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from: クマさんさん
2005/04/15 21:41:48
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侍の本懐
みごとに三日間飲み続けた。
火曜日は新人のための歓迎会を鳥屋野潟湖畔で行った。
水曜日は、ちょっこっとのつもりで寄った山小屋に、
我が高校の二名の先輩。
15分で帰る予定が、先輩2人に取り囲まれ、
どんどん注がれてしまい。罠にはまってしまう。
山小屋にはピンクの電話がある。
これがこんな夜には鳴るのである。
予定外の飲み会には、必ず我が妻からチェックの電話がかかってくる。
私の帰りを待ち、夕飯を食べないせいだった。
私は先輩たちの足止めを振り切り、帰ると、
途中で妻が来るまで迎えに来てくれた。
鰯の刺身を夕飯に用意してくれていたのだった。
それを私に食べさせたいばかりに・・・。ありがたい話である。
そして、昨夜はいよいよ24日に迫った「栗ノ木川さくら祭り」実行委員会であった。
これぞ地域発の地域のためのお祭りである。
東地区公民館で最後の打ち合わせがあった。
3000名以上が集まるイベントを、私たちは手弁当でやっている。
栗ノ木川という都市型河川の再生を目指して、
地域の人たちにこの忘れられた川である栗ノ木川に集ってもらい、
この川と沼垂という町の未来を考えてもらいたい。
そんな願いと想いとをもった侍たちが集まって、
この実行委員会はできあがった。
幻のそして伝説のPTA会長のTさん。今年度の祭りの実行委員長である。
通船川と栗ノ木川の再生だけでなく、地域の環境問題にかかわり、各小学校をネットワークで結んだHさん。今年で72才だそうだ。
沼垂木遣りを復活させ、後進のための太鼓の指導に情熱を燃やしている自称祭り馬鹿のUさん。ミルクマンを生業としている。
その他には、地域の自治会の青年団の代表に、自治会の連合会長。
若手の商店主が作っているグループの代表や、イベントの専門家。
多種多彩とはこのような集まりのことを言うのであろうか。
年に一回。この桜まつりのためにこうして侍たちが集まってくるのだ。
私は黒澤明監督の名画「七人の侍」こそ、現代における地域コミュニティー作りのお手本と信じている。
村や町を守るために侍を貧しい農民が雇うという発想の転換。
その発想の転換ができたからこそ、あの村は守られたのであり、
侍達は本懐を遂げる事ができたのである。
私はこの映画を町づくりの教科書と崇拝しているのだが、みなさんはどうだろうか。
さて、そんな侍が現在20名以上集まってくることになっている。
それは一本の川の再生のためだけでなく、
一人一人の侍たちが寂しくなった沼垂の町のために何かやりたいという熱い想いをもっているからであった。
農民達をユーモアをもって指導したあの菊千代のように、
町が好きで、人が好きで、故郷が好きだからこそ、
手弁当で集まって来る侍でもあった。
決戦の日は4月24日(日)10:00〜15:00まで。
会場は新潟市沼垂 栗ノ木川緑地公園
当日は映画とは違って、ピー感の晴れにしてほしい。
それが本懐を遂げようとする侍たちの願いなのだ。-
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