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from: クマさんさん
2006/11/28 21:53:03
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弱さの中の強さ
親父たちだった疲れているし、弱っているんだ。
母親と違った悩みを親父たちは抱えている。
しかし、それを何処で語ればよいのであろうか。
男は弱音を吐かないものと教えられて育った。
だから、ぐっとこらえる親父であったが。
やっぱり男はつらいのである。
土曜日は一日中小須戸のグランドだった。
子供のサッカーの応援である。
昼は親父たちがテーブルを囲み、
いつの間にかハイキングのようになった。
昔話に花が咲いた。
昭和30年代の山ノ下の話である。
中学校の頃の部活の話である。
挙句の果てには、出身の保育園の話となった。
実に他愛ない話だが、
地域限定、ローカルであるからこそ共感できる話であった。
この話、職場では盛り上がらぬのである。
「子供を叱った日は、一日心が重くて仕事にならねて」
と語った親父がいた。
叱っているうちにこちらのテンションが上がってしまって、
つい手が出てしまったと反省している親父もいた。
「かわいくてかわいくてしかたねぇろも、言うこときかねんだよね」
と嘆いている親父がいた。
みんな私だった。
「分かる、分かる、その気持ち」
不思議と失敗談や反省話には、共感できるのである。
みんな親父になろうと努力していた。
自分の父親にされてきたことを反面教師にして、
あんな親父になるまいと奮起して孤軍奮闘していた。
しかし、よせばいいのに空回りをしてしまい、
またあらぬ対立を子供と生んでしまうのである。
情けないけれど、未熟ゆえに子育てに悩める親父たちにたくさん出会う。
でも、こうして本音で語り合える場があり、
そうだそうだと共感してくれる親父仲間がいてくれることは、
最高なのだと思っている。
サッカーがあり、「やろう会」があったればこそ出会えた親父たちだ。
それも、職場の仲間と違いローカル限定の仲間である。
これから地域で付き合おうと思えばいつまでも一緒に年をとれる仲間である。
この出会いを大切にしたい。
「人は弱いから強いのである」「弱さの中に本当の強さがある」
その立場で親父たちとの付き合いをこれからも続けたいと願っている。-
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