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from: クマドンさん
2014/12/10 05:55:46
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生き場所がないよ
認知症の家族を自宅で介護している人たちには頭が下がる思いがする。認知症とは、並大抵の忍耐ではなかなか対応できない病気だと感じている。病院に行ったら、や
認知症の家族を自宅で介護している人たちには頭が下がる思いがする。
認知症とは、並大抵の忍耐ではなかなか対応できない病気だと感じている。
病院に行ったら、やっぱり父は車いすにシートベルトだった。
眠っていた。声をかけても反応はなかった。
ケアマネージャーの女性に言われた。
「H病院では、認知症が進み、病状の悪化している人は、入院をお断りする」
とのことだった。
つまり、父は、生き場所を失ってしまったのだった。
可哀想なことだ。
その次の候補として、認知症専門のM病院に問い合わせてみると、
彼女は言ってくれた。
病院でも、父のことを厄介に思っていることはよく分かる。
たまたま腎不全での入院だったからここ居るが、
本来ならば一般病棟に居る患者ではないからだ。
看護士さんたちには、実務以外の重い苦労を強いることになっている。
それは、空気で分かる。
父は、怒鳴るし、ほんの少し尿意を感じると、すぐに看護士さんたちを呼ぶ。
「おーい、ねぇさん。ねぇさーん」
そして、すぐに対応してもらえないと、自分で車いすの下に足を付き、
両手を手すりにかけて立ち上がろうとする。
それが24時間いつもだった。
しかし、父は何も分からない。
昨日、父は、私が誰だかも分からない様子だった。
食事も二口三口お粥と魚のかけらを食べて終わりだった。
点滴をしていないから、父のいのちの維持は口からの食事だけなのに・・・・。
それ以上スプーンで食べさせようとすると、強く拒否をする。
中年男が背広とネクタイ姿で、認知症の父の食事の介護だった。
私は、心穏やかに、怒らないことを自分で決めた。
感情をコントロールしながら、父と接したいためだ。
我儘のし放題。傍若無人な振る舞い。人の心を傷つける数々の言動・暴言。
さて、そうされたままにこにこと耐えていられるのも、
実は、この限られた時間だからだ。
もし、これが24時間、毎日続いたとしたら、
例えそれが父であろうとも、どうなるかは私自身分からない。
そんな危険と脆さとを父を介護しながら感じている。
自宅で認知症の家族を介護している人たちの苦労とは、
それはそれは並大抵ではない人間修業なのだと思う。
看護士さんは、慈愛の心で、確かに父には優しく接してくれている。
ただただ頭が下がり、感謝しか言葉はなかった。
しかし、それは父が他人だからできることだった。
もし、自分の家族だったら、もし、自宅での介護だったら、
いったいどうなのだろうと、辛いものを感じてしまう。
私がこうして生活できるのは、父が病院の車いすで眠ってくれているからだった。
その父を、少ない人手の中で、親身になって看護してくれる看護士の人が、
いてくれるから、今は平静な気持ちで生活できるのだ。
次の父の生き場所が、一日も早く見つかってほしいものだ。
from: wakaさん
2014/12/29 12:36:51
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一緒の時間を大切に・・・
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