その間のお母さんたちの動きが素晴らしかった。
親父たちが子供たちと遊んでいる間に、
次なるカレー作りの段取りは、どんどん進められていた。
まず、遅れて参加した親子たちの受付作業である。

次に、カレー作りに必要な用具の準備が進められていた。
かき氷と八色スイカのおやつが出され、
いよいよカレー作りの設定になったときから、
お母さんたちがどんどん自主的に活動し始めた。
野菜を子供たちに切らせ、
大鍋を用意して、肉をいためて、野菜を煮出した。
カレールーが足りなくなれば、
即座に買出しに出かけ、
サラダ作りには子供たちのお手伝いを活かして、
おいしいサラダを準備した。

その間、親父たちはバディーを組んで坂を下ったのは言うまでもなかった。
フランクの炭を燃やし、
セッティングしながら、
担当者がどんどん代わって行くことに気付いた人はいただろうか。
そして、次第にお父さんたちの顔が赤くなり、
気分が良くなり、饒舌になっていくのだった。