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from: クマさんさん
2005/03/20 21:17:52
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地域社会は、親父の力を求めている
NHKの番組で、「ご近所の底力」という番組がある。
これがなかなか面白くて、ためになる番組だった。
コンパクトシティーという考え方がある。
それは顔の見える、お互いが知り合えるエリアでのコミュニティー作りである。
私たちは、けっして一人では生きてはいけない存在だ。
ところが、現実の地域社会では一人暮らしの老人が、
自宅に引きこもり、地域の人たちとのかかわりを絶っていることも多くあるのだ。
私が参加している「地域楽」の仲間で話題になっているのは、
こうした引きこもりの高齢者をどのように社会とのかかわりをもたせ、
生き甲斐の再発見をさせるかというだった。
私たちは、地域に暮らすお年寄りの存在を忘れていたのかもしれないと、
私はその話を聞いて、改めて私の町内に住むお年寄りのことを思い出した。
隣に住む84歳のおばあちゃんは、一人暮らしである。
おじいちゃんは、先日救急車で病院に運ばれて入院したばかりである。
同居していた若手夫婦は、年寄りの知らぬ間に家を建てて、勝手に引っ越して行ってしまった。
可愛そうな話である。
一人残されたおばあちゃんは、哀れであり、孤独であった。
先日、私の家にひょっこりと遊びに来たという。
家の母が久しぶりだねと、我が家に寄ってもらったら、
何もいらないから話だけさせてと、長居したそうである。
その数日後、炊き立ての赤飯をわざわざもってきて下さった。
ディケアーセンターにお世話になるほど弱ってはいないが、
心はとても弱っているのだと思う。
いずれ私たちも行く道なのだ。
さて、「ご近所の底力」で紹介されていた事例の中で、
こうした一人暮らしのお年寄りとコミュニケーションをとるための
素晴らしい妙案が紹介されていた。
それは、お年寄りが、自分と気の合いそうなご近所の方を選び、
介護員・・・話し相手、お手伝いさんとして自宅に来てもらうのである。
そのコーディネートを福祉関係のセクションが行うのである。
1時間800円だったかなぁ・・・。そのお金を支払って、
身の回りのお世話のお手伝いをしてもらうのだった。
私は、これが潜在する地域社会のビジネス・ニーズの一つだと思った。
地域は私たちの終の棲家なのである。
そこで安心して老いを迎えるためには、
迎えるだけのシステムを地域社会が持つ必要があると思っている。
介護保険で保障される部分では、心のケアまではままならないようである。
地域社会において、かかわりを通して安心して老いていける環境作り、
これが親父達の役割の一つではないかと、私は思っている。-
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