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from: クマさんさん
2006/08/12 09:24:01
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親父の帰郷
お泊り会の夜の話を聞いた。
なかなか頑張った親父がいたことは頼もしかった。
残念ながら泊まった親子は少なかったようだが、
これも夏休みの思い出なったはずである。
思い出作り。まともにしてこなかった親父として反省している。
時間はけっして戻らないのだ。
「お父さん、遊んで」と言われているうちが親父の最盛期なのである。
奮闘努力し、どれだけ一緒の時間を作られるか。
遠出はしなかったが、大山台で野球やサッカーであそんだものだ。
中三の息子から反発され、時には無視され、時には怒鳴られ、
こっちも負けずとやり返すが、
いつからこんなになってしまったのだろうと悲しくなってしまう。
あれだけ可愛がった息子なのに・・・。
てなわけで、「やろう会」が親父たちに提供できるのは、
一緒に遊び・体験できる場なのである。
さて、一人の仲間が東京から帰郷した。
昨年「やろう会」に参加し、突然10月に転勤命令が下ったTさんだった。
彼との出会いは不思議なものであった。
町内会の補導部員に彼を頼んだのがきっかけだった。
「いいですよ」快く?補導部員を引き受けてくれた。
もう一人の親父Oさんと二人、
若い男の参加でわが大山町内も活気付いたものだった。
連合の運動会・お祭りと地域の行事に役員として参加するうちに、
彼の中で何かが目覚めたはずだった。
会社と家庭だけの生活。
仕事と関係の無い地域の先輩たちとの出会いは、
そんな生活の中で生き方を模索していた彼には、新鮮な驚きだったのだ。
「やろう会」の地引網に参加して、
とにかくすさまじいパワーで酔っ払っていた。
思うところあり。人には語れぬものもあり。
しかし、親父たちと馬鹿をやっているうちに、
そんな自分を思いっ切り発散していた自分を発見した。
親父たちの自己実現の場が「やろう会」でもあったのだ。
自分の住む町に居場所ができた。
そして、何でも馬鹿になって語れる仲間が出来た。
地域の行事にも参加して、若造として期待されていた。
そんな矢先の転勤命令だった。
みんなも驚き、寂しいものを感じてしまった。
しかし、救いはあるのである。
なぜならば、彼は家族と共に必ず帰ってくるはずであるからだ。
ここへ帰る。
帰る場所がある。
それが私たちにとっては何よりの癒しではないだろうか。
昨夜、一時帰郷したTさんを囲んでささやかだが大いに盛大な宴があった。
Tさん、帰る場所はやっぱりここですよ。
懐かしい写真を1枚-
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