トライアスロンの続きは、フィッシングである。
次男がとにかく家族で出かけたがっていた。
「夏休みどこにも言っていないよう」
その一言が痛かった。
それではと、湯沢に出かけた。
今はインターネットのおかげで、宿探しも手間がかからなかった。

父と母を古津の田舎に連れて行ってから、とんぼ返りで帰り、
妻と次男と私とで湯沢に向かった。
長男はやはりついては来なかった。
一緒に行こうと言ってくれる次男の言葉はありがたいのだ。
目指すはフィッシングパークだった。
しかし、現実は厳しかった。
ブドウ虫というウジのような餌に彼は参ってしまったのだ。
夕方まで粘り、それなりの釣果はあったが、
最後に大物を釣った後、そこで炭火で虹鱒を焼いて食べた。

その後、腹が減ったので、すぐそばのビール園でのバーベキューであった。
家族三人の貸しきり状態であった。
ここいら辺から、私の食欲と酒飲みとにブレーキがかからなくなり、
ただ今３キロ増量中である。
代行で宿に向かい、屋上の展望風呂で疲れを癒した。
別世界にいること、これがなによりもの心の癒しとなっていた。
遊びのトライアスロン２日目は、
こうして釣りとバーベキューで終わろうとしていた。

つづく