日 17時26分12秒
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クラビット族の国のバリオ 4
写真はバリオ渓谷です。クラビット高原のバリオの渓谷は、本当に深いです。峡谷がそそり立つというのではなく奥懐が長く続いているのです。山の山頂まで云わば分
写真はバリオ渓谷です。
クラビット高原のバリオの渓谷は、本当に深いです。峡谷がそそり立つというのではなく奥懐が長く続いているのです。山の山頂まで云わば分水嶺までが遠いのです。ですから、未だどの渓谷の源水域に行ったことがありません。
私など蘭や植物などの自生地調査研究のものにとって、この分水嶺近くが探索的に美味しいのです。新種発見がよくあることですが、一人旅の私にとっては厄介で危険なものです。
過去に苦い体験がありました。
場所は違いますが、このクラッビット高原の東側、国境をインドネシアの東カリマンタンに移してスサヤップ川の奥地の高原部落ブヌアンを訪れた時、少し探索に欲がでて奥へ奥へと進み、分水嶺にたどり着き尾根を歩いて行くうちに最初に来た谷が分らなくなりました。
それからもとの部落まで3日かかりました。夜はビニールシートを小さめに折りたたんで、その四角の縁に沿って溝を掘り、斜面に沿って水が流れるようにしてその上にテントを張らずに大き目のビニールシートを広げてその中に荷物や体を入れて寝るのです。夜中には凄い土砂降りにもこれなら耐えれました。
ジャングルの中では獣は恐くないです。それ相応に音や声を立てていきます。山ヒルには常に防虫スプレーです。
しかし、厄介なものがいます。森から明るい草原へ出る時の境目では、要注意です。草原から大好物の蛇を狙っているキングコブラに遭遇するからです。対処方法は私はここにいてお前には危険な人物だから早く立ち退きなさいとずうっと手前から知らしめることです。
ボルネオの奥地では色々と学んできました。-
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from: モトパシアさん
2011年12月25日 16時26分41秒
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クラビット族の国のバリオ 3
写真はバリオのメインロードです。昔の風景と同じです。しかし、電信柱が続いています。以前は目につかなかった風景です。以前にもどこかにはあったかも知れませ
写真はバリオのメインロードです。昔の風景と同じです。しかし、電信柱が続いています。以前は目につかなかった風景です。以前にもどこかにはあったかも知れませんが、ここにはありませんでした。
以前は大体がバリオの中心地の各住居には、発電機が備えていて夕方ともなれば、あちこちからバリ、バリ、バリと発電機を回している喧しい音が響いていました。
この音を聞くと「もう夕暮れが近い!急いでロッジに帰らなくちゃ!」との思いで足を速めたものでした。夜が深まると発電機の音が消え、代わりにトタン屋根がドッドッドッと凄い音を立てます。時間雨量200mmは下らない豪雨です。「あああ!明日は山は無理かな!」の落胆ですが、いつも朝はカラ!とした晴天です。なんども嬉しい期待はずれです。
ですが今ではソーラーもついているのです。こんな風景はサバの奥地ロン・パシアでも同じ事でした。ボルネオ奥地も変わってきています。これからはもっと変わるでしょう!
現在のバリオは夜が静かですよ。それだけは嬉しいです。-
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from: モトパシアさん
2011年12月25日 15時44分56秒
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クラビット族の国のバリオ 2
写真は水田とバリオの人家です。クラビット高原のバリオは、バリオ米という有名なお米の産地です。ですから、バリオの平地の多くは水田の風景です。そこを歩いて
写真は水田とバリオの人家です。
クラビット高原のバリオは、バリオ米という有名なお米の産地です。ですから、バリオの平地の多くは水田の風景です。そこを歩いている自分の姿は、少し前の日本の農村での、高知の里山での生活です。
高知が温暖な地域だからなお更似通った風景です。
しかし、一歩山に入るとそこはボルネオです。高地熱帯雨林帯のジャングルがどこまでも続いています。このクラビット高原は高地熱帯雨林なのです。
熱帯雨林を2つに分類すると海岸沿いのマングローブ林や川沿いの平地に広がる低地熱帯雨林と標高910m以上の高地熱帯雨林とに分かれます。
それぞれに大切な貴重な地域です。
ですが、動植物などの生物の多様性など、種類や数はこのバリオのあるクラビット高原などの高地熱帯雨林は比較に出来ないほど突き抜けて多いのです。たぶん、知られているより知られてないもの方がはるかに多いのです。
動植物などの生物を今まで発見されて発表されたのを1とするなら、このクラビット高原だけでも、その1000倍から10000倍だと言う研究者もいます。中には現在の不治の病もここでの発見でそのクスリとなるものもあると願っています。クラビット高原はそれだけの素晴らしい現代のガンダーラだと思います。-
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from: モトパシアさん
2011年12月25日 14時34分00秒
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クラビット族の国のバリオ
写真は、バリオの主要道です。写真ではバリオへ向かっていますが、反対側もはるか彼方に続いています。広い高原盆地です。クラビット高原は、クラビット族の国で
写真は、バリオの主要道です。写真ではバリオへ向かっていますが、反対側もはるか彼方に続いています。広い高原盆地です。
クラビット高原は、クラビット族の国です。その首都がバリオです。このバリオは、周囲を山々に囲まれた広い高原盆地にあります。その平原には水田が広がり、牧地があり、その中に人家や学校や教会があります。
また山に入るとバリオ渓谷が豊かな水を広い高原へと水を運んでいます。
バリオを中心に歩いて一日くらいの範囲に7つのクラビット族の部落があり、約1,800人のクラッビット族が住んでいます。その内の900人がバリオにいるのです。
標高1,000mを超えるこの高原は、平均気温が約20℃ととても涼しい気候です。昼間は日差しが強く暑い日でも夜は寒いくらいです。
周辺の山々は沢山の(付け加えて言うなら!非常に珍しい!)動植物の宝庫です。山でなくても水田にも道端の草原でもトンボ、蝶などの昆虫や野草などのノボタンや食虫植物が当たり前に観察できます。-
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from: モトパシアさん
2011年12月23日 10時11分57秒
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移動型プナン族
写真は、食虫植物のネペンティスの仲間です。前の投稿で定住型のプナン族のパ・ブラン部落を紹介しました。今回はとても興味深い、移動する民・プナン族を再度紹
写真は、食虫植物のネペンティスの仲間です。
前の投稿で定住型のプナン族のパ・ブラン部落を紹介しました。今回はとても興味深い、移動する民・プナン族を再度紹介いたします。
オラン・ウル!日本語で「奥地の人」という意味です。
高原部落バリオにもオラン・ウルの一つクラビット族が居住しています。また、この高原台地にはカヤン族やクニャー族、プナン族も奥地にいます。
どの部族もとても興味深く親交を深めて情報を取り入れていく中に、とても学ぶべき事が沢山あることに気付かされましたが、その特異中の特異、プナン族の未だ奥地に点在する移動する民「移動プナン族」を紹介していきたいと思います。
プナン族は太古の昔から森の中を移動しながら生活してきたボルネオでも異色の民族です。一ヶ所で住居を構えると、そこで狩猟をして、サゴヤシを採り、果物や山菜を採ります。めぼしい収穫がなくなるとまた別の場所に移動して住居を構えます。
彼らは通常、血縁関係にある五世帯から八世帯、三十人ぐらいで一つの集団を作ります。そして、一つの場所に、二週間から一ヶ月間しか滞在しないと言われています。(場所にもよりますが)
今現在は、定住型のプナン族がはるかに多いのです。しかしこの移動型プナン族の生活を調べていく中に私達が、もっともっと学ばねばならないものや忘れていた、或いは失っていた大事なものを優しく教えてくれました。また自然と上手く付き合っていく知恵も沢山持っていました。
私は、今から随分前に、ジャングルで彼らのグループに偶然に出会いました。そして、少しの期間同行をゆるされました。
これから少しづつお話ししていければと思っています。-
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from: モトパシアさん
2011年12月24日 15時04分16秒
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バトゥ ラーウィの姿
写真はバトゥ・ラーウィの遠くからの姿です。バトゥ・ラーウィへの道は、とても長い道のりです。遠くからの景観もやはり素敵な様です。この山を最初に見たのは、
写真はバトゥ・ラーウィの遠くからの姿です。
バトゥ・ラーウィへの道は、とても長い道のりです。遠くからの景観もやはり素敵な様です。
この山を最初に見たのは、初めてバリオへ来た時でした。19人乗りのDHC-6 Twin Otterが、タマ・アブ山脈のうちの最後の山脈を越えろうとした時、すぐ横に見えたのです。あの最高峰のムルド山もです。
それも何度もです。飛行機が最後の山脈を越え、あたかもスキーで斜面をすべるようにバリオ高原盆地へ。そしてバリオの上を旋回するときにまた眺められたのです。
当時の私にとってのこの山達は、到底行く事の出来るはずのない魔の山でした。
時と共にオラン・ウルや獣だけの細道が、広い道になってきたのです。-
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潜酔士、
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2011年12月24日 14時26分27秒
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クラビット高原の気になる山
写真はバトゥ・ラーウィ(標高2,043m)です。以前にもお話しましたが、クラビット高原それ自体が標高1,000mを超える高くてとても広い高原です。そし
写真はバトゥ・ラーウィ(標高2,043m)です。
以前にもお話しましたが、クラビット高原それ自体が標高1,000mを超える高くてとても広い高原です。そして周りの山々は、普通の低い山々が連なる里山風景です。
しかし、よく考えてみますとどの山でも1,300mから1800mの、或いはそれ以上の高い山です。だけど、連山ですから高さをあまり感じさせないのです。サラワクで一番高い山のムルド山(標高2,423m)でさえも、そのような感じです。
けれど、このバトゥ・ラーウィ(標高2,043m)だけは、その高さを堂々と披露し、またその特徴的な景観を自慢げに見せびらかしている。この山を観たトレッカー達誰もが心躍らされる山です。
私もその一人です。石灰岩で出来た山だからやはり特異な植物が自生している地帯だろう!いつか頂上までとは行かなくても、中腹の高地森林を探索したい山です。-
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2011年12月23日 10時47分19秒
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プナン族のペット・一度餌を与えると!
写真は定住型プナン族のペットです。サイチョウの幼鳥です。幾つかプナン族を紹介しました。これからも機会があれば続けて行きたいと思います。しかし、他にも書
写真は定住型プナン族のペットです。サイチョウの幼鳥です。
幾つかプナン族を紹介しました。これからも機会があれば続けて行きたいと思います。しかし、他にも書きたいことが沢山ありますので、尻切れトンボにならない様にと自分に言い聞かせています。
ところで、プナン族に定住型と移動型があると言いました。そして移動型プナン族について話をさせて頂きました。定住型と何もかもが大きな違いがある移動型のプナン族の、その一端を今日は話させて頂きます。
移動型プナン族は、採取狩猟民族と言いました。野山での植物からの採取や生き物を狩猟することにより生活を営んでいます。
動物は?彼らにとって素晴らしい御馳走です。猿や鳥は大切な食物です。ところが、時々彼らの移動居住には、ペット?がいるのです。時に応じて食べるため?いいえ、違います。絶対に食べないのです。
時々サルを飼っているいるのを見ます。サル!私たちの感覚では絶対に食べないもの、食べれないものですね。そんな事を考えもしません。けれどプナン族にとって素晴らしいご馳走です。
それをペットにしている。絶対に食べないです!不思議ですね?さあ答えを言いましょう!
例の吹き筒の吹き矢でサルを捕らえますが、時々捕らえた親ザルに子ザルが抱かかえられている時があります。その子猿を生かしているのです。そして、そこには大事な法則と言うべき掟が暗黙の中に働いているのです。
彼らプナン族の人たちは、一度でもその動物に対して食べ物を与えると、それはもう美味しそうな食物ではなく、ペット?でもなく大事な家族の一員なんです。
大事な家族を食べません!だからジャングルのサルは食物!ですが、飼っているサルは家族!です。それの違いをわきまえているのです。
ですから、定住して家畜を養う生活は、移動型プナン族には考えられない!もしくは受け容れられないことなのです。
私たちの感覚で当てはめるのが正しいかどうか分かりませんが、自然からの恵みを施している十分な森がなくなる時、プナン族は、プナン族でなくなるのです。ボルネオの自然の恵みを一番認識しているプナン族の姿をまた紹介していきたいです。-
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from: モトパシアさん
2011年12月23日 10時33分23秒
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プナン族の狩猟
写真は定住型プナン族の老人です。プナン族は、始めにも紹介しましたが採取狩猟民族です。男達は、朝早くから狩猟に出かけます。方法は?「コラプット」と呼ばれ
写真は定住型プナン族の老人です。
プナン族は、始めにも紹介しましたが採取狩猟民族です。男達は、朝早くから狩猟に出かけます。方法は?「コラプット」と呼ばれる吹き矢を使います。この矢の先に毒が塗られていて、命中したらどんな動物でも死にます。
この吹き矢を吹く吹き筒を作るのには、とても大変です。
素材になる木は、「マングリース」や「ベリアン」と呼ばれる硬い材質のものです。直径は少なくとも1m以上で実際に必要なのは、木の中心部です。
素材は、木が大きければ大きいほど、硬ければ硬いほど良いとされています。
これを2週間もかけて中央に穴を開け、周囲を削いでいき、握り口の方が太く先端に行くほど細くなるように仕上げます。そしてヤスリがけをしますが「ウディムダン」と呼ばれる樹木の葉でします。
この葉の裏には硬くて小さいトゲが無数に付いていてちょうど紙ヤスリの代わりになります。
この筒に反りがある場合には、立ち木に数日間くくりつけ慎重に反りを直していきます。
最後には、この吹き筒の先端に「パロー」と呼ばれる菱形の小刀を付けます。吹き筒は長ければ長いほど、正確で威力が増しますが、それだけ肺活量と支える腕力が要ります。だから、女性や子供は、全長1m未満を使います。
吹き矢の先に塗る毒は、「タジャム」と呼ばれていて、ツル性植物のイポーの樹液から作られます。このイポーの幹の部分を削って細かく砕いて出て来た白い液を煮詰めて黒いタール状になると出来上がりです。
イポーの樹液は、アンチアリンと呼ばれる成分が含まれており、心臓の働きを麻痺させる効果があります。プナン族もこの毒に対する解毒方法を知らないので、もし誤って刺してしまったら、その部分を素早く切り落とすしかないのです。だから、どこのラミンでも子供の手の届かない高い所に置いています。
矢は、狙う獲物によって使い分けがされています。鳥やイタチなどを狙う時は、「タハッ」と呼ばれる一本の真っ直ぐな矢です。大きなものは、「ブラッ」と呼ばれる矢で、刺さった後簡単に抜けないように先端に引掛り鍵が付けられています。矢の後ろには「プノ」と呼ばれる植物が吹き筒の太さに合せて風圧受けとして付けられています。
この矢の先端部分に意図的5ミリおきに小刀で切り込みを入れています。なぜなら、矢が命中した動物が逃げる時、矢が折れやすくするためです。毒の塗られた矢の先が獲物の身体に確実に残すためです。
プナンの男達は、吹き矢を二、三十本、竹筒に入れて腰にぶら下げて狩に行きます。狩は大変な体力と集中力を要します。一番重要な事は、自分の姿を相手に悟られないように見つけて近づく事です。狩ができるか出来ないかの術です。
プナン族は、獲物が出没している場所をよく知っています。この場所にさしかかると足音を立てずに辺りを窺がいながらゆっくり歩きます。狩の達人が「目で見ようと思うとだめです。風の音、木が揺れる音を聞くことが大事です。耳をすませば獲物の方から、私はここにいますよと教えてくれます。」と語りました。-
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from: shimaさん
2011年12月31日 19時50分58秒
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「Re:Re:Re:クラビット族の国のバリオ5」モトパシア様、多くの島へ行かれているのですね。ゴロンタロはガルーダ航空の雑誌で初めて知りましたがダイビ