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親父たちよ

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  • from: クマさんさん

    2006/12/14 22:13:34

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    あまのじゃく

    昨日は長男の三者面談だった。
    現実の数値を突きつけられて、
    はていかがしたものと困ったようである。
    本人はいたったやる気があったが、
    とにかく中学校の通知表の評価規準が実に不透明である。
    テストで頑張ったとしても、
    その通知表の数値で持ち点が限られ、
    選択肢も限られてきた。

    教師の狭い了見の中で子供の人生は左右されるのだな。
    その結果に対しての説明も無く、
    評価された基準によって、この時点で選別されるのである。

    生徒会で活躍した人。
    授業中はたくさん発言した人。
    ボランティア活動や、部活で優秀な成績を上げた人。
    提出物をきちんと出した人。
    教師の指導に従順に従った人。
    喧嘩や、仲間はずれはしなかった人。
    言われたことを言われた通りに黙々とやった人。
    この人たちは、学校の推薦を受け、良い成績をいただける。

    そうでなく、平凡で目立たない存在は、
    目立たないなりの評価を得て来るのである。
    学校や教師に反発を感じて、
    こんちきしょうと思ってすねて生きた連中はそれなりの評価。

    つくづく私は今の時代に中学生でなくてよかったなぁと思ってしまった。
    私は、中学校の教師が嫌いだった。
    とにかく、教師という存在に反発を感じ、
    あんな人間にはなりたくないと思っていた時期がある。
    反発するとは、従順になるとは正反対の行動をする。
    えこひいきする英語の教師には、本心から許せないものを感じた。
    出世ばかり考えているエリート教師を軽蔑さえした。

    中学時代、ただ一人の教師M先生だけは尊敬していた。
    海軍上がりの熱血漢。
    鉄建制裁は当たり前。
    歴史の授業中はパンパンと頭を平手で叩く音が響いた。
    授業が始まると、列を選び片っ端から質問をしていく。
    それは、前時で習った授業の内容だった。

    「分かりません」というと平手が飛んだ。
    「うっすらけ、忘れましただろうが」「パシーーん」
    その音が後ろからどんどん近づいてくる緊張感。
    「このざる頭が」「パシイーーン」である。
    この先生、本気で学問を教えることに人生を賭けていたなあと、今は思う。

    へんちょこりんな私の事を一番知ってくれて、可愛がってくれた先生だった。
    自分の本質を信じて愛してくれる先生との出会いは、確かに尊かった。
    私は先生と言うと、このM先生のはにかんだような笑顔を思い出す。

    残念ながら、長男は私と同じへんちょこりんな男なのだが、
    私と同じように中学校ではM先生とは出会えなかったらしい。
    学校に人間教師がいなくなったら、
    学校教育はお仕舞なのだ。
    いつまでも心に残る教師の出会い。
    それが何よりもの学校教育の糧ではないだろうか?

    長男は今、学校では理解されず、悩みの真っ只中にいる。
    尊敬されない親父としても、彼に何と言ってやればよいのか分からぬのである。

    しかし、右と言われたら左を選ぶあまのじゃくが、
    とにかく私そっくりになってきた。
    行く末が案じられる。

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