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from: クマさんさん
2005/03/15 21:14:09
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大人の男の不在な時代
放っておいては育たない。
N新聞に電話相談員の安達さんの記事が掲載されていました。
これがなかなか考えさせられる記事でした。
高度成長期までは、少年が大人になる過程までに、
見本となる大人が、家庭だけでなく、学校や地域にもいた。
「そんな大人の男に、今出会えなくなっている」というのです。
社会から大人の男がいなくなった時代、いったい誰が大人なのでしょうか。
もう一つ考えてしましました。大人っていったいどんな姿をしているのかと・・・。
少年は大人になる過程で、大人の男のモデルと出会っていないために、
大人になることの不安と戸惑いがあり、
そこから昨今問題となっている少年による殺傷事件が起きているのではないかというのです。
内面的な問題をうまく処理できない少年たたち。そこでは「家庭での父親の不在」が大きくかかわっていると安達さんは言っています。
「家庭は母親だけになった。権威が崩れたのにかかわらず、替わる権威を持ち得ない」
それでは、父親がリストラや残業の減少で家にいる時間が多くなったから。
父親の存在感は生まれたかというと、そうではないのです。
「家に居たとしても、幼稚さとつまらなさが男達に目立つ」と、切り捨てられています。
安達さんは続けて発言しています。
「男親は、生活者としての芸を見せて欲しいと」と・・・。
子供たちが頼りになる大人の生活者しての男親に出会える場所に、家庭をして欲しい」と・・・。
なかなか身につまされる記事だとは思いませんか。
頑固親父がいなくなり、不良親父がいなくなったとき、
ふっと子供は生きる意味を見失い、どこか閉塞感と諦めとを感じてしまうのかもしれませんね。
カウンセラーの書いた本は一様に言います。
思春期の子供を頭ごなしに怒鳴ってはいけない。
共感的に理解して、自分で考えさせるようにしむけなければいけない。
自立させるためには、親のほうがじっと見守る忍耐が必要。
私が若かった頃、憧れた人は、高倉健であり、原田芳雄であった。
どこか一途で、一徹で、それでいてどこにも居ない味のある大人。
そういえば、TBSのあるドラマで、カウンターで酒を黙って飲んでいる、
藤達也という俳優の存在感にも憧れたなぁ・・・。
そして、全部が決して優等生ではなかった事が共通していると改めて思った。
大人の男って、今どこで生き、酒を飲んでいるのだろう・・・。-
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