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from: クマさんさん
2006/11/05 17:29:00
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遅くはないはずだ
東京には一泊二日での旅立った。
伯父さんをこうして見送ることができたことを感謝している。
三人の息子たち、その子供たちと孫たちと、
東京の親戚だけで30名以上の賑やかさだった。
84歳の叔母さんが寂しそうであったことが心に残っている。
人はいつか愛する人と別れねばならぬのである。
その無常は全ての人には平等であった。
私が30年前に東京を訪れたとき、
幼かった女の子が、今は二児の母として立派に家庭を守っているのである。
私が49歳だと知ると、彼女のほうが驚いていた。
いつの間にか、お互いに年をとっていたんだよ。
孫たちはとても叔母さんに優しく接し、
とにかく言葉をかけて大切にしていた。
温かいなあ。そんな関係がお互いには感じられた。
それは、「ばぁちゃん」がとてもこの子達を可愛がって育てからだ。
両親は八百屋で忙しく、店の手伝いをしながら、
幼いこの子達を可愛がり、時には叱ったのが「ばあちゃん」だった。
かかわりの深さが、その関係を育てる。
言葉をかけ、手をかけ、目をかけ、心配し、時には叱り、時には慰め涙する。
そんなかかわりをしてもらったばあちゃんだからこそ、
この孫たちは老いたばあちゃんを大切にするのだと思った。
それは、おじいちゃんも同じだった。
頭をなでられ、抱っこされ、おんぶされ・・・。
そんな大きな温かい背中がこの子達にとってはじいちゃんの思い出だった。
子供が小さなときにどれだけ、こうした温かい思い出を与えてあげられるか・・・。
私自身長男・次男に対しては自信がなかった。
教えることよりも、受け入れることではないだろうか?
諭すことよりも、抱きしめることではないだろうか?
涙で送られるじいちゃんの姿を見ていて、
そんなことを教えられた。
今からでも遅くはないだろうか?-
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